服が好きなひともそうでないひともwitch watchを100倍楽しむためのモイちゃんfashion watch
ただひたすらとモイちゃんの服を見て解説していくエントリ
初めに謝っておく。俺は完全なニワカだ。
今月から始まったアニメ版のwitch watchを見て、まずニコ役の川口莉奈にやられた。
マジでよすぎる。
ああニコかわいい。
川口莉奈の演技すごい。
そしてニコまじポンコツ。
種崎敦美は大御所になりすぎ素直に好きと言えなくなってきていたのでこれからは川口莉奈を推す。
俺はまほよめの智世のころからの種崎敦美ファンなんだ、とか言いたくない(言っちゃったし、全然古参でもない)。
彼女をニコ役にキャスティングした人と、川口さんご本人にアンティークフレンチリネンのワンピースを贈りたい。
え?贈り物が独特だって?
それには理由があるのだよ。
きっかけは1話のエンディング。
エンディングっつーかあれ2話以降のオープニングなんだろうけども。
モリヒト、Saint Jamesのボーダーバスク着てるのよ。
あ、luminorかもしんないし、orcivalかもしんないけど。
あとでセントジェームズってわかんだけどさ。
ちょっと洋服好き以外の方に説明しておくと、ボーダーシャツにも種類がある。
首まわりが横方向に空いているものをボートネックといい、ボートネックにラッセル生地という独特ながさっとしたコットンの生地、そしてボーダー柄のカットソーをバスクシャツという。
無地のものもあるのでボーダーが必須というわけではないが。
フランスとスペインの境界あたりバスク地方で主に船乗りや漁師が着ていたとされる。のちにフランス海軍の制服にもなった。
そして、saint james(セントジェームズ)、luminor(ルミノア/ルミノール)、orcival(オーシバル/オーチバル)の3つが、バスクシャツの3大メーカーとされている。
この3つ、どれも左上腕のあたりにブランド名が入った小さなタグが縫い付けられている。
服好きはこれをみたら一瞬でこの3つのブランドが頭に思い浮かぶのだ。
左上腕のタグまで書き込んでたアニメとか漫画って今まであったかな。
この作者絶対服好きだろ。
こりゃ原作読むしかないのよ。
ってなるじゃん?
え?ならない?
普通にオープニング映像もめちゃめちゃいいしね。
負けインのOPもかなりよかったけどそれに匹敵する。
んで、1話見終わって。
秒で全巻買ったよね。
江口寿史とか窪之内栄策に通じるようなイラストレーションみのある線のきれいな絵柄もめっちゃ好き。
で、読むじゃん。
ガチじゃん。
モイちゃんさ、ボートネック着てるよね??
そんな細かいディテイルの書き込みする??
まあまあ落ち着け。
ここで服ガチ勢かどうかの判断は時期尚早というもの。
読み進めよう。
ガチじゃん。
モリヒトお前、saint jamesかluminorかorcivalじゃん。
orcivalは左裾に蜂みたいな紋章みたいなのついてるから前2者のうちのどっちかだな。
後々saint jamesだってわかるんだけどね(2回目)。
履いてるパンツもさ、なんかウォバッシュみたいに見えてくるのよ。
1900年代初頭にワークウエアとして使用された生地がウォバッシュ。
インディゴ一色に染められた生地にドットストライプ柄を抜染してつくる。戦前のレイルローダーのユニフォームとか要はワークパンツに使われてた生地なんだけど、1960年くらいで消えたといわれてる。
こいつは読み進めていくのが楽しみだぜ!!!
