多くの冒険者達が驚いてる。一ヶ月レベル2なんて聞いたことがない。もしかして不正してるのではないかと疑う者達が多い。だが4大派閥者達や一部の派閥は違う。
「一ヶ月でレベル2か、やるな」
ゼウス・ファミリア団長マキシム レベル9
「ウフフフフフ、面白いわ。」
ヘラ・ファミリア団長 女帝 レベル10
「一ヶ月でレベル2、君は付いてこれるかなこの英雄の道を」
ロキ・ファミリア 団長フィン・ディムナ 勇者(ブレイバー)
レベル8
「面白い。フレイヤ様が認めた冒険者」
フレイヤ・ファミリア 団長オッタル 猛者(おうじゃ) レベル9
団長達だけではない。副団長たちもベルに興味を抱く、そして彼らはベルにこの英雄の道を楽しみにしている。その頃ベルはエイナに報告をしていた。エイナは気絶しかけたが、何とか耐えた。色々とベルに言いたい事があるが、今はランクアップしたことを祝った。
「ありがとうございますエイナさん」
「じゃあベル君。上げたいアビリティーあるかな?」
「アビリティですか?」
今ベルが発展しているアビリティは狩人 幸運 逃走。この3つを選ばなければならない。この3つにどれを発展すればいいかベルは迷ってる。
「私は狩人がおすすめかな。その方が安全にダンジョンを潜れるからね」
「なるほど」
「でも幸運ありだと思う。そこはベル君が決めてみて」
僕はエイナさんにお礼を言って、ホー厶に戻った。神様に発展アビリティを何が決めたのか。伝えた僕が発展アビリティにするのは幸運。アビリティ発展したのに何だか変わってないような…?
「体の構造が変わるわけでもないしね。『力が溢れてくる……!』とはいかないよ。でもねステイタスの昇格は本物さ。いざスイッチを入れれば前とは比べ物にならない動きができる筈だよ」
「なるほど。ありがとうございます!」
「ベル君、今日は酒場で祝うよ」
「はい!」
ベルとヘスティアは酒場に向かった。沢山のお客さんが居る、人気なお店だな思っていると、聞き覚えがある声がした。出てきたのはシルさんだった。
「ベルさん、いらっしゃい!」
「こんばんわシルさん」
「ん?知り合いかい?」
ベルはヘスティアに説明した。ヘスティアは『ふ〜ん』と言うのだった。シルは2人を案内した、2人は席に座り、料理を注文した。どんな料理が来るのかワクワクしていると、シルさんが注文した料理持ってきてくれた。僕たちはこの料理を食べた。
「美味しいです神様!」
「うん!とても美味しいよ!」
「ウフフ、ありがとうございます」
2人はお礼を言い、シルは厨房に戻ろうとした時、ドアを開ける音がした。振り返ると大勢の人達が入ってきた。ここに居る人達からロキ・ファミリア ゼウス・ファミリア ヘラ・ファミリアがここに来たのだ。
「おぉ~シルちゃんじゃないか!。儂と一緒に」
「ア・ナ・タ?」
「あ…すみませんでした」
シルにナンパしたゼウスだが、ヘラの圧で大人しくなる。ロキは2人を見て、相変わらずやと言うのだった。そんな光景を見ていたヘスティアは溜息をつく。ベルは『どうしたんですか』と聞くのだった。
『ゼウスは天界の頃から女性をナンパしてたからね。そして浮気をしたゼウスを追いかけるのがヘラなんだ』
『そうなんですか………』
僕は心の中で思った、どうしてそんな神様が最強派閥を作るんだろうと思っていると、アルファ達を見かけた。どうしてアルファ達が居るんだろう?いつの間にかシルさんが居た。
「ベルさん、アルファさん達はヘラ・ファミリアの眷属なんですよ」
そうだったの!?確かに何処かのファミリアに所属しているのは知ってたけど。アルファ達もお母さんと同じヘラ・ファミリアに所属してんだ。そういえばお父さんが所属していたファミリアは知らないな…。一度聞いたことがあるけど、逸らせた事があるからな。
「「「じゃあ皆、祝や!」」」
