厚狭明進高で開校・入学式 1期生の誇りと新生活への期待【山陽小野田】
山陽小野田市の厚狭高と下関市の田部高を再編統合した厚狭明進高の開校・入学式が8日、厚狭明進高で行われた。普通科に70人、生活創造科に44人が入学し、第1期生である重みを感じながらも新生活に胸を躍らせた。
式には新入生と両校の在校生236人、教員、来賓ら400人以上が出席。村岡嗣政知事から校旗を授与された中市妃佐代校長が1年生の入学許可を宣言し「市をまたいだ統合だが、生徒や保護者、地域の期待に応える学校となるために両校の伝統や取り組みを継承し、質の高い教育を展開する。新入生の皆さんは先輩と活動を一緒に行う中で経験を積み、厚狭明進高としての歴史を刻んで」とあいさつした。
新入生を代表して古門尚和君が「第1期生としてこの場に立つことを誇りに思うとともに、高校生活への期待で胸が高鳴っている。仲間と共に何事にも一生懸命に取り組む」と決意を述べた。
開校に当たり、新しく作られた校歌の作詞を担い、校章をデザインした小野寺満さん(岩手県奥州市)、作曲者の横山達也さん(山陽小野田市)、もう一人の校章デザイン者の相本美凛さん(下松市)も出席。感謝状を受け取り、在校生が歌う新校歌のメロディーに耳を傾けた。
その後、校名札が除幕され、校舎の入り口に設置された。
同日は市内の小学校1校と中学校5校、厚陽小・中でも入学式があった。9日には小学校9校と竜王中松原分校で行われた。今年度の入学者数は、1日現在で小学校が406人、中学校が449人。