2025-04-11

同僚の妄言被害妄想を実話と捉えてしまった話

※内容に少しぼかしあり

新卒入社した会社は大きい会社で同期が400人くらいいた。研修が数ヶ月ある中で、新卒20単位の大きいグループに分けられ、その中で5人ずつのさなグループに分けられた。

ある日小さいグループの1人(A君)が相談したいことがあると言い、5人グループみんなでランチしたいと言った。

ネットで株の予想について投稿し、それが的中したのと実際に儲かったとのこと。「めっちゃ凄えじゃん、飲み奢れよ」と湧き立つ4人。だけれど的中したこと嫉妬した人から誹謗中傷を受けてるんだそう。

「そんなしょうもないやつ気にすんなよ」「もうそ投稿サイト見るな見るな」などとアドバイスをし、元気出そうぜ、午後も仕事やりきって飲もうと話をした。

これが明らかにファンタジー溢れる話だったらなんかおかしいと気づくが、ありそうな話ではあったので信じきっていた。

それから時は流れ、400人は配属で全国に飛び散り、各々社会人生活をなんとか送る中で「Aがやべー」という話が届いた。なんか精神的におかしいと同期で噂になっていた。

いろんなヤバいエピソードがあったが、どうしても同期の女子彼氏持ち)の事が好きだから告白したいと言って聞かず、「させないと逆にヤバそう」となり同期などの監視がある中で告白がなされた事もあった。もちろんフラれた。フラれたあとに暴れるとかがなかったのが幸い。

そういや配属される前にA含め数人で飲んでる時に、いつも何かしらの被害にあってるエピソードを話されたなと思い出す。そういうエピソードを聞かされる飲みは楽しくはないので、頻度が減っていった気がする。

やがてAは退職し、その後どうしてるかは分からない。

また月日が随分とたった頃、仲のいい友達の親が認知症統合失調症的な状態になった。何回か会ったが明らかに妄言被害妄想が激しく精神科で治療必要。何週間か入院した結果、わりと普通な状態に戻った。

そしてその頃にAもこれ系の病気だったんじゃ?と気づく。

気づくの遅えよ、と思うかもだけど22歳の社会人なりたての自分には気づくことができなかった。今の自分だったら心療内科精神科を受診する事をやんわりとオススメする。

何が言いたくて書いてるのか決めずに書き始めたこ文章だけど、周りの知識の有無と本人含めた症状の開示次第では精神的な病気への治療アクセススピード変わっていたんじゃないかと思う。昔の自分を少し悔いている。

会社の同僚で精神的に病んでる兆候を察知したら、すぐに気づき良い方向に持っていける人でありたい。

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