Amazon刈り取り仕入れ判断パーフェクトマニュアル
仕入れ判断の重要性
Amazon刈り取りにおいて、値下がり商品に気づくことと同じくらい「仕入れ判断」も大事です!
多くの値下がりに気付いても仕入れ判断を間違えたら、最悪赤字になりかねません。
今回こちらの記事で実際の値下がり商品を例に仕入れ判断の仕方を説明していきます。
前提条件
まず初めに、仕入れ判断は人によって異なります。
・資金力
・性格・考え方
・経験
これらによって仕入れの判断が変わってきます。
1つずつ説明していきますね!
資金力
資金力は仕入れ判断に大きく関わってきます。
・資金0円、カード枠100万円のAくん
・資金1000万円、カード枠200万円のBくん
がいたとします。わかりやすく極端な話をすると
値下がり価格:100万円
販売価格:150万円
月間販売個数:5個
在庫:2個
の商品の通知が来ました。
この場合、Aくんはカード枠全てを使い切って1個仕入れることができますが、1ヶ月で売れなかった時のリスクがかなり高いです。
カードの返済ができないことになりブラックリストに入ってしまうこともあります。
また、1個仕入れたとしてももう1つが売れるまで待つ必要がありますし、それを別の人が刈り取ったとした場合、その人もライバルとなります。
なので、絶対に売れる確証がない限り仕入れはしないが正解です。
次にBくんを考えていきましょう。
Bくんは結論仕入れてOKです!
むしろ仕入れたほうがいいです!
手数料や送料を引いても1個34万円くらいは利益になります。
売れるまでに2ヶ月経ったとしてもカードの返済やブラックリストに追われることもありませんし、2個仕入れても資金は800万円残り、次の仕入れも行うことができます。(精密にはカードで仕入れて1%分ポイント貰うほうがいいです)
せどり初心者には、カードの支払いに追われ精神的苦痛に耐えきれずやめていく人が多くいます。
それは自分が今使える資金と、キャッシュフローを考えていないために起きることです。
資金面は必ず考慮するようにしましょう。
性格・考え方
実は性格も仕入れ判断に影響してきます。
例えばこの商品あなたなら仕入れますか?(バリエーションはないとします)
この商品は14000円前後でもしっかり売れていて、現在価格は1万円強です。
利益計算をするとFBA利用で約1000円の利益となります。
これは見る人によって仕入れるか仕入れないか判断が変わってきます。
仕入れない人の考え方を見ていきましょう。仕入れない人はこのように考えます。
・3ヶ月以内に11000円で販売されている期間がある。今後この価格で安定したら利益が取れない。赤字になる。
・10000円出して1000円しか利益とれないなら仕入れなくていいや
・Amazon本体の復活が怖い
逆に仕入れる人の考え方を見ていきましょう。
・値下がり直前の14000円前後で売れているから、仕入れる。
・1000円でも取れる利益は全部取っていく。
・利益率は5%あれば十分。
などこのように考えています。
人の性格や考え方によって仕入れ判断は変わってきます。
迷えばそのタイミングでライバルに刈り取られることもあるので、自分の仕入れルールを決めておくといいかもしれないですね!
経験
意外とこれは結構大事な項目です。
そして私の経験上、成功の経験より失敗の経験の方が次につながります!
例えばこの商品仕入れ対象になると思いますか?
以前までの私は
・価格安定している
・価格差があり利益もしっかりとれる
・ランキングもかなり上下していて、すぐに売れそう
このような判断をして仕入れていました。
しかし実際に同じような波形の商品を仕入れて販売してみても
「価格は安定しているが全然売れない」といった状況でした。
そしてその時に「バリエーション商品」というのがあるということを知りました。
仕入れたことによって、何で売れないのかを考えリサーチし、知ることができました。
一度そのような経験をすると、似た波形の商品の時に同じ失敗をしづらくなります。
仕入れた商品が売れなかったり、赤字になったとしても、次の失敗をしなくなるための勉強だと思って、前向きに考えていきましょう!
