「より自由な学び」へ 通信制私立、萩明倫館高校が開校 第1期生5人が入学
山口県萩市椿東の新川地区に全国から生徒を募集する広域通信制の私立高校「萩明倫館高校」が開校した。市内で7日、入学式があり、第1期生となる新入生5人が学校生活をスタートさせた。 自立学習型の学習塾「松陰塾」を全国各地に展開する「ショウイン」(本社・福岡市)のグループ企業の学校法人明倫学園(萩市)が創立。全国的に少子化が進んでいるが不登校の生徒が増加傾向にあり、より自由な学びの機会を求める需要もあるとして通信制に特化した高校新設を決めた。 萩市土原の松陰塾萩校に併設する施設「交友館講義室」で行われた入学式で、豊福誠校長は「3年間でいろいろなことがあると思う。胸を張って卒業証書を受け取り、次のステップに進むことを願っている」とあいさつした。萩市出身でゴルフの練習量を増やすための条件が良かったことから進学したという1年の生徒(15)は「プロゴルファーになれるよう精進したい」と話した。 定員は現在100人だが、来年度以降は450人(1学年当たり150人)に拡大する予定。校舎は現在改修中で10月の供用開始を目指す。