子どもたちの未来
子どもの性被害には5年の民事消滅時効を適用させない、そのために新しい法律をつくる
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FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
プロジェクトのポイント
1.子どもがこれ以上、性暴力の被害者とならないように。
2.民事消滅時効を適用させない法律をつくりましょう。
3.そのためのキャンペーンに参加して、力になってください。
プロジェクトの詳細
「自分と同じ被害にあう子どもを一人でも減らしたい」
10年以上前の性被害を告発した当事者の一人の言葉です。
日本では、子どもが性暴力の被害者になってしまっても、5年たつと時効により民事裁判で加害者の責任を問うことができなくなります。
加害者の責任追及、そして被害者の尊厳の回復が法律によって妨げられています。
この「時効」を子どもが被害者となった性暴力事件に限っては適用できないようにする。
そうすれば、子どもへの性暴力に対する大きな抑止力が生まれます。
加害者がこれ以上、子どもの人生を傷つけないように。
子どもがこれ以上、性暴力の被害者とならないように。
一緒に法律をつくりましょう。
あなたもそのための力になってください。
なぜ法律が必要か -今のままでは、加害者の責任は問えない
2023年、BBCの報道を契機に、ジャニーズ事務所における子どもたちの性被害が広く報道されるに至り、社会がこの問題を見過ごしてきたことが明らかになりました。
性加害を受けた子どもたちは、被害を誰にも言えず、一人で苦しんできました。しかし、報道が広がるにつれ、声をあげる被害者が一人ずつ増えていきました。
一人一人が勇気を持って声をあげたことで、この問題をうやむやにせず、加害者の責任を明らかにし、子どもの性被害を生まない社会を作るにはどうしたらいいのかという議論が生まれました。
しかし、現在、性被害者が、加害者の責任を問うためには、5年以内に被害を訴えなければなりません。被害を受けた時に10歳だった子どもは、15歳までに訴えなければならないのです。
これが、現在民法724条で定められている、民事消滅時効です。
諸外国では法律がつくられている -日本でも子どもの未来を守ろう
性加害は、被害者が被害の事実をすぐには受け入れられず、恐怖心、自責の念、恥ずかしいという思いなどから、被害を受けたことを誰にも言えず、一人で抱え込んでしまう被害と言われています。被害を受けたのが、子どもの時であればなおさらです。
アメリカでは、そのような児童性被害の特殊性、時効制度の問題点に着目して、2022年9月16日、連邦管轄下で発生した児童性被害については時効を適用しないという法律ができました。「児童性被害者に対する正義の制限の撤廃法(Eliminating Limits to Justice for Child Sex Abuse Victims Act of 2022)」、時効は正義を制限しているから児童性被害については時効を適用しない、という法律です。
私たちは、日本でもこうした法律を作る必要があるのではないかと考えています。次の世代の子どもたちのために勇気を持って声を上げてくれた当事者たちの思いを無駄にしないためにも、子どもの性被害については時効を適用しないという法律の制定を求めます。
リターンについて
今回のクラウドファンディングは、私たちが「子どもの性被害 時効にNO!」として初めて行う、新しい試みです。
団体が立ち上がったばかりで、物質的にお返しできる品物はほとんどありません。
しかし、これからともに歩んでいただく方に向けた情報をまっさきにお送りし、ご関心や共感を寄せてくださった方と強くつながっていく、そしてこれからのキャンペーンをともに歩んでいただくための場をつくってまいります。
どうか、ともにキャンペーンを前に進める仲間になってください。
スケジュール
2024年
3月18日 キャンペーン開始シンポジウムを開催しました
4月以降 ロビイング(議員への面談、要請)活動を行ってまいります
本件クラウドファンディングはキャンペーン開始に合わせた「第1弾」です。
今後も、ロビイングの状況や各種イベントの開催のための費用を募ることで、ともに活動してくださる方を募ってまいります。
支援金の使い道
目標額(ファーストステップ)
300万円
概算
80万円: 3月18日キャンペーン開始シンポジウムの開催費用(特設キャンペーンサイト立ち上げ、横断幕やポスターの製作、関係者の交通費、動画制作費、など)
120万円: ロビイングのための調査研究や資料作成、専門家への謝礼、交通費等
100万円: これからこの問題への認知、関心を広めるためのイベント運営、広報に必要となる経費
経緯
3月18日(月)13時。国会議事堂がある東京都千代田区永田町の一角、衆議院第一議員会館「多目的ホール」にて、「子どもの性被害 時効にNO!」キャンペーン開始シンポジウムを行いました。
参加者とメディアの方々、そして議員の方々にお集まりいただき、この問題を広げていくことへの自信を強めました。
しかし、シンポジウムに関わったメンバーはみな無報酬で数ヶ月に渡って準備をしてきました。
宣伝物を担当した編集者、ディレクター、クリエイター、デザイナーなどもみなプロボノとして、キャンペーンの開始のために力を貸してくれました。
それでも、登壇者や関係者の交通費、シンポジウムを告知するための宣伝物制作費(Webサイト、SNS)、事務経費(印刷代、電話代など)などで、100万円近いお金がかかりました。
現時点(本件クラウドファンディング公開時点)で、これらは全て、当事者の方々を始めとして、メンバーの持ち出し(立て替え)となっています。
そこで、今回の第1弾のクラウドファンディングでは、目標金額300万円のうち、80万円をシンポジウム開催のために要した費用(立替済)に宛てたいと思います。
そして、残りの220万円をこれからの活動資金に当てる計画です。
その際の内訳(概要)は以下の通りです。
ロビイング(実際に国会議員と面談して法改正を働きかける活動)のための調査研究や専門家への謝礼、ロビイングに必要となる資料作成費、交通費等に120万円。
この問題の認知や関心を広めるためのイベント運営や、問題の認知を広めるための広報・宣伝費(通年に渡って計画して開催します)に100万円。
長期的な計画
法律改正には長い時間と、息の長いキャンペーンが必要です。
どうかみなさんの力を貸してください。
たとえば、国会には一緒に行けない人でも、往復の交通費相当額と思って5,000円を。
もう少し余裕がある方は、さらなるお力を。
あなたからの資金面での援助がこのキャンペーンを推進する力になります。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
さいごに
性加害は、被害者が被害の事実をすぐには受け入れられず、恐怖心、自責の念、恥ずかしいという思いなどから、被害を受けたことを誰にも言えず、一人で抱え込んでしまう被害と言われています。
次の世代の子どもたちのために勇気を持って声を上げてくれた当事者たちの思いを無駄にしないためにも、子どもの性被害については時効を適用しないという法律の制定を絶対に、成立させましょう。
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最新の活動レポート
2024.03.19
3月18日 キャンペーン開始シンポジウムを開催しました
2024年3月18日(月)午後1時から、衆議院第1議員会館多目的ホールにて「子どもの性被害 時効にNO!」キャンペーン開始シンポジウムを開催しました。お越しくださったみなさま、ありがとうございました。シンポジ...
みんなの応援コメント
渡邉誉也
2024年6月9日
応援しています。
砂
2024年6月4日
活動お疲れさまです 時効撤廃までがんばりましょう
Shimokawa
2024年5月9日
子どもたちのために絶対に必要な活動であると考え、賛同いたしました。応援しています。