ガチじゃん。
確定じゃん。
作者の篠原健太さん、ガチだよこのひと。
この全身のコーディネート見たらすぐわかる。
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね、とかいうレベルでなくすぐわかる。
絶対ユーロ古着好きだろ。
なぜそう言い切れるか。
このコマでモイちゃんが着ているのはおそらくフレンチワーク独特のインクブルーのモールスキンジャケットであり、履いているスニーカーはジャーマントレーナーというスニーカーなのだ。
ここでまた解説しておこう。
ビンテージのフレンチのモールスキンジャケットは普通の服好きが選ぶアイテムではない。
モールスキンジャケットは着ているだけで、だいぶこじらせているのがわかってしまう、本当に好きな人だけが選ぶアイテムなのだ。
服に興味を持ち始めたばかりの人間が「これいいよね」となるような服では絶対にないのである。
それどころか、服好きを自称しているひとでもその存在を知らない人も多く、古着の世界にある程度足を踏み入れていないと触れることすらないものなのだ。
ここで勘違いしないでほしいのだが、決して貶しているのではない。
褒めている。
モグラの皮膚みたいな生地感だからモールスキン。
フレンチワークの代表。
よくインクブルーと称される紫がかったやや明るいブルーが特徴的。
有名なメーカーとしてはモンサンミシェル(LE MONT ST MICHEL)がある。
ブラックのモールスキンもなかなか味わい深い。
今後も唐突に解説が入るのでよろしく。
1950年代~1990年代、東ヨーロッパ(主にチェコ、スロバキア、ボスニア)には大規模な靴の製造工場が数多くあり、良質な軍用シューズを生産することで知られていました。ドイツ軍は兵士に配給するジャーマントレーナーを、ヨーロッパ各地の靴工場へ入札形式で製造の依頼をし、兵士は配給されたジャーマントレーナーをトレーニングシューズとして使用していました。ジャーマントレーナーは、スロバキア、ポーランド、ボスニア、ポルトガルなど、ヨーロッパ各地の靴工場で作られていたようですが、製造終了後すぐにすべての機材を廃棄していたので、直近のモデルしか残らず、過去に製造していたジャーマントレーナーの詳細は謎のままです。1994年、タナカユニバーサル社の創業者であり伝説のシューズデザイナーとしてすでに世界で活躍していた田中清司が、ジャーマントレーナーを製造し終えた靴工場で廃棄前の機材を発見し、それを基にジャーマントレーナーを作り始めました。
ジャーマントレーナーも、1足目に選ぶ靴では決してない。
服がだいぶ好きな、それも、それなりに酸いも甘いも通ってきた人間にしか選ばれない靴なのである。
つまり、モールスキンジャケットにジャーマントレーナーという組み合わせは見る人が見れば、それだけでそれはもう拗らせたチョイス、コーディネイトというわけだ。
100歩譲ってジャーマントレーナーだけならそこまで拗らせてるとも言えない。
ただしモールスキンジャケット、テメーはダメだ。
ジャーマンとモールスキンが組み合わさるとその破壊力は倍ではない。
2乗になってしまう。
オタクみが爆上がりするのである。
繰り返すが褒めている。
んで、俺は普通に物語を読み進めつつ、モイちゃんの格好にも注目しつつ、スクショを撮りためていったんだ。
普通に漫画としても面白すぎてついモイちゃんの格好を見忘れることも多々あった。
40代の漫画好きにもめちゃめちゃぶっ刺さると思う。
実在のアニメや界隈をネタにしまくるのは個人的に大好物。
銀魂の空知英秋のアシスタントをされていたんですね篠原先生。
で、6話なのよ。
早々にカミングアウトきた。
思った通り過ぎた。
篠原先生・・・・
あんた漫画で何やってんだよ!!!!
ビンテージフレンチワークの雄、Adolf Lafont(アドルフラフォン)。
少年誌でやるにはマニアックすぎる。
先のモールスキンジャケットの解説でも代表的なメーカーとして俺は敢えてモンサンミシェルしか挙げなかった。
だってまさかジャンプ連載作でアドルフ・ラフォンの名前を出してくるなんて思わないでしょ。
普通モンサンミシェルだよ。
さ、さあ、気を取り直して、さくさく、いくよ!!
