ぬま_FJHのポンコツ人生珍道中

多趣味人間による旅の備忘録

赤湯温泉と山形鉄道、春の花を楽しむ旅

JALマイルで乗ってみたかった山形→羽田のフライトが取れたため搭乗目的に山形へ旅いたしました。

折角なので、往路はのんびりと乗ったことのなかった水郡線常陸大子安積永盛乗車がてら向かおうと思います。

まずは、常磐線水郡線起点である水戸駅をめざし、水郡線に乗込みます。

水郡線は途中の上菅谷から郡山方面と常陸太田方面(支線)に分岐します。画像右手前の車両が郡山まで行きますが、先に写真左の常陸太田行きが先に出発するため上菅谷まで先回りして、駅スタンプの回収もいたします。

沿線は夏はヒマワリが多く咲いていることもあり、上菅谷の駅スタンプはヒマワリが採用されております。

水戸で先に発車した列車は上菅谷で後からやってきた郡山行を見送ってから発車するという時刻表になっております。そのため、上菅谷で並んでおりました。

郡山行に乗込みまして北へ進みます。

祖母が大子町出身のため、ちょくちょく来ておりますが、列車では久しぶりの到着です。列車行違いの関係で25分程度停車をするため、駅スタンプを捺しに向かいます。

旧上岡小学校が描かれておりますがこちらはドラマの撮影やCMなどに使用される明治に建造された小学校です。ほかにも名物おやき作成体験のできる旧槙野地小学校など、古い建物が残っている地域です。

駅スタンプを捺して列車に戻ります。水戸から4両編成で来た列車は3両を切り離して1両だけとなります。

車内で出会った方と雑談を楽しみつ、北上を続けます。

福島県に入り、水戸から一緒だった久慈川と別れを告げて、阿武隈川と並走いたします。

沿線からは満開の桜や菜の花を見ながら乗っていると水郡線の終点、安積永盛に到着いたします。列車は東北本線に直通をして郡山に向かいますが、せっかくなので下車をします。

スタンプの采女物語については調べてみましたが飛鳥時代にこの地域出身の女性が奈良の都にいる葛城王に嫁として向かうも、戻るために池に身を投じたと見せかけて走って逃げたという伝説があるそうです。

時間になり、郡山駅に向かい昼食を済ませて新幹線に乗り換えます。

山形方面に向かうのでホームで待っているとJR東日本新型車両E8系がやってきました。今までのつばさ号で使用されているE3系の後継車で、ちょうど、後進の過渡期です。

anmuku001.hatenablog.jp

E3については3年前に大雪の中ですが撮影しておりました。E8については撮影していないのでまた撮影しに来たいですね。

赤湯駅に到着です。このまま宿に向かってもいいのですが、駅スタンプのために山形鉄道に乗換えます。

ローカル線ですと定休日がある駅窓口などもあるため足を延ばします。

うさぎ駅長のもっちぃが務めていた駅でございます。山形鉄道には白兎という駅があり、そこからうさぎ駅長が誕生いたとのことです。もっちぃ駅長は存命ではありませんが、ぬいぐるみやARとして現役でした。

そんな宮内駅で長井、荒砥以外の駅スタンプを捺して、赤湯へ戻り温泉に向かいます。

こじんまりした旅館に泊まります。サクッと汗を流して夕食を食べに向かいます。

今回は奮発して米沢牛をいただきます。とろりとした繊細な肉汁の味わいを満喫いたしました。米沢牛を一頭買いをする肉屋直営のレストランだからこその味とのことで堪能いたしました。

福島までは満開の桜も気づけば開花全線を追い越しており、つぼみの状態でした。赤湯温泉街北側にある烏帽子山は桜の名所とのことで、タイミングが惜しかったのですが、また来ることにしたいと思います。

鎮座される烏帽子山八幡宮の大鳥居は日本最大の継ぎ目のない鳥居とのことです。

宿へ戻り、再び入浴をして明日に備えます。

 

翌朝、朝風呂を済ませてチェックアウトし、まずは飲泉所へ向かいます。

源義綱が発見し、戦で疲れた家臣たちが入浴したらお湯が血で赤く染まったという言い伝えから赤湯と称された赤湯温泉です。

硫黄、ナトリウム、カルシウム、塩化物泉で浸かることで切り傷などに効果が、飲むことで消化器官系などに効果があり、皮膚に優しいため、赤子の産湯にも使用されるとのことです。

そんな温泉を存分に楽しんで山形鉄道の旅を再開します。

一気に終点の荒砥に向かいます。 

列車は田園地帯を走ります。

荒砥に到着いたしました。元々、山形鉄道フラワー長井線はJR長井線で荒砥の北側にある左沢(アテラザワ)を結ぶ鉄道も旧国鉄時代に検討されておりました。

そんな荒砥には荒砥城(八乙女城)がありました。最上領との境に位置することもあり重要な監視をするための城として活用されておりました。

築城より先に鎮座していた八乙女八幡宮源義家が後三年合戦に備えて必勝祈願のために石清水八幡宮勧進したのが始まりとのことです。

続いて、長井へ向かいます。

長井は古くからアヤメの地とされており、国鉄時代に作られた駅スタンプにも描かれております。

押印は山形鉄道宮内駅

あやめの季節ではないですが下車をしてみます。

なんとなくで最上川土手へ向かう道すがらに總宮(ソウミヤ)神社があり、こちらは坂上田村麻呂が東北地方征圧時に創建したのが始まりとされております。

最近ではバイク神社の一つとしてライダーたちの人気を集めているそうです。

最上川に向かい散策をしていると「慶助さんの梅林」という梅林がありました。多くの方が梅の花を楽しめるようにと私設した梅林だそうです。寄付金によって成り立っているとのことで、自由に見学が可能でした。

列車まで時間もありますのでしばらく梅を眺めておりました。

昼食を食べに向かいます。山形県はラーメンの消費量日本一と言われているほどラーメン県であり場所場所で少しづつ異なります。

今回は長井市の馬肉チャーシューラーメンをいただきます。

その後、最上川で列車の時間まで川を眺めて、長井駅に戻ります。

長井から赤湯に戻り、山形空港最寄駅であるさくらんぼ東根駅に向かいます。

さくらんぼ東根駅山形空港を結ぶシャトルタクシーまで時間があるので早めの夕食にいたします。ローカルチェーンというのも旅の楽しみですよね。

食後に、ちょうどタクシーの時間になりましたので東京へ戻り今回の旅は終了です。

フライトレポート→夜の遊覧飛行 - JAL (日本航空) 口コミ・評価 | FlyTeam(フライチーム)