2025-04-13

インターネット過去を掘り返すのとか荒らし好きな人(老人視点

最近は、ネット活動者問わず過去掘り返されて炎上するの見てると昔の「祭り」を思い出す。

当時の「2ちゃん」があって「祭り」というコンテンツエンタメとして浸透していた雰囲気に似ている。

”有能”ねらー芸能人有名人過去燃えそうなネタを見つけて、インターネット拡散してその人のブログ事務所スポンサーネタを流す。

そして、大勢の人たちがその人のブログなどに荒らしコメントを大量につけて嫌がらせをする…みたいな暇つぶしエンタメ

たぶん、ネタを探す人も荒らす人も「嫌がらせ」とは思っていなくて「報い」だとか「遊び」だとかでやっていそう…と思う。

から引退精神的にまいっても「こんなことでwwwww」「ねらー勝利!」とみんなわらっていた。

当時の自分自身荒らしネタ探しはしたこと無いものスレを覗いて笑ったり、まとめサイトで笑っていたのだから若かったとはいえ同罪だろう。

当時は「なんでそこまでして、ネタ探すんだろう」とは思っていたが、ひょんなことで少し気持ちがわかる?ようになったことがあった。

祭り」という遊びが飽きられ始めた頃、自身仕事内容が変わり内容の一部に「インターネットで調べ物をする」が多く関わるようになった。

語りたいこととかけ離れてしまうので省略するが、論文からTwitterなど幅広く調べる事になったのだがこれが楽しかった。(マスコミ系ではない)

なかなか情報が得られないことでも少し工夫して検索単語を変えたり、論文元の教授や筆者のTwitterを見つけて解決することもあった。

それが気持ちよかったのだ。見つけた時に快楽があったように思う。

少し難しそうな検索内容なほどやる気が出ていた。

ハッカーでもないのにパソコンタカタして「ビンゴ!」できたような達成感と万能感。

その気持ちよさを知ってしまった。

数年後、その職種から離れるのですがある時『意外とあの検索力ってすごかったのでは?試したい…』と思うことがありました。

しかTwitterで「私はどんな鍵垢の人でも通させて仲良くなれます、そこから情報を得るのが快感」みたいなひとのインタビューを見たときでした。

そのインタビュー記憶に残っているのは、鍵垢を通す技術等ではなく、「自分はすごい技術を持っているんだ!」と、言いたくなってしまう事だと感じたことでした。

そのインタビューを見てからもしかして自分もすごいのでは…」と気になり、どこまでできるか腕試しをしようと考えました。

Twitter初期から動かしていた友人に協力してもらい、その友人の個人情報がどこまで探れるのか試してしまいました。

結果を言うとかなりのところまで探れてしまいお互い焦りました。

問題は結果内容ではなく、その後の自分が「こんな腕を持ってるんだぞ!」と言いたくなることでした。

その友人の個人情報は言っていませんが「ネットで調べたら色々残るからまずいよ^^」みたいな気持ちの悪い匂わせとアピールは色んな人にしていたように思います

今思うと本当に気持ち悪いのですが…。「ここまで調べられちゃうぞ、僕は」みたいなことを細かく言っていたら確実にもっと明確に周りに嫌われていたでしょう。

仮定の話ですがそういうアピールで嫌われる、という事がもしあったら…「嫌われる」という事が自分の中でステータスとなり良くない方向へ昇華していったかもしれません。

少し話がそれましたが、「祭り」に話を戻します。

あの「2ちゃん」の世界では、すごい情報を見つけ出す人や凸をする人たちのことを「英雄視」する風潮がありました。

やはり「褒められる場」と「誇示できる場」というのは人を変えてしまうんでしょうか。

そういう人がいると「俺も」 「私も」と、やってみたくなるのでしょう。もっと難しいことに挑戦したいと思うのでしょう。

そういう新しい「有能な」人達が増えてくると盛り上がるのでしょう。

少しネタがなくなれば「あたらしくもっと刺激的な情報はないか」 「新しい英雄は出ないか」そういう流れになります

盛り上がれば盛り上がるほどスレの勢いは増し、まとめサイトでもアクセス数が稼げそうなものはいくつもまとめられていました。(ここで言うスレの勢いはage進行でずっと上の方にいたり、パートが何個も作られ色んな人の目に触れられる機会が多いことを指します)

いわゆる「無敵な人」も英雄や有能と呼ばれるのです。無謀な凸や殺害予告がその最たるものかもしれません。

悪質なデマなんかも流行りました。閉鎖的な「2ちゃん」においてデマを信じる人も多かった。「コピペだぞ、半年ROMってろks」なんて言ってくれる人はまだ優しかったのかもしれません。

うそうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」という言葉もあるくらいですからね。今だと少し違った意味に聞こえるような気がします。

そんな集まり人達が「無視すれば良い」って言っていたのだからすごい時代ですよね。

人を傷つけたいって悪意とそれを達成できた時の悦びはすごいんでしょうね、一回ハマったらやめられないのでしょう。

一部の人しか快感に思えないとは思うけど、そういう人が一定層居るとは思っています

きっと加勢するだけで楽しいのでしょう、荒らしの方とかは特に。きっと影響を受けやすいのは子どもだとは思いますが。

粗探しなんかよりもお手軽ですしね。

ただ、言うて有能なんかじゃないと思うんですよね。…たぶん。

調べ物(インターネット粗探し)なんてコツを掴めば…時間をかければ結構誰にでもできるんですよ。

みんなやらないだけ、そんな時間無駄から普通は虚しくなるから

自分普通じゃないからw」なんてステータスに思わないほうが良いよ。役に立たないステータスを持っているwってステータス気持ちよくならないほうが良い。本当にしょうもないから。でも、それにしかすがれないときはある…なんもないから。それだったら一時の快楽を選ぶ?

でも、本当になんもなくなるよ。破滅願望は苦しいぞ。

今でも同じように「5ちゃん」でも「祭り」はありますか?

自分が覗かなくなっただけで今もそういうエンタメが盛んだったりするのでしょうか。

5ちゃんで集めてXで拡散してとかってあるのかな?

昔よりリポストや閲覧数が公開されてるから数字の力でよりわかりやす気持ちよくなれるのでしょうか。

Xの話題になってることなんて世間からしたらまだ閉鎖的なんてこともあるけど、公式アカウントがあったり、企業謝罪するような話題があったりする時点でもう公に近いと思っています

もうアンダーグラウンドではない「祭りはいつ飽きるのかな。

老人の戯言を読んでくれてありがとう

快楽に溺れないでね、ってことが言いたかったんだ。流されるな。

こうやって大人になってからもこういう事を書くことで誇示しかできなくなっちゃ俯瞰してる自分に酔う偉そうな人になっちゃうよ。

  • なんか、むかし嘘松やりまくってバズってデビューしたけど、 いま普通に本が売れ始めたので過去を掘り起こされたくなくて必死な作家か漫画家の匂いがするな。 気のせいかもしれんが...

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