でも多すぎてさくさくいかねンだわ。
ちなみに古着界隈では100年を過ぎたものをアンティーク、50-100年くらいのものをビンテージとざっくり定義することが多い。
次はグランパシャツかよ・・・・。
マジもんのガチじゃん・・・。
グランパは大きく分けると普通のカジュアルなやつとミリタリーものに分けられるけど、カジュアル物もミリタリーからの派生。
スウェーデン軍とかスイス軍のものが有名で、簡単に言えば丈の長いプルオーバーシャツになる。
プルオーバーというのはボタンが胸のあたりまでしかない、頭からかぶって着るシャツの種類の名称。
グランドファーザーシャツとかグランパシャツと呼ばれる。
近年のオーバーサイズ流行りとマッチして今着るのは全然ありだと思うが、実際に着るとモイちゃんのようにかっこよくならないのはなぜなんだぜ??
モイちゃんのこれスウェーデン軍のかなあ。
似たようなのはあるしな。
どんどんいくのよ。
ヘインズか?パックTなのか?
ここでも解説を加えると、無地の白Tというのは服好きの試金石、一種の篩となる。
白T専門店があるくらい、白Tは白Tでディープな世界なのだが、1周もしくは2-3周したのちにたどり着くと、なんかわかってる感を醸し出せるのがヘインズのパックTなのだ。
何の意匠もなくチープな工業製品であるパックT、こいつを無頓着を装い頭からかぶる。
そしてこう言ってやるのだ。
まだそんなブランドのTシャツなんか着てんの?俺はさ、あーもうこいつでいいや、って領域まで来ちゃってるんだよね、と。
あ、ケイゴじゃん。
いわばどうのつるぎでのゾーマ殺しなのである。
エクスカリバーで神を打ち破ってもそれはただの力業。
こじらせた服好きはユニクロでギャルソンを倒すのだ。
ストライプの多分バンドカラーのロングシャツ。
下はジーンズかな。
サンダルはわかんないのよ。
実はニコもかわいい、たぶんリネンのワンピース着てるんだよねいつも。
6話でフランスのおばあちゃんのおさがりっていってたし。
マルチストライプっぽい。
これも多分バンドカラーロングシャツ。
若干袖が長めの半袖のセントジェームズと言えばピリアックかな。
モイちゃん、ちょいちょい着てるのよ。
半袖には一応ウエッソンとピリアックがあって生地の薄さが違うんだけど、さすがに生地の厚みまで読み取れねえ。
お・・・ロング丈で襟がラペルみたいになってる。
多分パジャマシャツじゃないかな。
ちょっと裾のディテイルが違うんだよな。
パジャマシャツと言えばカートですね。
ヘンリーネックですね。
ボタンのディテイルがわかりませんが、バランス的に2ツボタンで長めの開き、モイちゃんの好みからするとミリタリーっぽい。
ただユーロ系のヘンリーはもう少しボタンが小さくてカーキものが多いのでUSかもしれない。
捲ってるから袖口の仕様も見れないしな。
無地のセントジェームズですね。渋い。俺も大好き。
ウエッソンかピリアック。
ピリアックの生地は薄いので正確にはバスクシャツとは言わないのだろうが、とても着やすいので正直ウェッソンより俺はピリアックのほうが好き。
特に半そでは。
しかしモイちゃんファッション原理主義者っぽいからウェッソンかもしれない。
はいここで50話です。
ねえマジで篠原先生ジャンプで何やってんだよ
「セカンドウォッシュを行うと言ってるんだ!」じゃないのよ。
ジーンズ入門編としてなかなかよいのでみなさん課金して読んでください。
この50話、Tシャツはカンニコチャンネルの公式(?)Tシャツで草。
今後もちょいちょい着てくる。
ここでも一言解説。
ジーンズのオリジネイターは言わずと知れたリーバイスである。
ジーンズが誕生してから150年余り、リーバイスはこの150年間でさまざまなジーンズを生産してきた。その代表が501と呼ばれるジーンズである。
なかでも1890年頃から1960年ころまでに生産された501はビンテージと呼ばれすべてのジーンズメーカーのお手本となっている。
LVCというのは現在のリーバイスの中のLevi's Vitage Clothingというラインで、そもそもジーンズのオリジネイターであるリーバイスが自らのビンテージを復刻しているラインだ。
そして1947年というのは厳しい第二次世界大戦を終え、物資の使用制限が解除され、それまで様々に試行錯誤されたジーンズのディテイルが現在の形になった、いわばジーンズが完成し最終形態となった年なのだ。
1947年モデルというのはそういう意味合いがあるのである。
どこが一言だ。
マイクロチェックっぽいグランパシャツ。
パンツのスクリーントーン(なのかデジタル処理なのか)がデニムと同じ感じなのでジーンズかな。
セントジェームズに・・・・ショートスカーフだと・・・?
