鹿児島県内ではこの春、少子化に伴って5つの小学校が閉校となりました。錦江町の小学校では7日、閉校した近くの学校の児童を迎えて始業式が開かれました。

いつもより少し緊張した様子の子どもたち。先月閉校した錦江町の池田小学校の児童です。7日から10キロ余り離れた大根占小学校で学校生活を送ることになりました。

大根占小学校への転入生は、同じくこの春閉校した近隣の宿利原小学校も含め、あわせて12人です。7日は、転入した児童が1人ずつ自己紹介し、拍手で迎えられました。

(児童代表)「宿利原、池田小学校の皆さん、おはようございます。鬼ごっごやサバイバルごっこ、かくれんぼができます。ほかにも色々な遊び方ができるので、大根占小学校の人と遊んでくださいね」

大根占小学校の児童数はこの春、転入生と新1年生をあわせ、99人となりました。これまでよりも大きな小学校への転入に、子どもたちは…

(元池田小学校の児童)「大根占小学校の校歌が全然わからなかった」

(元宿利原小学校の児童)「みんなと仲良くしていける小学校生活を送りたい」

(錦江町教育委員会・鎌田広文教育長)「友達同士が初めてきょう(始業式の日)を迎えることにならないようにした。各学期に1回ずつ半日以上、交流学習を統合校で行った。だから顔見知りになっていると思う」

人口減少で進む学校の統廃合。子どもたちは新しい仲間とともに思い出をつくります。