医療用ヘリコプターが長崎県壱岐沖で転覆し3人が死亡した事故で、死亡した原因は溺死とみられることがわかりました。

患者(86)と付き添いの息子(68)男性医師(34)の3人が死亡

4月6日、6人を乗せて長崎県対馬市から福岡市の福岡和白病院に向かっていた医療用ヘリコプターが、長崎県壱岐沖で転覆。患者(86)と付き添いの息子(68)、男性医師(34)の3人が死亡しました。

提供:第7管区海上保安本部

唐津海上保安部によると、司法解剖を行った結果、3人の死亡原因は溺死とみられるということです。また、3人の体には、打撲や擦り傷が確認されました。着水時には3人が生存していた可能性があるとみて調べています。

捜索開始までに1時間以上経過

6日午後1時半に長崎県・対馬空港を離陸したヘリは、午後1時47分にレーダー上から確認できなくなりました。

運航管理者が佐賀航空に連絡をしたのは午後2時10分。

第7管区海上保安本部が覚知したのは午後2時50分で、その後捜索を開始しました。

レーダー上からヘリが確認できなくなってから捜索開始までに1時間以上が経過しています。