奈良落雷事故 「急激な変化で事故防ぎきれず」と帝塚山学園 責任は学校側にとも説明

落雷事故が起きた帝塚山学園のグラウンド=10日午後、奈良市
落雷事故が起きた帝塚山学園のグラウンド=10日午後、奈良市

奈良市学園中の帝塚山学園のグラウンドに落雷があり、中高生の男女6人が搬送された事故で、搬送された生徒が通う中高を運営する学校法人「帝塚山学園」は12日、記者会見を開き、学校側に責任があるとし「急激な天候の変化で事故を防ぎきれなかった」とした。

また、学校側は、事故当日の10日に奈良市内に出ていた雷注意報については「認知していなかった」と説明した。

落雷は10日午後6時前に発生。発生時はサッカー部や野球部、硬式テニス部の生徒計114人と、顧問の教員ら8人が現場におり、このうちサッカー部の男子中学生5人と野球部のマネジャーの女子高校生1人が病院に搬送された。奈良県総合医療センター(奈良市)によると、11日時点で、このうち男子中学生2人が意識不明の重体になっているという。ほか4人は意識があり、命に別条はない。

奈良の帝塚山学園のグラウンドで落雷か 10代男女6人を搬送 男子生徒1人が心肺停止

会員限定記事

会員サービス詳細