インドの首都圏首相にグプタ氏就任　国政与党、２７年ぶり復権

　【ニューデリー時事】インドのデリー首都圏議会選（５日投票、定数７０）を制した国政与党インド人民党（ＢＪＰ）は１９日、首都圏政府首相にレカ・グプタ議員（５０）を選出した。グプタ氏は２０日に就任宣誓を行った。ＢＪＰが同議会与党だったのは１９９８年が最後で、２７年ぶりの復権。国内でＢＪＰの影響力が一層強まることになる。

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　グプタ氏は今回初当選。学生時代に政治活動を始め、デリー市の行政に参画後は女性や子供の福祉に取り組んだ。首都圏政府トップに女性が就くのは４人目。宣誓式で「全ての公約を果たす」と語り、第１弾として女性向けの支援金が３月にも支払われると述べた。

　議会選でＢＪＰは過半数の４８議席を得た。３回連続勝利を狙った庶民党は２２議席。庶民党は幹部が汚職容疑で相次いで拘束された上に貧困層重視の政策が中間層の離反を招き、失速したとの見方がある。