小粋・・・小粋なのよ・・・・!!
こんな高校生いてたまるか。
ストライプ、バンドカラーのプルオーバーロングシャツ。
グランパシャツは本当にモイちゃんの定番ですね。
なんか俺も着たくなってきたのよ。
バンドカラーのロングシャツで右胸にワークっぽいフラップ付きのポケットがある。
あんまりこういう個体見たことないなあ。
長袖のセントジェームズ。
ウェッソンかモーレかな。
モーレはピリアックの長袖版です。
繰り返すがウェッソンより生地が薄い。
ラペルで胸ポケしかないジャケットって俺これくらいしか知らない。
デニムの書き込みがえぐい。
好きな人じゃないと絶対かけないやつ。
でもデニムだけじゃない。
どの服もそうやって愛をもって描かれてる。
久しぶりのモールスキンジャケット。
覚えましたね?
アドルフ・ラフォンです。
中に着てるのは首の開きからバスクシャツ。
最初に勉強したようにセントジェームズかluminorかorcival。
胸元と肩口が無地なのでセントジェームズならナヴァルという商品名、ルミノアは製品に固有の名称がないのかなパネルボーダーシャツ、OrcivalならRachelという商品名です。
2枚目のほう、無地になってますが多分書き忘れです。
まず目に入るのが軍パン、いわゆるカーゴパンツですね。
いつか絶対来ると思ってたM-47。
1947年から1950年代にかけてフランスで生産されていた軍もののパンツで通称M-47。
縫製の良さなどからミリタリーの最高傑作ともいわれ、サンプリングするメーカーは数知れず。
微妙にテーパーしてるようにみえるのでM-47の後期モデルかな。
前期はもっと腿と裾の幅の差が少ない太めのズドンとしたシルエットが特徴。
M-47といえばAutomaticの宇多田ヒカルですね。
そしてsaint jamesのnavalかと思いきや!
左裾に小さな何かがついているのがわかるだろうか。
Orcivalです。
ということは79話のバスクはセントジェームズではなく多分Orcivalだな。
このトップスがちょっとわかんなかった。
スモック系のシャツだよね。
ぱっと見はフィッシャーマンスモックかなと思ったんだけど。
右裾にポケットもある。
わかる人いたら教えてください。
スニーカーはジャーマントレーナー。
セントジェームズ+デニム。
セントジェームズ+M-47。
モールスキンジャケット+インナーわかんない+デニム+ジャーマントレーナー。
これまであまりクルーネックのインナーが出てきてないので特定不可。
ちょっとモックネックにも見えるな。
セントジェームズ率高い。
久々のグランパシャツと思いきや丈があまり長くない。
バンドカラーに少し持ち出し(チンストラップ)がついてるようにも見える。
チロリアンシャツかな。
オーストリアとか山岳地方の民族的なシャツ。
刺繍が特徴だけど割とシンプルなのもある。
スニーカーはいつものジャーマントレーナー。
Orcivalですね。
左裾に注目。
はい来ました洋服回 106話
モイちゃん・・・
癖ェ・・・
ていうか篠原先生あんた何やってんだよ。
癖が、癖がダダ洩れすぎなのよ。
左裾が隠れているが、これまでの調査でオーシバルの可能性が極めて高い。
同じ色デザインで違うメーカー2枚持ちはお金のない高校生モイちゃんには厳しいはず。
スニーカーはジャーマントレーナー。
モイちゃんジャーマントレーナーで1点突破してるな。
そうそう、意外とモイちゃん持ってる服の数は多くなさそうで、そのあたりも高校生らしさ、というかリアル感あって篠原先生ヤバい。
ひさびさのスウェーデン軍ロングプルオーバー(推定)。
モールスキンジャケット+インナーはネックの開きからセントジェームズっぽい。
トートはビーントートだろうか。
これは見た瞬間わかるね。
フランス軍のスモックパーカーだ。
山岳部隊用として使われていた。
山岳地で戦闘を行う空挺部隊にも支給されてたらしい。
