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米ロ主導に不快感 サウジ訪問延期、抗議か―ウクライナ大統領

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18日、アンカラで記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(ロイター時事)

18日、アンカラで記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(ロイター時事)

 【イスタンブール時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、訪問先のトルコの首都アンカラで記者会見し、サウジアラビアで同日行われたウクライナ停戦を巡る米ロ高官協議について「われわれが招かれなかったのは驚きだ」と述べ、米ロ主導の枠組みに不快感を示した。19日に予定されたサウジ訪問の延期も発表。ウクライナの頭越しの停戦交渉に抗議する意図があるとみられる。

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 ゼレンスキー氏は「ウクライナ抜きで戦争を終える決定はできない。舞台裏で仲介されることは望んでいない」と強調。米国や欧州、トルコなどを列挙し「和平の交渉は公正な条件の下、全ての当事者が関与すべきだ」と訴えた。

 米ブルームバーグ通信は、サウジの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子がウクライナ代表の協議出席を望んだものの、米ロ両国が拒んでいたと伝えた。

 ゼレンスキー氏と共に記者会見したトルコのエルドアン大統領は、ウクライナの領土的一体性と主権への支持を表明。トルコが中立的立場でロシアとウクライナの仲介外交を行っていた経緯から「米ロとウクライナが将来交渉するならば、トルコが主催するのが理想的だ」と語った。

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