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「弘前文学学校」四半世紀の活動に幕

今年度で閉校となる弘前文学学校の講師と受講生
今年度で閉校となる弘前文学学校の講師と受講生

 小説や詩、エッセーなど文章で表現したい人が講師のアドバイスを受けながら学びを深める「弘前文学学校」が今年度で閉校する。四半世紀に及ぶ活動では受講生が青森県内外の文学賞などで数多くの賞を射止めるなど活躍を見せている。「学校」としての活動は終えるが、今秋に最後の作品集「文学いちば」を発行。4月からは受講生らでつくる「弘前文学の会」が活動をスタートする予定で、さらなる飛躍が期待される。
 弘前文学学校は代表の渋谷江津子さんが函館市に住んでいた頃に学んだ「函館文学学校」での経験を基に、1999年に故郷弘前で開校。県内外で活躍する大学関係者や作家、詩人ら専門性の高い講師陣を招き、今年度(25期)は年間21回の講義や5回の合評会などを開催し、各期ごとに年間を通じて学び合っている。
 23日は弘前市内で「弘前文学学校」終了と「弘前文学の会」発足を祝う会が開かれ、歴代講師や受講生ら約30人が出席。渋谷代表は活動を振り返り、「25年間、私なりにやってきた達成感と皆さんと出会えたという収穫があった。私にも大きな成長があった」と活動に一区切り付ける思いを述べた。「文学は人間を書くものと学んだ」と語った渋谷代表は「ここで学んだことが皆さんの中で生かされることを願っている」とエールを送った。

記事詳細は本紙をご覧ください。

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2025年03月30日

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