ヘスティア・ファミリアに犬と猫が居るのは間違っているだろうか


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作:景田
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ベルがオッタルと遭遇した!


「何だって?!ベル君がリリルカ君以上の何かにダンジョンで襲われているだと?!」

 

「はいニャ、リリルカの【凶猛の魔眼(ヘル・フィネガス)】の発動が9階層で確認されましたニャ」

 

「リリルカ君はLV.5…【凶猛の魔眼(ヘル・フィネガス)】を使うって事は格上の第一級冒険者だ。となるとLV.6…ロキの眷属達(子供達)は流石にないとして…まさかフレイヤの?」

 

「その様に思われますワン。恐らく『女神の御意志だ』とでも言われてオッタルに勝負を問答無用で挑まれたのでワン。」

 

 

 

「【ファイアボルト】!【福音(ゴスペル)】!」

 

「せいヤァ!」

 

「ぬぅ!(この魔法…まさか【静寂】の?!攻撃の合間を縫ってくる様に撃たれる魔法…)良い攻撃だ。」

 

「黙りなさい!」

 

問答無用で襲ってくる理不尽さに、上から目線の攻撃の評価に苛つき冷静さを欠いて攻撃を仕掛けるリリルカ。しかし…

 

「軽い」

 

「カハッ!」

 

LV.7には、幾ら【凶猛の魔眼(ヘル・フィネガス)】で階位の差を埋められるとは言え、届かない。

 

「リリ!【炸響(ルギオ)】!」

 

先程までリリルカがいたので雷響式(スペルキー)を発動しなかったが、リリルカが吹き飛ばされた今なら問題ない。これまで数十発撃ち込んだ魔法の残滓による音の爆発…だが…

 

「決定打にならん」

 

この男には渡り合えはするがまともなダメージが与えられない。

 

ならば、【兎月】の攻撃で仕掛ける!【英雄道化(アルゴノゥト)】を使用してしまえば恐らくは【承継静寂(アルフィア)】や【承継暴喰(ザルド)】の効果や存在まで一時的に忘れてしまうのだろう。魔法使用後に、アルフィア達から教わった事だ。

 

ならば使用はしない。【サタナス・ヴェーリオン】や【ジェノス・アンジェラス】、【レーア・アムブロシア】を使えるというのはとてもありがたい。それでも通用しないのであれば使用は止むなしだが…

 

「(取り敢えず並行詠唱で何とか!)【父神(ちち)よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを―――」

 

「それはザルドの?!何故貴様が!フッ!」

 

今ベルに並行詠唱は難しい、精々回避か防御が精一杯。それでも…

 

「―――貪れ、炎獄(えんごく)の舌、喰らえ、灼熱の牙】【レーア・アムブロシア】!」

 

「ぬるい」

 

幾ら叔父の焔で攻撃を強化しても、この男には届かない。

 

「せい!」

 

「ぬぅ!邪魔だ、【小人の聖女(リトル・フィアナ)】!」

 

「それは貴方です!クソ猪!ベル!今です、喰らいなさい」

 

 

 

「はぐっ…はぐっ」

 

ベルの一時的に発現している【暴喰】は【強喰増幅(オーバーイート)】の効果がある。喰った相手により自身を強化する物だ。今ベルはリリルカが隙を作った瞬間にオッタルの肩の肉の一部と装備等を喰った。

 

 

「(クソマズい!けど限界まで強化した後ならこの効果は消えないはず!)【神々よ、御笑覧あれ、我が名は喜劇の道化(英雄)アル(ベル)ゴノゥト(クラネル)、喜劇を紡ぐ道化(英雄)である、綴れ冒険、笑覧の劇場、さあ喜劇を始めよう】【英雄道化(アルゴノゥト)】!」

 

 

ゴーーーーーン

 

 

「鐘…いや大鐘楼?」

 

「勝負だ!屈強な男!」

 

【アルゴノゥト】はオッタルに向けて【兎月・上弦】に【炎の魔剣】を、【兎月・下弦】に【雷霆の剣】を、自身に【炎雷の付与魔法(エンチャント)】を付与しながら突撃した。が…

 

 

【其処までだ】

 

 

此処でとある黒いマントを羽織った謎の人物数人により戦闘は止められた。

 

「?誰だ…!」

 

【答える義理はない。退け】

 

「―――分かった。」

 

 

 