アルパインパーカとかアルパインスモックパーカともいう。
モイちゃんが着てるとかっこいんだけどなあ。
けっこう縦のラインが強くて俺は着てもあんまり様にならなかった。
これ50話のリーバイス1947年モデルだろ多分。
スニーカーはモイちゃんの大事なジャーマントレーナー。
上はいつものセントジェームズ。
ちゃんと左腕にタグが付いてる。
それから、おー、ベイカーパンツみたいなの履いてる。
これは初出だな。
ベイカーパンツは1940年ころにつくられ始めたといわれている。
パン職人が履いていたパンツが語源らしい。
バックポケットのフラップとパッチポケットの前ポケが特徴。
前のビューがあったら確実に判別できたんだけど。
両胸にフラップ付きのポケット、深めのスリットがはいったグランパシャツ。これは特徴があるからM-35だってすぐわかる。
これは古着じゃなくてナイジェルの。
Vネックの長袖+デニム。
Vネックはここが初出のはず。
さすがにわからん。
デニムとジャーマンはいつもの。
柄物のニットが出てきた。
ヘリンボーン柄っぽいな。
ぱっと思い浮かんだのがラルフの古着なんだよな。
モールスキンジャケット+ハイネックのインナー。
パンツはわかんない。
お、スエットだ。
Vガゼットがある。
後ろがわからないのと、さすがにこれが古着か今のかはわからん。
またハイネック気味の何かを着てる。
なんとなく裾はリブっぽくね?
147話でモールスキンジャケットの中に着てたやつっぽくね?
何の変哲もないパーカ。
フーディって言うな。
ヘリンボーン編みなのか柄なのか、のニット。
もういいね。セントジェームズなのよ。
モールスキンジャケット+セントジェームズ+ジャーマントレーナー。
セントジェームズ+デニム
133話でも着てたグランパシャツ、M-35。
え?チャンピオンのスエット?
急に?
しかもネックとリブカラーのやつ。
90年代が懐かしいのよ!!
ストライプのプルオーバーシャツ。
モイちゃんかぶりのシャツしか着ないんだな。
ちょっとネックが広いモックネックかな。
ボートネックにしては少し狭い?
グランパシャツ+ちょっと丈短めパンツ+ジャーマントレーナー。
もう明日にでも俺グランパシャツ買ってこようかな。
ずっと見てたら欲しくなってきた。
安定の組み合わせ。
セントジェームズ+デニム。
167話の表紙にはインディゴ染めみたいなストライプのバンドカラーグランパシャツにM-47+ジャーマントレーナーという素敵なモイちゃんが描かれているのですがネタバレを含む構図だったので割愛しました。
はいここでセントジェームスであることが確定するわけですね。
グランパグランパ。
セントジェームス。
グランパシャツ+デニム+ジャーマントレーナー。
お待ちかね洋服回 171話
133話で出てきたシャツ、やっぱりM35で正解。
114話のパーカーもアルパインスモックでしたね。
さすが俺。
グランパシャツ+ベルギー軍のパンツ+ジャーマントレーナー。
この171話の中でモイちゃんが履いてるパンツがベルギー軍のものだ、というシーンがある。
1960年代のイギリス軍のパンツが元祖と言われている。
P1960とかフィールドパンツ、フィールドコンバットパンツなどと呼ばれることもある。
裾にアジャスターがないので、同じ軍パンではあるものの先のM-47とはこの点で鑑別ができる。
このシャツ初出。171話はガチの洋服回なので、くわしくはぜひ課金して読んでください。
ここでやっとわかった。
ずっともやもやしていた既視感。
こち亀なのよ。
両さんが中川たちに丁寧に界隈の知識を教えてあげるが如く、モイちゃんもカンシたちに知識をシェアする。
読者も置いてけぼりになることなくその分野のディープな一端を垣間見ることができる優しい世界。
秋本先生リスペクトだね。
セントジェームス+M-47。
M-35。
セントジェームス。
