熊本地震復興プロジェクト 「ONE PIECE」バスツアー
熊本地震から4月で9年となる中、熊本県は復興プロジェクトとして県内10か所に設置された人気漫画「ONE PIECE」のキャラクター像をめぐるバスツアーを始めることになり5日、報道陣にツアーが公開されました。
熊本県は熊本市出身の尾田栄一郎さんが描く人気漫画「ONE PIECE」と連携し、熊本地震からの復興プロジェクトとして県内9つの自治体にキャラクターの銅像を10体設置しています。
県は熊本の現状を知ってもらいたいと、銅像をすべてめぐることができる1泊2日のバスツアーを4月26日から始めることになり、5日行われた事前のツアーを報道陣に公開しました。
ツアーには抽選で当たった20人が参加し、南阿蘇村の「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」を訪れました。
参加者は被害などについて説明を受けたあと、大きな被害を受けた東海大学の校舎の前に設置されたロビン像の前で記念写真を撮っていました。
また、おととし(2023年)全線で運転を再開した南阿蘇鉄道の高森駅では、新しくなった駅舎やフランキー像などを見学しました。
千葉県から参加した女性は、「地震のことも学ぶことができ良い機会になりました」と話していました。
バスツアーは9月までに10回運行することになっていて、料金は2日間で2万8000円で、九州産交バスのホームページから申し込むことができます。