「豊岡鞄」の生産数 昨年度は7万個超で過去最多
国内有数のかばんの産地、豊岡市で作られ、一定の品質基準を満たして地域ブランドとして認定されたかばんの生産数が、2024年度、過去最多となったことが分かりました。
地域ブランドの「豊岡鞄」は、豊岡市で作られたかばんのうち、素材や縫製など7つの品質基準を満たし、兵庫県鞄工業組合が認定したもので、安心して長く使ってもらえるよう保証や修理のサービスを受けることができます。
組合によりますと、昨年度の「豊岡鞄」の生産数は、7万600個と、これまでで最も多かったコロナ禍前の2019年度の6万5100個を上回り、過去最多となりました。
組合では、豊岡の基幹産業であるかばん産業の振興を目指して2006年に認定制度を導入して以降、全国のデパートなどで実用性や品質のよさをPRしてきました。
コロナ禍以降、在宅勤務の広がりなどから需要が落ち込んだものの、▼キャッシュレス時代に対応した小型のバッグや子ども向けのランドセルなど、職人の技術をいかして流行や需要にあわせた製品を用意したほか、▼東京や大阪などに専門の店舗を出店するなどし、市場拡大につなげているということです。
兵庫県鞄工業組合の専務理事でかばん職人の宮下栄司さんは、「『豊岡鞄』を信頼し買ってもらえているようでうれしく思います。それぞれが切磋琢磨しながら時代にあったかばんを作れるのが産地の強みだと思っています。全国的にはまだ知名度が低いので、これからもよいかばんを作り全国や世界に広めていきたい」と話していました。