障害者支援施設「中井やまゆり園」医療体制 見直しへ初会合
利用者の健康管理の面で深刻な問題があることが明らかになっている、神奈川県の障害者支援施設について、県は医療体制などを見直すため委員会を設置し、初めての会合を開きました。
神奈川県中井町にある県立の障害者支援施設「中井やまゆり園」をめぐっては入所者が適切な治療や処置を受けられていないなどの課題が明らかになっていて、県は、ことし10月、医療や福祉の専門家などでつくる委員会を設置することを明らかにしていました。
18日の初会合で、黒岩知事は、「施設において、医療の空白といった新たな課題が見えてきた。ある種、入所者が医療的に放置されている。問題を共有しながら改革に進んでいきたい」とあいさつしました。
会合は非公開で行われ、軽度の白内障だった入所者が早期の治療を受けられずに失明してしまったケースや、生活習慣病の入所者に必要な措置が行われていないケースなどが明らかにされたということです。
その上で、参加者からは施設の職員と医療関係者との連携のあり方について、課題を指摘する声が相次いだということです。
委員会は、適切な受診や治療につながらなかった原因や対策などについて議論を進め、年度内をメドに中間報告を取りまとめる方針です。