第36回 天文学に関する技術シンポジウム

国立天文台 主催

はじめに

今年度の「第36回天文学に関する技術シンポジウム」は、国立天文台三鷹キャンパスにて開催いたします。

このシンポジウムでは、波長分野に拘わらず、装置開発、改良、その運用、成果の発表の場とするだけでなく、情報交換、交流の場として何かを得ていただくことを目指し企画してきました。従来同様、完成された装置、技術、成果だけではなく、日々の運用、進行中の計画、構想段階の発表も大歓迎で、これらに対しての意見、アドバイスなども積極的に交わしていただきたいと思っております。なお、今年度のシンポジウムでは、昨今の技術職員の職務の多様化に伴いまして、新たに「技術に関わるマネジメント」、「情報/ノウハウ共有/技術継承」、「安全衛生」といった重要なテーマについての発表について重点的に募集いたします。当該分野に関わる方には、情報交換/議論の場に、それ以外の方には相互理解の場として活用していただけたいと考えております。また、公共天文台、公開天文台の方々にも参加を呼びかけ、技術・開発的な仕事ばかりでなく、運営・運用などに関わる方々の、発表、参加も歓迎します。天文学とその技術分野の趨勢を知り、改めてこれからの仕事への関わりを考えてみる場として、活用して頂きたいと願っています。

今回の招待講演では、ノーベル賞級の発見である重力波検出における技術的な問題や運用についての講演や、今後10年程度の期間に天文学に大きく影響するであろう望遠鏡・観測装置について、紹介・説明していただく予定です。また、新たな試みといたしまして、技術マネジメントに関するセミナーを予定しております。是非この機会を逃さずご参加ください。

天文学に関わる技術等を担当している方々が対象ですが、他分野でも関連する技術に携わっておられる大学・研究機関や公共天文台、その他の機関の方も奮ってご参加下さい。

  • 主催:国立天文台

お問い合わせ

天文学に関する技術シンポジウム世話人会
野口本和(世話人代表)、中里剛、稲田素子、都築俊宏、藤井泰範
E-mail:gijyutsu-sympo2016@nao.ac.jp