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概要
「前節はいらねえな。舌の脂は、あいつとのピロートークにとっときな!」
狐の作家が綴る詩を龍の歌人が唄い、鬼の雷鳴三味線がビートを刻む。
鼓手の銃声がリズムを打ち鳴らし、演出家の武台が照らされた——。
今ここに、俺たちの大一番が開演する。
×
——俺はとても良からぬことを企んでいる、と言ったら少しウケた。嬉しかった。
大萌芽から三百年余り。緑に呑まれた終末の大地を、一人の妖狐の青年が書を記しながら旅をしていた。
名は蕾花。俺のことだ。
——最初の読者は、龍の女だった。彼女はお笑いを知らないらしい。俺は言った。
「君がウケるまで一発ギャグをする。これがお笑いの源泉だ」
『ドウモワタシミッコウシャデス』
だめだった。
『世界はまだ、終わってなぁああああああい!』
勢いでは押せないらしい。呆れている。
『俺は君だ』
はぁ? という顔をされ
鼓手の銃声がリズムを打ち鳴らし、演出家の武台が照らされた——。
今ここに、俺たちの大一番が開演する。
×
——俺はとても良からぬことを企んでいる、と言ったら少しウケた。嬉しかった。
大萌芽から三百年余り。緑に呑まれた終末の大地を、一人の妖狐の青年が書を記しながら旅をしていた。
名は蕾花。俺のことだ。
——最初の読者は、龍の女だった。彼女はお笑いを知らないらしい。俺は言った。
「君がウケるまで一発ギャグをする。これがお笑いの源泉だ」
『ドウモワタシミッコウシャデス』
だめだった。
『世界はまだ、終わってなぁああああああい!』
勢いでは押せないらしい。呆れている。
『俺は君だ』
はぁ? という顔をされ
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