仕入れ判断材料
仕入れ判断材料は大きく分けて5つあります!
・ランキング
・価格推移
・出品者数
・バリエーション
・利益率(利益額)
それでは1つずつ説明していきましょう!
ランキング
ランキングはその商品が売れているのか売れていなのかを測る指標の1つです。
まず前提として「過去1か月で〇〇点以上購入されました」の表記があればランキングを確認する必要はないです。この表記を信用して仕入れて問題ありません。
皆さん理解していると思いますが、この緑のランキングが下に折れるタイミングで1回売れているとカウントします。
売れていない期間が長ければ、その分ランキングも上昇していきます。
つまり、ランキングは上下すればするほど売れていると判断できるということです。
例えばこのような商品の場合
価格が上がってからランキングの上下が減っていますが、価格上昇後も売れていることがわかります。
どの価格でランキングが下に折れているかを見て、「この価格でも売れる」と確信をもって仕入することができます。
売れているか売れていないのかを判断する大事な指標の1つです!
【問題】この商品は6000円でも売れている?
【正解】正解は売れている!です。
価格が6000円の時にランキングが1度下に折れていますね!
このタイミングで売れたことを示しています。
ただ、6000円で売れた時の指標が1度しか確認できないため、これだけで仕入れると判断するには早すぎます。過去には4000円前後でも販売されているので、なぜ価格が上がっているのか根拠が見つけられる場合、仕入れ対象とする方が良いでしょう。
価格推移
価格推移は意外と重要な指標です。
「売りたい価格で売れているならあまり関係なくない?」と思う方もいると思いますが、実はそれが落とし穴。
利益を出すにはもっと深く考えなければなりません。
仕入れる時に必ず「〇〇円で仕入れたら××円で売って利益△△円」と具体的でなくても頭の中で計算するはずです。利益の出ない仕入れはしませんから。
ではその××円はどのように決めていますか?ここを間違えると赤字になってしまいます。
例えばこの商品を見てください。
2万円前後で販売されていた時期にランキングが下に折れています。
そして今の価格は13000円くらいです。
価格差も十分あり利益も取れそうです!
しかし、それ以前のグラフを見てください。
過去3ヶ月のグラフで確認すると、基本的に15000円くらいで販売されていて、価格が2万円前後だったのは最近の1週間くらいだけです。
もちろん、2万円で売れていたデータはあるので、2万円で販売しても売れないことはないと思いますが(回転は落ちると思います)、
Amazonは1つのカタログに複数の出品者が相乗りする仕様になっているので、1人でも今まで通り15000円前後で販売し始めたら、基本的にその価格から販売され続けていきます。
自分が2万円で販売していても、15000円で販売している人が売り終わらない限り自分の販売機会は来ないということです。
「15000円で販売している人がいないから価格が上がってるんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
現状その通りです。ただ、今後もいないと判断するのは考えが甘いです。
現に、Amazon刈り取りの話をしていますので、この商品の価格は現在下がっています。
今後も2万円ではなく、15000円前後で出品される可能性があります。
ではどのようにそれを判断していけばいいのでしょうか?
それは
・過去の大半のデータを見る
・今後も値上がりしていく商品は「廃盤」か「トレンド」
と考えるのがベターです。
まず、「過去の大半のデータを見る」ということですが、今回の商品で言うとこの赤枠の部分です。
15000円前後の部分ですね!この価格で売るとして、利益が出るかどうかを考える必要があります。
仕入れ値13100円、売値15100円になるので利益額-438円と今回は赤字になります。
なので仕入れ対象外となります。
ただ、今回の例で言うと15100円で販売してもトントンな場合は、仕入れてもいいかなと思います。つまり12000円くらいで仕入れができる場合ですね。
これは15100円で売れることが前提です。
2万円でもし売れたときの利益は大きいですからね!
