三重県松阪地区の小中学校できょう7日、一斉に入学式が行われ、小学生1534人、中学生1644人(明和中のみ8日)が新しい学校生活をスタートさせた。来年度から松阪市立米ノ庄小学校(市場庄町)と統合するため今年度末で閉校する同市松崎浦町の同松ケ崎小学校(金谷勝弘校長、22人)では、午前10時からあり、4人が同校に仲間入りした。
同校の会場の体育館入り口では地域住民手作りの看板が新入生を出迎えた。会場は花のアーチや花のプランターなどで飾られ、1年生4人は来賓と保護者、在校生から拍手を受けて、上級生に手を引かれて入場した。
4人は担任の中山映美教諭に名前を呼ばれると、元気に「はい」と手を上げて返事をして立ち上がり一礼した。
金谷校長は「皆さんの元気な姿を見てうれしく思います。1日でも早く学校に慣れて楽しく過ごしてもらうために、まずは元気でいましょう。次に一緒に過ごす友達を大切にしましょう。元気に安全に学校に来てもらうために交通安全に気を付けましょう」などとあいさつした。
在校生を代表し6年生の河村晃佑君が「私たちは皆さんが入学してくる日を楽しみにしていました。分からないことや、困った事があったら聞いてください。これからはいつも一緒です」と呼び掛けた。また在校生全員で「ともだち」の歌で歓迎した。
松ケ崎小以外で来年度統合のため閉校する7校
(新校3校)では▶揥水小=27人▶米ノ庄小=24人▶朝見小=16人▶機殿小=10人▶西黒部小=9人▶東黒部小=7人▶漕代小=6人──が入学した。
今年度市内の小学校で最も入学者数が多かったのは徳和小の105人、少なかったのは松ケ崎小の4人。中学で最多は久保中の233人、最少は大江中の6人だった。
また、来年度町立明和北小学校に統合するため今年度末に閉校する多気郡明和町の3校には▶大淀=18人▶上御糸=50人▶下御糸=15人──がそれぞれ入学した。
松阪地区の新入生は次の通り。
▶松阪市=小学校1173人、中学校1217人
▶多気町=小学校115人、中学校164人
▶明和町=小学校209人、中学校209人
▶大台町=小学校37人、中学校54人