トランプ米大統領は9日、シャワーヘッドの水圧制限を撤廃する大統領令に署名した。2009~17年のオバマ、21~25年のバイデン両政権で進められた水栓から出る水の量を規制する「水圧戦争」に終止符を打ち、「シャワーヘッドが弱々しく役立たないことはもうない」と強調した。「米国のシャワーを再び偉大なものにする」と掲げている。
「気持ちいいシャワーが好きだ」
「私の場合は気持ちのいいシャワーを浴びるのが好きだ。この美しい髪をケアするためにね。なのに、十分に髪がぬれるまで15分もシャワーの前に立たないといけない。水がポタポタしか出てこない。結局手を洗うのに5倍時間がかかる。バカげている」
トランプ氏は大統領令署名に当たって、記者団にこう不満を漏らした。
米エネルギー省はシャワーヘッドの水量を1分当たり2・5ガロン(約9・5リットル)以下に制限しており、大統領令は過剰な規制の撤廃を求めている。
辞書は1文なのに1万3000語
大統領令によれば、オバマ政権以降、連邦規則改正を重ね「シャワーヘッド」の定義について過度に複雑なものになった。オックスフォード英語辞典でシャワーヘッドは一つの文章で定義されているにも関わらず、バイデン政権下で定義は1万3000語に及んだという。
大統領令は「米国人は自分の水道代は自分で支払っており、連邦政府の干渉なしにシャワーヘッドを自由に選べるべき」と訴えた。
トランプ氏はコメントで「水は豊富にあり、どうしたらいいのか分からないほどだ。しかし人々は蛇口をひねってもほとんど水が出ない。シャワーを浴びてもほとんど水が出ない。これは不必要な制限だ」としている。(奥原慎平)
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