また、この商品が廃盤商品だと知っていた場合、これからも上がっていくだろうと仮定して仕入れるのは全然ありです。
確実ではありませんが、値上がりしていく可能性はあります。
しかし基本的に通知が来た時にたまたまその商品が廃盤だと知っていることは少ないと思うので、あまりこの仕入れ判断をすることはありません。
また、トレンドだった場合、このように急にランキングが落ちていてわかりやすいグラフになっていることが多いです。
このようにランキングが急落していたら価格が最近上がっている商品でも仕入れる判断をしてもいいでしょう!
出品者数
出品者数を確認する理由は大きく分けて
・メーカー独占商品 or OEM商品ではないか
・値下がりする可能性はないか
・値上がりする可能性はないか
を確認するためです!
まず「メーカー独占商品 or OEM商品ではないか」を確認する理由ですが、これに該当する場合、
・メーカーから出品を取り下げるようにという連絡が来る
・Amazonに報告され最悪アカウントが閉鎖される
という可能性があるからです。
メーカーから連絡が来た場合、ほとんどの場合で出品を取り下げなくてはなりません。
知的財産権の侵害ということで連絡が来るケースが多いので、最悪法的な対応をされることもあるみたいです。言う事を聞いていた方が時間もお金も無駄にしないで済みます。
また、Amazonに直接クレームを入れられ、Amazonから連絡が来た場合、納品していたら在庫の強制没収、アカウント健全性の低下など、良くないことが多く発生します。
そのため、メーカー独占商品 or OEM商品ではないかを確認する必要があります。
ではどうやって確認するかですが、
・出品者数がずっと1~2人
・出品者数が急落していることがある
・過去にタイムセールなどしている
これだけ気を付ければある程度回避できます!
例えばこの商品を見てください。
ずっと出品者数が1人か2人ですよね!
こういった商品は出品できたとしても、クレームが来る可能性が高いので出品しないようにしましょう。
また「出品者が急落していることがある」というのはこのようなことを言います。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、数十人いた出品者が急に出品を取りやめています。
これは一斉にメーカーから出品を取り下げるように連絡が入ったからだと思われます。
過去にこのように出品者が急落している商品があれば、再度連絡が来る可能性も有りますので出品しないようにしましょう!
また、このようにタイムセールをしている商品は、メーカーや代理店が直接販売しているケースが多いです。
こういった商品も避けましょう。
危ない商品の傾向として、
・価格が常に一定
・価格が安くなったり高くなったりを繰り返している
などがあります。
仕入の数が多くなってくると画像を見ただけでわかることもあるので、慣れも大事ですね!
また、出品者は3人いるのに、すべて同じ会社というパターンもあります。
出品者は三人ですが、クレームが来る可能性は出品者1人の商品と変わりません。
出品者数もあまり変化が無かったら怪しいと思った方が良いですね!
ただここまでの話はAmazonで売る事を前提で話しています。
他販路(ヤフショや楽天はわかりませんが)で仕入れ値より高くで売れそうであれば、チャレンジしてみてもいいかもしれません!
次に値下がりしないか確認してみましょう!
出品者数が急増すると、需要より供給が多くなり、先に売りたいと思う人同士で値下げ合戦が始まり価格が下がっていきます。
出品者数が急増している商品は、値下がりする可能性が大いにあると思って、それでも仕入れた方が良いのか、仕入れない方が良いのかを考えて対応しましょう。
仕入れてもいいパターン
・即売りして利益が出せると判断
・値下がり後、出品者が減ってまた価格ががってから売る
次に値上がりしないかを確認していきましょう。
この確認はポジティブな確認です。
出品者が減ると価格が上がっていくことがあります。
上記の例は緩やかに出品者が減り、価格が上昇していますが、もっとわかりやすく出品者が減っている商品もあります。
このような商品は値下がり時点の価格で、利益が取れるのであれば即仕入で、仕入れた後に、いつ売るかを考えていく必要があります。
値上がりする原因として
・需要が急増
・供給が減少
の2つがあります。
どちらも需要と供給の関係が崩れ、価格が上昇しているので、キャッシュに余裕が合えば寝かせてもっと価格が上がった時に販売してもいいし、即売りしてもOKです。
・価格が既に上がっている
・出品者が急に減っている(なだらかに)
これに当てはまる場合は即仕入していきましょう!
