今日もダンジョンに潜るぞ!神様は今日もお仕事だ、神様を楽にする為にももっとお金を稼がないと、僕はダンジョンに向かうのだった。すると誰かに止められた、シルさんと同じキャットピープルの女性だった。
「あのどうしました?」
「シルに財布届けてほしいのにゃ」
「シルさんにですか?」
「そうにゃ!シル、闘技場に居るかもしれないにゃ」
「何で闘技場なんですか?」
「今日はモンスターフィリアにゃ!」
モンスターフィリアって、なんだろうと思っていると説明してくれた。モンスターフィリアとは年に一回開かれる祭り、主催者ガネーシャ・ファミリアだ。闘技場を占拠してダンジョンから引っ張っきたモンスターを調教する。それが出来るのはテイムという技術だけだモンスターを大人しくさせるという。そして大人しくさせて見せるのがモンスターフィリアだ。
「もしかしてシルさんはモンスターフィリアを見にいたのですか?」
「そうにゃ!だからシルに財布を届けるのにゃ!」
「わかりました、僕が届けますね」
そう言って僕はシルさんを探す。一体何処に居るんだろうシルさん……。シルさんを探していると誰かとぶつかった。茶髪長髪の女性だった。僕は直ぐに謝罪した。
「大丈夫よ。気にしないで」
「そういう訳には」
「じゃあ、少し付き合ってもらっていい?」
「ええ!?でも僕、人を探さないと」
「一緒に探すわ」
「わかりました。あのお名前は?僕はベル・クラネルです」
「私は女神アストレア」
アストレア様ぁぁぁぁ!?アストレア・ファミリアの主神だったんだ。この人も綺麗だ、見惚れているとアストレア様が顔に近づいた。ふぇあ!?
「ごめんなさいね、貴方が固まってたから」
「大丈夫です!」
「それじゃあ行きましょうか」
僕はアストレア様と一緒に色んなお店を回った、殺気あるけど気の所為だよね(残念だがベル気の所為ではない。モブ男神たちはベルに嫉妬している。)じゃがまる店を発見した、僕はアストレア様にじゃがまる君食べますかと聞くと、アストレア様は食べるわと言うのだった。
「美味しいですね」
「とても美味しいわね。ねぇベル私のじゃがまる君食べてみる?」
「えぇぇぇぇぇ!?」
そんなこと出来ませんよ!恥ずかしいです!
「もう食べてみてね」
うぅぅぅ、そんな笑顔で言われると断りづらい。僕はアストレア様のじゃがまる君を一口食べた。とても美味しいです、いつの間にかアストレア様は僕のじゃがまる君を食べていた。恥ずかしくないのですか!?あの後ろ姿はシルさん!?僕は急いでシルさんに財布を渡す。
「あら、ベルさんありがとうございます」
「いえ、見つかって良かったです」
「それでは」
シルさんは闘技場に向かった。どんな事をしているのかは気になるけど、アストレア様の所に戻った。色んなお店を回っていると、叫び声がした。急いで向かうと、植物モンスターが襲っていた。
「ベル、貴方はあのモンスターの討伐を」
「え…でも…」
「行きなさい、ベル・クラネル」
わかりました、行ってきます。僕は植物モンスター達の討伐に向かった。早く倒さないと被害が多くなる。女神様が植物モンスターに襲われているのを発見した。僕はファイヤボルトを使って、植物モンスターを追い払った。
「大丈夫ですか!」
「ええ…大丈夫よ」
「失礼ですが、こうします」
僕は女神様のお姫様抱っこして、その場から離れた。誰かいないかな。強い人、今の僕じゃあ女神さまを守れない。僕の前に身長がでっかい男の人が戦ってる。僕は急いでその人の方に急いで向かった。
「すみませんこの女神さまをお願いします!」
「!?」
「僕はあっちの植物モンスター達を倒すので、お願いします!」
」
ベルは急いで植物モンスター達を倒すのだった。
「フレイヤ様大丈夫ですか?」
「………………」
「フレイヤ様?」
「オッタルあの子素敵だわ!」
「………え?」
「お姫様抱っこされるなんてとても嬉しいわ!もう一度お姫様抱っこしてくれないかしら!!」
オッタルは心の中で思った。これは大変なことになるぞと、後他の者達にどう報告すれば良いのかを考えるオッタルであった。その頃ベルは植物モンスター追いかけてる。到着したのはダイダロス通りだった。ベルは警戒しながら進む。すると突然地面から先程の植物モンスターが現れた
「硬い!?」
どうすればいい。必死に考えるベルだった、植物モンスターの攻撃でベルはダメージを食らう。もし倒せるとしたら魔法で戦うしかない。しかしベルが使えるのはファイヤボルトだけだ。連発するのはよくない。ベルは思い出した、昔ガンマに教わった。武器に魔法を纏わせ戦うといいと。 ベルは神のナイフと白のナイフを抜いた。
「………ファイヤボルト………」
二つのナイフにファイヤボルトを纏わせた。すると二つナイフが炎の剣のように見えるのだ。ベルは再び植物モンスター達に挑む。
「たぁぁぁぁぁぉ!」
植物モンスターの腕を斬り裂いた。すると植物モンスターは苦しんだ。これなら行ける!植物モンスターが襲いかかる。
「てぇぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ギァァァア」
ベルは植物モンスターを追い詰める。そしてベルはトドメを刺す。
「これで終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁ!」
植物モンスターは焼かれ、消滅した。すると歓喜の声が上がったベルが植物モンスターを倒したことをダイダロス通りに住んでいる人達は大喜びしているのだ。ベルは安心したのか、その場に倒れた。街の人達は慌てるが、誰かがベルを運んだのだった。
ベルが目を覚ますと何処かの建物だった。看病してくれたのは金髪長髪の女性だった。その女性はベルも知ってるロキ・ファミリア冒険者レベル6アイズ・ヴァンレシュタインだった。ベルはアイズにお礼を言った
「あのありがとうございます!」
「気にしないで、君のおかげでダイダロス通りに住んでいた人達は無事だったから」
「あのモンスターは?」
「私達とヘラ・ファミリア ゼウス・ファミリア アストレア・ファミリア ゼノじゃない、テイムしたモンスター達が倒したよ」
良かったあのモンスターたちは倒されたんだ。でもあのモンスターはなんだろう。僕はアイズさんに聞く、アイズさんも分からないようだ。なんだろうあのモンスターは考えていると神様が来た。
「ベル君、怪我はない!?」
「大丈夫ですよ、神様。アイズさんが運んでくれたので」
「ありがとうアイズ君」
「いえいえ、ベルも頑張ってました」
第一級冒険者に褒められるのは嬉しい。アイズさんは部屋に出るようだ。自分のファミリアに報告しないといけないことがあるようで、ホー厶に戻るのだった。ベルとヘスティアは2人きりになった。ベルは口を開く
「神様、僕は強くなりたいです」
「それじゃあステイタス更新しよう」
ヘスティアはベルのステイタスを更新させた。するとヘスティアはベルにおめでとうと言うのだった。
「ランクアップだ」
ベル・クラネル一ヶ月でレベル2になった