一人の少年と黒龍の出会いから約8年後…
ベル「これでとどめだァ!!ダラ・アマデュラ!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンバチバチバチバチ
シャッラァァァァ!!
ドスンッ…
ベル「やった…ついに師匠の試練全制覇だ!!」
14歳となったベルは師匠ことミラボレアスから課せられた試練をすべて終え歓喜の声を上げていた
「めでたい物だな、ベルよ!!」
「ああ、バリバリ頑張ってた結果なんじゃね!!」
ベル「ありがとう、ソル、ファルコン…」
ベルにねぎらいの声をかけたのは銀色のワイバーン型の小さな竜リオレウスのソルに、特殊な翼を身に着けている小さな銀色の龍バルファルクのファルコンだ
ファルコン「じゃあさっそく村に戻ろうぜ!!俺が送ってやる!!」
ベル&ソル「断る!!」
ファルコン「なんでだよ!!」
ベル「忘れた…とは言わせないよ、この前家に直撃して半壊したのを忘れたとは言わせないよ…」
ソル「あと、お前の飛行は吐きそうになる…」
ファルコン「二人とも酷い~うわーん!!」
ソル「やかましい」
3人で雑談しながら拠点にしているギルドへ向かった…
受付嬢「ベルさん、ミラ様からの試練全制覇とMR999おめでとうございます!!」
ハンター1「凄いなベル!!これで歴代6人目じゃないか!!」
ハンター2「まだ、14歳の少年なのに凄いな…才能の原石だ…」
ハンター3「しかも、リオレウスの特殊個体にバルファルクの特殊個体を相棒にする、龍に愛された少年さ…」
ベル「いやいや、僕がこうして強くなれたのは、師匠であり僕の兄のお陰ですよ」
ミラ「そんな謙遜するなベルよ、我はお前に戦い方を師事しただけの事…功績はベル自身の実力だ…誇るがよい!!」
ベル「兄さん!!」
ベルが謙遜しているとうわさを聞き付けたのか、ミラがギルドへ現れ、ベルに賛辞を贈った
ミラ「よく頑張ったな、ベルよ、我の試練を制覇したようだな…」
ベル「うん、あとMR999になったよ兄さん!!」
ミラ「(ようやく…我らと並んだか)…ベル、お前も強くなったわけだ、行くか…」
ベル「行くって…もしかして!!」
ミラ「ああ、オラリオへいざ行くぞ!!ベル!!」
ベル「ついにオラリオへ…やったー!!」
ソル「良かったな、夢がかなってよ!!」
ファルコン「俺達がピックアップしてよかったぜ!!」
ミラ「…よっしゃぁハンター諸君、聞いただろう俺たちは明日から新天地へ向かう、だからしばらくみんなとは会えねぇ…だからこそ、今日一日盛大に宴でもしようぜ!!」
『オオオオオオ!!!!!!』
こうしてギルドで盛大な宴を行い、次の日にはみんなと別れの挨拶をし、僕の故郷の村にも挨拶をしたのち、二人はファルコンに乗りオラリオへ向かった…が…
ベル&ミラ『オロロロロロロ…』
酒を飲みすぎたことによる二日酔いと、ファルコンによる音速での高速移動かつ荒い飛行による乗り物酔いならぬ、ドラゴン酔いを起こし、こうして吐いてしまったのだった…
ベル「き、気持ちらるいぃ…」
ミラ「こんなに吐くなんて…俺がMR999になった以来だな…ヴぇッ…」
ソル「ファルコン…何か言い残すことはあるか…」
ファルコン「てへぺろ…」
ミラ「しばくぞ…」
その後、何とか落ち着き、ソルとファルコンを絆石に入れて、俺たちは迷宮都市『オラリオ』へ向かった
ベル「わあ~流石オラリオ。村より全然おっきいや」
ミラ「ああ、あっちの世界でも、ここまで立派な国はなかなかないからな…」
ベルとミラはベルの故郷よりも何倍ものの街の大きさに驚き感激していた