乾杯言い、全員お酒を飲み始めた。凄いなヘスティア・ファミリアが大きくなったら、あんな感じになるのかな。すると男神様2人がシルさんをナンパしてる。止めにいこう。
「やめてください、男神様。シルさんが嫌がってますよ!」
「ベルさん……」
「邪魔しないでくれるかな」
「そうだぜ。ほらよ!」
一人の男神、お酒をベルに掛けた。全員それをうわ…と思っている。ヘスティアは静かに男神達を近づいた。
「おい……」
「「なん…え?」」
ヘスティアが完全にぶち切れていた。自分だったら、平気だし、別に神威を使う必要ない。だが今回は違う、自分の大好きなベルをお酒をかけたら、絶対に許せない。男神2人はビビってる。
「ちょっと待ってよロリ神!」
「そう…『ロリ神?』え?」
ヘラとついでにゼウスも居た。やばいと思ったのか男神2人はその場から逃げようとしたが、アルファ達に取り押さえれた(特にウィクトーリアは男神2人の足を折ろうと思ったが一度我慢した。)シルはお酒に掛けられたベルを心配した。
「ベルさん大丈夫ですか?」
「…………」
「ベルさん?」
「シ〜ル〜さん」
なんとベルはシルに甘えてるのだ。全員どういうことだ思っている。原因は先程のお酒のせいだ。まさかベルがお酒に弱いとは。普段のシルは嫌がる筈だ。だがベルが甘えると。
「可愛いですねベルさん。膝枕しますね」
シルはベルの甘えてるのを受け入れた。膝枕させてもらいるベルに対しモブ男とモブ神達は嫉妬してる。さらに先程怒りの雰囲気だったゼウスが『何故じゃぁぁぁぁぁぁ』と叫ぶのだった。それを見たヘスティア達がシルに嫉妬する。
「こら!フ…じゃなくて!シル何某、ベル君から離れるんだ!」
「その通りです!彼のことは私に…」
「何を言ってるのですウィクトーリア!この私が」
変なバトルが始まった。ロキ・ファミリア ゼウス・ファミリア
ヘラ・ファミリアの半分は何が起きてるのだろうかと思っている。とりあえずベルの酔を抜いた。ベルは目を覚まし、何が起きたのか説明され、ベルはシルに土下座した。
「すみませんでしたぁぁぁぁぁ」
「大丈夫ですよベルさん。私は気にしてません」
「でも……」
「だったら、今からここのお手伝いしてくれませんか?」
ベルは初諾し、シルと一緒に制服を着る部屋に向かったのだった。安心したのかヘスティアは席に座るのだった。するとヘスティアの隣にヘラが近づくのだった。
「久しぶりだねヘラ」
「本当に久しぶりだなヘスティア」
「元気そうで何よりだよ。」
「ありがとう、ヘスティア。………ベルのことは頼んだ」
「それって、どう…『おぉ~!!』なんだい?」
何か騒がしいな前を見ると女装の格好しているベルが接客業をしているのを見てヘスティア達が興奮した。ベルの顔は真っ赤になっている。
「オメガ……」
「なんだいカイ?」
「写真を収めて良いのだろうか」
「良いじゃんない。皆写真撮ってるし」
「ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様ベル様」
シャドウガーデンは暴走している。それだけではない、ロキ・ファミリア所属の男冒険者達はベルが男だと知っていても興奮しているのだった。
「大変なことになりましたねリヴェリア様」
「………………」
「リヴェリア様?」
「!?済まない、レフィーヤ少し考え事していた」
レフィーヤはリヴェリアを心配するが、大丈夫だと言うのだった。ベルは色々な物を運び、お客様に食べものやお酒を運んでいる。ベルはヘラ・ファミリアの所にも行った。ベルはウィクトーリアの顔を見るのだった。
「あの何か?」
「君、もしかしてあの時のエルフさん?」
「え?」
「七年前に一度だけ」
その瞬間ウィクトーリアは倒れた。ベルは慌てるが、皆から落ち着けと言われ、一度落ち着くベル。何故倒れたのかはわからないがウィクトーリアをベットに運ぶのだった。その時ウィクトーリアの顔は嬉しそうな感じだったのだ。