ダンジョンにカーバンクルへ転生するのは間違っているだろうか?


メニュー

お気に入り

しおり
作:ヒメコロノミコン
▼ページ最下部へ


4/5 

第四話:新たな能力と冒険者との会合


 やっぱり、難しい。詠唱も戦闘描写も。
 ダンまちの相性ってすごいいいですよね。


 

 あれから数日くらい経った。

 …まぁ、ダンジョンは地下だから何日経ったのかなんてわからないが…。

 

 

 初戦闘からも何度も戦い続けてたくさんの魔石を食べた事で俺の能力は強化された。それと気づいた事だがどうやら、成長の方向性は自身の意思である程度決められるみたいだ。

 決められる方向性は、自身の種族的特徴、ステータスだ。しかもこのステータスは上がりやすいものと上がりにくいものがあるらしい。

 ステータスは、人間達のものと似たようなもので力、耐久、敏捷、器用、魔力の五つ。カーバンクルなら一番に魔力、次に敏捷が上がりやすく逆に力と耐久が上がりにくい。

 

 

 …とは言ってもこれはあくまで俺の感覚の話だから完全に当てにはできない。

 だが、俺はこれ利用して自身の上げたい能力を上げている。特に俺が重点的に上げているのは魔力と力だ。

 理由としてはステータスの上がりやすい魔力は結界の時間を伸ばすため、そして力を上げているのは攻撃手段の確保のためだ。防御は結界で代用できるが攻撃手段が今までは結界による押し潰ししかなくて火力が足りなかった。

 そのためそれを補うために結界で防御しつつ、隙をついて小さいながらも爪や牙で攻撃する。途中からはその戦法も利用することで巨大蚊とレイダーフィッシュと呼ばれる1.6mほどのピラニアのようなモンスターを主に狩った。

 …まぁ、一度大量の閃燕に狙われて死にかけたのだが。幸いなことに俺の結界を突破しきれずに自滅したが、もし結界の硬さが足りなかったら……考えたくもない。

 

 

 

 さて、そうして戦いを経て俺は強くなった。今ならマーマン達と戦っても倒せるだけの力は得ただろう。新しい能力も得た事で更に戦闘能力上がった。

 そうして次はマーマンと戦うために探していたんだが…。

 

 

 (なんで冒険者がここにいるんだよ‼︎)

 

 

 なんでか知らんが人目のつかないところを移動していたところ冒険者のチームに見つかってしまった。

 相手のメンバーは、ヒューマンの戦士三人、小人族の…おそらく斥候、エルフの弓使い、そしてヒューマンの魔法使いの六人だ。

 幸いな事に発見が早かったからすぐに動けたがすぐさま奴らは追いかけてきた。戦士の三人は俺よりも遅いから追い付かれないし、魔法使いも詠唱があるから見てからでも避けられる。だが…。

 

 

 「しっ!!」

 「アランこっちに誘導しろ‼︎」

 「了解だ!」

 「くそ、やっぱカーバンクルの強化種か!!動きがはえーぞ!!」

 「こいつを狩れば、一攫千金だぞ!!」

 「先に回るぞ」

 「「おう‼︎」」

 「詠唱完了です‼︎」

 

 

 こいつらの連携がかなりうまい‼︎しかもエルフの弓使いが隙をついて攻撃してきて邪魔だし、小人族もその素早い身のこなしで俺の退路を塞いでくる。

 その際で逃げようにも逃げられない。だが、攻撃をしようにも斥候には普通に避けられるし、突進はそもそも俺の力が弱いからか、速さが足りないからなのか受け止められる。

 というか明らかにモブの見た目なのに強い。多分だけどレベルは3か4位なのに役割をしっかりと全うしてるからレベル以上の戦闘能力を持っているし、リーダー格の大剣使いの明らかに脳筋な奴は恐らく力だけなら明らかに格上‼︎恐らく力特化のレベル4か、上がりたての5か?

 実際のレベルは知らんが。

 

 

 今も俺が逃げようとした方向に斥候が先回りして道を塞ぎ、エルフが弓で攻撃したがそれを結界で防御。その間に剣士の一人が近づいてきたからすぐさま離れるが、更に魔法も飛んでくる。

 魔法は、炎の矢を放つ魔法でなんとか結界で防げるがアイツらの序盤の

会話からおそらく他の魔法もあるはずだ。それを撃たせたら恐らく普通の結界だと防げない。

 だからそれまで切り札は、伏せておかないといけない。

 

 

 だが、それでもきつい。しかもこうしている間もモンスターがやってこないとも限らない。奴らの優先事項は恐らく俺よりも人間だが場合によっては俺に襲いかかってくるかもしれない。

 特にこの近くには大滝がある。そこからモンスターがやってくるかもしれない。

 

 

 「くそ、このままだと他のモンスターどもが来ちまうぞ‼︎」

 「こうなったら…。第二魔法を使います。皆さんそれまで逃さないでください。」

 「分かった‼︎ヒース逃すなよ‼︎」

 「誰にものを言ってる脳筋が!」

 「あぁ‼︎誰が脳筋だ」

 「「「いや、お前は脳筋だろ」」」

 「んだとこら!」

 「皆さん。落ち着いてください‼︎」

 「いや、アイツらが……」

 「ブ・ロ・ス・さ・ん?」

 「…はい」

 

 

 ……ほんとに仲良いなこいつら。そしてやっぱりか‼︎さっきまでとは違う詠唱を魔法使いはし始めた。恐らくあれが奴らの切り札か。

 出来れば使わずに切り抜けたかったが仕方ないな。魔法が放たれる時に使おう。

 

 

 だが、それを使ったとしてもジリ貧だ。どうする、魔法使いの方は剣士が一人控えてるし、最も開けてる方はエルフと小人が必ず止めてくる。後ろ側は崖になって…うん?崖?ならあの手段なら…。

 

 

 「【……炎の渦よ。燃え盛れ】」

 

 

 ‼︎詠唱が。くそぶっつけ本番だがやるしか無い。

 

 

 そして俺は、崖に飛び込んだ。

4/5 



メニュー

お気に入り

しおり

▲ページ最上部へ
Xで読了報告
この作品に感想を書く
この作品を評価する