『此処で引いてくれて良かったニャね?』

 

『威圧力上昇の魔道具様々だワン』

 

『わざわざ此処で争うのは得策じゃニャいからニャ〜』

 

そう、黒マントの正体はヘスティア・ファミリアの妖精達だった。わざわざ威圧して退かせたのは戦闘でこちらの正体がバレることを危惧した為だろう。

 

「ふぅ………ありがとうございます。皆さん」

 

「当たり前ニャ!リリルカ!其れとベル坊!早く魔法解けニャ!アルフィアが来るニャよ!」

 

「分かったよ、子猫ちゃん。………はっ!此処は!襲ってきた人は?!」

 

「今は撤退させたニャ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「其れと今回のダンジョン探索はおしまいだワン。」

 

「そうニャそうニャ!」

 

 

ホーム帰還後…

 

 

「な、なななな?!何だってぇ〜?!ランクアップ可能だと?!どれだけの密度の冒険?!濃すぎるよ?!………あ、それとランクアップはしないよ。」

 

「は、ははは…え?!ランクアップしないんですか?!」

 

「幾ら何でも速すぎるんだ!今回でLV.2にランクアップしたという風にしないと神々に狙われてやばいんだ!まぁ一応は狙われても大丈夫だけどさぁ!」

 

「は、はい…」

 

 

ベル・クラネル

LV.2

力:SSS3011

耐久:SSS2808

器用:SSS4009

敏捷:SSS4199

魔力:SSS4918

幸運:I

 

《魔法》

 

【ファイアボルト】

・速攻魔法

雷響式(スペルキー)炸響(ルギオ)

 

英雄道化(アルゴノゥト)

・再臨魔法

・詠唱式【神々よ、御笑覧あれ、我が名は喜劇の道化(英雄)アル(ベル)ゴノゥト(クラネル)、喜劇を紡ぐ道化(英雄)である、綴れ冒険、笑覧の劇場、さあ喜劇を始めよう】

・道化再臨

 

《スキル》

 

英雄証明(ネケッシターテ・プロバートゥル)

・飛躍する

・証明心が続く限り効果持続

・証明心の丈により効果上昇

 

憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

・早熟する

懸想(おもい)が続く限り効果持続

懸想(おもい)の丈により効果上昇

・妖精と共闘時、効果上昇

 

承継静寂(アルフィア)

・戦闘時、発展アビリティ魔導、精癒、才禍の発現

・補正効果はLv.に依存

・戦闘時、【静寂の園(シレンティウム・エデン)】【サタナス・ヴェーリオン】【ジェノス・アンジェラス】の一時拡張発現

・戦闘時、全魔法に超高補正

・戦闘時、全技能に超高補正

・静寂死亡時、スキルの変換

 

承継暴喰(ザルド)

・戦闘時、発展アビリティ狩人、耐異常、暴喰の発現

・補正効果はLv.に依存

・戦闘時、【レーア・アムブロシア】の一時拡張発現

・戦闘時、全攻撃に超高補正

・戦闘時、全防御の超高補正

・暴喰死亡時、スキルの変換

 

NEW【英雄行動(アルゴノゥト)

能動的行動(アクティブアクション)に対するチャージ実行権

・蓄積箇所の切り替え可能

・切り替え時、蓄積分保持

・蓄積箇所の分配可能

・分配数はLV.依存

・スキル発動時、一定範囲内の戦意高揚、全能力の超高域強化

・範囲はLV.依存

・蓄積の丈により範囲拡大

・蓄積の丈により効果上昇

 

 

「其れに、そんなの今直ぐにしなくても大丈夫さ。新しいスキルも発現した事だし。英雄行動…【英雄行動(アルゴノゥト)】とはね。」




【補足説明】

英雄願望(アルゴノゥト)】ではなく何故【英雄行動(アルゴノゥト)】なのか?

英雄道化(アルゴノゥト)】を使って英雄(アル)になっていたから。

【蓄積箇所の切り替え】や【蓄積箇所の分配】とは?

【蓄積箇所の切り替え】=そのまま。腕で蓄積してたのを脚に移動させることが出来るみたいな

【蓄積箇所の分配】=腕で蓄積してたのを脚に分けるみたいな?腕に2チャージしてるのを脚とで1:1に分けて強化出来るという感じ?

結構汎用性が上がっているチャージ枠でした。
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