ミラ「…あ、景色を楽しむだけじゃいけない…冒険者になるには、まずはどこかの【ファミリア】に入団しないといけないんだよな…」
ベル「そうですね、ギルドからファミリアのパンフレットをもらいに行きましょうか!!」
ミラ「ああ、落ち着いて行くぞ…(ベルにとっては夢への第一歩だからな…あと可愛いな、マジでうちの弟兼弟子は…)」
ベルはうきうきとギルドからファミリアのパンフレットをもらい、二人は片っ端からファミリアへ向かった…が…
ベル「……」チーン……
ミラ「はは…ベル、燃え尽きちまったよ…」
ソル&ファルコン『まさかの…全滅…』
まさかの30件のファミリアに断られ、ベルトミラは燃えカスのように朽ちそうになり、見かねたソルトファルコンが膝枕をしてあやしている所であった…
ベル「まさか、何処も入れてくれないなんて…」
ミラ「…社会は辛いなベル。俺、ここまで心が折れそうになったのは、我儘お嬢様のクエスト以来だぜ…」
ベル「…ゴメン兄さん、僕がひょろがりっぽく見えちゃってるせいで…」
ミラ「気にすんなベル、お前は細マッチョってやつだからよ…それに見た目で判断する奴に大体碌な奴は居ない…」
ベル「ありがとう兄さん…僕少しすっきりしたよ…ありがとう、ソル…」
ソル「気にすんな、気合入れて行けよ!!」バシッ
ミラ「よっしゃ、やる気沸いてきたぜ…悪いなファルコン…」
ファルコン「全然平気っすよ、二人とも頑張ってちょうだい!!」
ソルトファルコンは二人にエールを送り、ベルとミラは改めて歩み始めたが…
数時間後…
ミラ&ベル「何だよぉおもおおお!!また断られたよぉおぉぉおおおお!!!!!」
またしても…いや、何故かファミリに入れてもらえず、二人は半狂乱状態になっていた…
ベル「まさか、ロキファミリアにも断られるなんて…僕のどこがダメ何だろう…何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で…」
ミラ「落ち着けよベル…俺だってな…俺だってなぁ、見せかけの防具じゃねぇよ、ど素人が…ふぇ…」
2人は力尽き、己の無力さに打ちひしがれていた…だが、そんな時だった…
??「やあ、そこの2人の少年たち!!」
ミラ&ベル『??…誰?』
声を掛けられ振り向くとそこには長い髪をツインテールにしている、小さい背でありながら大きな二峰の山を備えている少女が居た…
??「君たち二人は、ファミリアに入りたいのかい?」
「…そうですけど」
「全部断られているんだよ…何処でもいいから入りたいんだよ…」
「なら、僕の【眷属】にならなかい?」
ベル「えっ? ほ、ホントですか!?」
??「ああ、僕もちょうどファミリアの勧誘を行っていてね、っていうか…【眷属】が1人も居ない零細ファミリアなんだけど…それでもいいなら僕は二人を歓迎するよ。」
ミラ&ベル『分かりました…我(僕)を神様の【眷属】にしてください!』
??「いっやったー!!初めての眷属ができたー!!」
ベル&ミラ((可愛い…))
ベルとミラはぴょんぴょん跳ねる神様に癒されていた
??→ヘスティア「あ、名乗るのがまだだったね…僕の名はヘスティアだ、よろしくね二人とも!!」
ミラ「名乗られたならこちらも名乗らねば無作法だな…我が名はエンシェント・D・ミラボレアだ、よろしく頼む神ヘスティア」
ベル「ぼ、僕はベル・クラネルです、ミラ兄の義弟であり弟子です!!」
ヘスティア「ミラ君とベル君ね、良い名前だね、ファミリア入団の儀式をするために、ボクのホームへ行こう!!」
ミラ&ベル『おう(はい)!!』
こうして二人はヘスティアファミリアへと入団したのだった…