介護報酬の不正受給 昭和町の事業所を行政処分 山梨

昭和町の訪問介護事業所がうその記録を作成して不正に介護報酬を受け取っていたなどとして、県は訪問介護事業所としての指定を取り消す行政処分を行いました。

来月8日付けで指定が取り消しとなるのは、甲府市の事業者「弘生会」が運営する昭和町の訪問介護事業所、「ケアステーションすずらん」です。

県によりますと、この事業所は、おととし9月から去年7月にかけて、▽サービスの利用者が医療機関で人工透析を受けている時間に自宅で訪問介護を行ったとか、▽1人で行った訪問介護を2人で行ったなどとするうその書類を提出して介護報酬を不正に受け取るなどしていたということです。

この事業所は訪問介護を行う際に必要な家族の同意を得ずにサービスを提供していたことから県がおととしと去年の2回、指導を行いましたが、その後も状況が改善しなかったため、監査を行ったところ、不正が判明したということです。

県によりますと、事業所側は不正を認めているということで、今後、不正に受け取った介護報酬の返還を求めることにしています。

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