やっぱりベイカーパンツだったのよ。
上は半袖のセントジェームス。
袖がリブになってる黒の長袖カットソー。
前にちょっと同じの着てた回あったな。
パンツはリーバイス1947モデル。
モールスキンジャケット+黒のインナー
黒のカットソー+デニム+ジャーマン。
まとめ
モイちゃんたちは高校生なので、学生服の回も多い。
学生服やジャージなど、学校で着ているものを除いて、拾えるほぼすべての私服を取り上げた。
ざっくりまとめると、
【トップス】
バスクシャツ、グランパシャツ、モールスキンジャケット、アルパインスモック、M-35
【パンツ】
デニム(リーバイス1947年モデル)、M-47、ベイカーパンツ
【スニーカー】
ジャーマントレーナー
がモイちゃんの基本ラインのようだ。
50話、106話、171話はガチの洋服回なので課金して読んでほしい。
これからもモイちゃんの私服は追っていくので、随時更新するか新たなエントリーを立ち上げたり、カンシ、ケイゴ、ニコのそれぞれを取り上げてもいいかもしれない。
でもなあ女子の古着、ビンテージは全然詳しくないんだよな。
ここまで見てきてわかっていただけたと思うが篠原健太先生はけっこうガチめのユーロ古着好きかつめちゃくちゃ絵がうまい漫画家だということがよく分かったと思う。
俺もそれなりに服が好きなのもあるが、パッと見てモイちゃんが着ている服がなんなのかがほぼすぐ分かるくらいに現物に忠実に描かれている。
それを成しえるのは愛しかない。
俺にはわかる。
Witch Watchで描かれる服には愛が込められている。
ひとつひとつのアイテムを描くことは愛がなくてもできる。
しかし、それらの組み合わせを間違えてしまうと決してユーロビンテージという「世界観」を出すことはできない。
世界観まで他者と共有できるのはその世界を愛しているものだけなのだ。
俺は本当の漫画好きからすると多分とても中途半端だし、服のガチオタと言えるほどではない。
しかしこの2つの世界を繋げる人間は多分そんなに多くない。
いや、いるとは思うがそこに橋をかけようと文章なりを起こそうとする人間となるとかなり少ないだろう。
中途半端ながらも2つの世界を愛する者としてこれは俺が篠原先生の愛の深さをきちんと伝えなければという謎の使命感に駆られてしまった。
相当な分量になって読みづらいところもあったと思う。
ここまで俺を衝き動かしたのは、服の描き込みがすごいから、ではない。
やはりその作品そのものがとてつもなく面白いからだ。
これを伝えるための手段として服を使っただけに過ぎない。
好きな分野だから、というのもあるかもしれないが篠原先生はこういうディテイルを大事にする作家なのだと思う。
だから、というのはこじつけかもしれないが、物語の進め方にも不自然なところはないし、キャラ設定やキャラ同士の相関関係にも破綻がない。
作品全体に通底する細やかさが見える。
オチをつけるのもうまいし、ニワカの俺がいうのもおこがましいが、これまで読んできた漫画家のなかで確実にトップ10に入る。
アニメの方はというと、ここまで洋服の詳しいディテイルは書き込まれていない。だからアニメでは純粋に動き回りしゃべるニコたちを楽しみ、原作の方で服を含めて楽しんでほしい。
偉そうに言ってごめんなのよ。
今回は服を中心に取り上げたが、ストーリー、絵、ギャグ性、エンタメ性すべてが超高レベルで面白いから、なるべくたくさんのひとに読んでほしい。
ほんとマジで面白いんだから。
コメント
2ウィッチウォッチのファッション回大好きです!
しかし、服好きではない視点から読むことができなくなっているので、毎日「コレって他の人が読んでもおもしろいのか...?」と無駄に不安になります(爆)
ウィッチウォッチを当初から読んでいて、モイちゃんの私服が気になっていたので助かりました!
アニメOP10秒あたりでもモイちゃんがセントジェームス着てますね。