バリエーション
バリエーション商品とは、1つのカタログに複数の選択肢のある商品のことを言います。
サイズやカラー、セットなどさまざまカタログがあります。
バリエーション商品の場合、ほとんどがランキングの合算になっています。
つまり、この商品でいうと「青でも黄でも白でも同じランキングの波形」をしているということです。
【青】
【黄】
【白】
ランキングはすべて同じ波形をしていますよね!
なので売れていない商品を売れているように見えてしまいます!
ではどのように仕入れ判断をするのか、それは
・バリエーションタブで評価を確認
・Dataから在庫推移を確認
というやり方です。
評価はだいたい1%~5%の人がつけると言われています。
そのためランキングのように確実ではありませんが、評価が多くつけられている商品は多く売れていて、評価の少ない商品は売れていないと判断します。
【確認方法】
バリエーションタブをクリック
「評価」という項目があるので項目をクリックし、多い順で並び替える。(項目の位置はこの位置にあるとは限りません)
上から順番に売れていると判断することができます。
また、2.27%など全体の何%がその商品の割合か表示されているのですが、これはランキングでも現在表示されているランキングの2.27%がこの商品が売れたことによる変化であると判断することができます。
今回の例では全体的にまんべんなく売れていて、判断しずらいかもしれませんがそういう時は「先月の購入」という項目を見てみるのもいいですね!
この項目が表示されていたら確実に50個以上は売れていることになるので判断しやすいです。
また、「Data」の「オファー」を見ることでどれくらい在庫が変化しているかを確認することができます。
在庫の変化には
・売れた
・他販路で売れて在庫を減らした
・なくなった
というパターンがありますが、基本的に急増、急減でなければ(100個一気に在庫が減っているなど)売れたと考えていいでしょう。
このようにランキング以外にも売れているか売れていないかを確認する方法があります。
バリエーション商品の場合で「先月の購入」という項目がなければ必ず確認するようにしましょう。
利益率(利益額)
利益率は重要な指標です。
毎回正確にチェックする必要はないですが、赤字にならないように間隔でもある程度計算できるようになっておきましょう!
例えば3000円のゲームソフトの場合
手数料10%、送料300円前後と考えて2400円くらいが入金されるな!くらいで大丈夫です!
通知が来て仕入れ値が2200円や2300円など利益が出るかわからないといった場合に、利益が出るなら仕入れたいと思っていたら利益計算までするといった感じです!
1500円など確実に利益がでそうという場合は利益計算はしなくて大丈夫です。仕入れてからしましょう。
それともう1つ考えてほしいのが、Amazonで売るということです。
基本的にAmazonの価格は上がったり下がったりしています。
なので、利益率1%などでしたら仕入れない方が良いと私は思っています。
買取屋が利益出る価格で買い取ってくれるなどでしたら、全然仕入れてもいいと思うのですが、Amazonで売ることを想定している場合、ライバルが1%分のポイント付けるだけで利益がなくなり、2%価格を下げるともう赤字になってしまいます。
私の場合はほとんど利益率は10%を超えないと仕入れないという判断をしています。
ただ、10万仕入れ利益率7%など高額で利益率が低いものなども存在します。
その場合、しっかり価格が安定していて、すぐに売れそうなのであれば、仕入れた方が良いです。1回で7000円の利益になります。
このように利益額や即売れできるのかなども考えていく必要があります。
販売価格も考えながら、理想ではなく現実的にいくらで売れるかを想定して、仕入れていくようにしましょう。
まとめ
仕入れ判断をするには上記のように様々なことを考慮して判断していく必要があります。
が、話の冒頭にも言いましたが、経験を積むことによってなれます。慣れて自然とこのように判断していけるようになります。
項目が多くて大変なんてことはありません。
是非参考にしてこれからの刈り取りに励んでください!
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