手術で後遺障害 市立旭川病院に2500万円余賠償命じる判決
市立旭川病院で12年前に手術を受けた男性が、右腕などに痛みが残ったとして旭川市に賠償を求めていた裁判で、旭川地方裁判所は病院側の過失を認め、市に2500万円余りの賠償を命じました。
12年前に市立旭川病院で、体に埋め込まれていた脊髄を刺激する装置を交換する手術を受けた当時45歳の男性は、右手や右腕などにしびれや痛み、筋力の低下などが発生しました。
その後、男性は病院側と交渉を続けてきましたが、おととし、病院側に過失があったとして、病院を運営する旭川市に対して5900万円余りの賠償を求める訴えを起こしていました。
11日の判決で、旭川地方裁判所の上村善一郎裁判長は「病院の医師らには注意義務違反があり、男性には手術によって後遺障害が残ったと認められる。訴えは時効の成立によって退けられるべきだが、男性の逸失利益を認めるのが相当だ」などとして病院側の過失を認め、旭川市に対して2500万円余りの賠償を命じました。
判決について、男性の代理人弁護士は「病院の医療ミスを認めていて、想定の範囲内の判決だ。控訴するかどうかは今後、男性と協議する」と話しています。
一方、市立旭川病院は「判決内容を把握していないのでコメントできない」としています。