記念の風船を飛ばす児童=宝達志水町相見小

鼓隊演奏を披露する児童=宝達志水町志雄小

 宝達志水町の相見、志雄両小で20日、閉校式が行われた。児童や住民らが最後の校歌を歌い、慣れ親しんだ校名に別れを告げた。

 58年の歴史に幕を下ろす相見小の式には約300人が出席。坂井雪絵校長があいさつし、児童代表の表司沙さん(5年)と北山友結さん(同)が「思い出が詰まった相見小が大好きです」と別れの言葉を述べた。

 思い出を振り返るスライドショーが上映され、児童が伝統のマーチング演奏を披露した。運動場では風船を飛ばした。

 5校が統合して53年がたつ志雄小の式では、宮下慶子校長があいさつ、児童代表の板井由理子さん(5年)と金曽将人さん(同)が「大切な宝物として思い出は忘れません」と誓った。約300人が出席した。

 見守り隊の住民に感謝状が贈られ、児童が鼓隊演奏を披露。卒業生らが所属する「すぎの子太鼓」のメンバーが太鼓を打った。

 いずれの式でも寳達典久町長、林稔町議会議長があいさつした。新年度は相見、宝達、押水第一が押水小に、志雄、樋川が志桜(しお)小に統合される。

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