盛岡南高と不来方高が統合した南昌みらい高(菊池勝彦校長、生徒1163人)の開校式は9日、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールで行われた。県内最大規模の公立高となり、新たな仲間と未来を切り開いていくことを誓った。
2、3年生と教職員ら約千人が出席。菊池校長は「時代の変化や複雑化、多様化する社会において幅広く活躍できる人材を育てたい。積み重ねてきた実績や伝統を継承し、さらに発展を期す」と式辞を述べた。
盛岡南高出身で生徒会長の中村茉莉那さん(3年)は「両校の垣根を越えて新しい視点を得ることで、先輩方よりもさらに活躍できるように励む」と決意を示した。
不来方高出身で同じく生徒会長の加藤宏道さん(同)も「学校の未来をつくっていく誇りと責任を胸に、日々を精いっぱい楽しみ学びの多いものにする」と誓った。音楽部による校歌紹介も行われた。
普通科に▽文理▽芸術▽外国語▽スポーツ科学-の4学系を設け、単位制を導入。同日は入学式も行い、311人の新入生を迎えた。2025年度の学級数は1年生8、2年生11、3年生12となる。