追加関税が145%となった中国は84%で報復 「戦いたくないが戦いを恐れない」
グッド!モーニング
[2025/04/11 12:02]
チキンレースはどこまで続くのでしょうか。アメリカは中国に対し、関税を145%にすることを明らかにしました。アメリカのトランプ大統領は中国との交渉について、「うまくいくと思っている」と話しました。
■USスチール「買収ではなく投資」改めて表明
「大統領、習近平氏とのコミュニケーションについて聞かせてください」
「細かいことは話しませんが、うまくいくと思っていることだけお伝えしておきます」
中国との交渉に自信を見せたトランプ大統領は饒舌(じょうぜつ)でした。
日本企業による買収話が持ち上がっていたUSスチールについては、買収ではなく投資との見解を改めて表明しました。
「関税のおかげでUSスチールは今、とてもうまくいっています。なぜ彼らが取引を必要とするのか全く分かりません。USスチールはベーブルースと同じくらいのビッグネームです。ただ、愛する日本でさえも大事なUSスチールブランドを買われるのは私にとっては難しいことです。買収せずに自分たちで工場を作ればいいと思い、取引を拒否しました。彼らは投資家として戻ってきたので、私の気分はよくなりました」
政府効率化省を率いるイーロン・マスク氏については、「私はイーロンが好きなだけで、他に何も求めていません。ただ、彼はこれまで素晴らしい仕事をしてくれました」と話しました。
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■“90日間猶予”米国債急落で方針転換か■“90日間猶予”米国債急落で方針転換か
一時2100ドル下落したダウ平均株価について聞かれると、「2時間半もここにいるので、まだ見ていません」と話し、回答をベッセント財務長官に丸投げしました。
「2歩進んで1歩下がるのは悪くない。90日間、各国が最高の提案を持ってきますので、和解していくにつれ状態は良くなっていくでしょう」
ベッセント財務長官は、投資の神様ジム・ロジャーズ氏の門下生で、ウォール街での異名は「静かな殺し屋」。関税を巡り、日本との交渉窓口を担います。
CNNによると、ベッセント長官らはアメリカ国債の利回りが急騰すれば住宅ローンが上昇し、企業の資金繰りが悪化する懸念をトランプ大統領に直談判したことが、突然の方針転換につながったといいます。
アメリカ国債とは、アメリカ政府が投資家から金を借りるために発行する証券。満期になると元本と利子が返還されます。信用度と流動性が高く人気がありますが、相互関税の上乗せ分が発効する9日の直前、10年債が夜間に急速に売られ債券価格は下落。利回りは一時4.51%まで急騰しました。
EUもトランプ大統領の方針転換を受け、アメリカに対する報復関税の90日間の延期を発表しました。
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■中国 トランプ関税に84%で報復■中国 トランプ関税に84%で報復
敵視する中国に対してアメリカは今月、関税を125%に。中国も34%、50%と報復関税の税率を追加していき、10日に84%の関税を発動しました。
トランプ大統領は11日未明には説明内容を変更し、追加関税の合計は145%になると表明しました。
中国外務省は10日、さらなる対抗策の発動を示唆しました。
「圧力、脅迫、恫喝(どうかつ)は、中国との正しい付き合い方ではありません。中国は戦いたくありませんが、戦いを恐れることもありません」
中国のSNSには、10%のみの日本を迂回(うかい)先にできると指南する人物もいます。
「すでに多数の中国人起業家が東京や大阪などの都市で法人企業を設立し、製品の組み立て、再包装などの軽加工を行い、『日本製』の属性を持たせたうえで、アメリカ市場へと輸出している事例が増えています」
中国からアメリカに輸出すると145%の関税がかかりますが、中国から日本を経由してアメリカに輸出すれば、例えば衣類は日中間の5%前後の関税と日米間の10%の関税だけで済みます。
(「グッド!モーニング」2025年4月11日放送分より)
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