新入生1人の階上小学校(青森・階上町) 創立150周年で閉校 最高の思い出へ“クラファン”挑戦
青森朝日放送
青森県内には児童生徒数の減少により、新入生が1人だけという学校があります。 【新入生 石田大翔さん】 「勉強を頑張ります」 青森県階上町の階上小学校に入学した石田大翔さん。2025年度で唯一、そして最後の新入生です。 児童数の減少により、創立150周年を迎える2025年度で閉校。2026年度からは町内にある赤保内小学校との統合が決まっています。 【在校生】 「今年度で階上小学校は終わりですが、最高の思い出を作るために、私たち8人で力を合わせて頑張りましょう」 全校児童は、7日に入学した石田さんを含めてわずか8人。 閉校にあたり、これまでに卒業した1855人、そして地域の人たちとの思い出を作りたいと、橋本博子校長が挑むのが…。 【階上小学校 橋本博子校長】 「子どもたちと未来に向かって閉校に明るいイメージで閉校したいなと思い、クラウドファンディングを立ち上げることにしました」 閉校記念イベントを開くためのクラウドファンディング。目標額は100万円です。 イベントは、小説「下町ロケット」のモデルといわれる植松努さんの講演と手作りロケットの打ち上げ。さらに、校庭での打ち上げ花火を計画しています。 【階上小学校 橋本博子校長】 「下ではなく上を見て、未来に向かっていこう、切り開いていこうという気持ちです」 児童たちも「最高の思い出を」と支援を呼び掛けるクラウドファンディング。期間は5月7日までの1カ月間です。