【モニター用】三菱商事完全攻略for26卒
【~2/21までに追記予定】
・三菱商事 25卒ケース面接問題
こんにちは。
x(旧Twitter)で情報発信をしているロミというものだ。
内容の紹介に入る前に、筆者自身の実績を書いておく。
・早慶
・非留学・非体育会
・10月から就活開始
・商社内定者・社員は周りにゼロ
このような状態から、三大商社・日系戦コンを始めとする7社から内定を獲得した。
何も変わったことはしていない。情報収集をして、面接対策をして、ESを出して面接を受けただけだ。
だが、それらを徹底的にやった。
先日、このようなポストをした。
総合商社は就活生に1番人気の業界といっても過言ではない。
ましてや近年は就活の早期化の影響もあり、他業界志望は早々に就活を終え、選考時期が遅い商社にはエントリーすらしない。つまり、商社の選考とは全員が本気で内定を取りにきている場なのである。
にもかかわらず、その正しい対策法については全然出回っていない。
特に、ここ数年で一気に始まった謎のネーミングのワークショップや予選会といった選考については、その傾向が顕著だ。
私から言わせると、9割の商社就活生が対策を間違えている。
そうはいっても、インターンなど対策が不可能だと思っている就活生が多いことだろう。安心してほしい。だからこそこのnoteを執筆した。
本記事は、三菱商事の本選考の攻略法に徹底的にフォーカスした内容となっている。抽象的な話は一切しておらず、いつどのタイミングで何をすればよいのか、を解説してある。
本編に記載されている情報は以下の通りである。
いかがだろうか。
一目見て圧倒的なボリュームだと分かると思う。
完全攻略の名にふさわしく、三菱商事の選考全てを解き明かしている。
最初に解説する三菱商事の強み・深掘り企業研究では、学生の君たちに馴染みの深い事例を多数ピックアップした。
これら事例をうまくガクチカ・志望理由と接続できれば、志望度をアピールできるであろう。
また、具体的に内定者のガクチカエピソードも紹介し、そしてそのエピソードがどのように深掘りされるのか、面接準備として意識すべきことまで言及している。
面接パートでは、各面接においての立ち位置とそれぞれで具体的に聞かれたことについて解説する。
また、実際に内定者の回答再現まで掲載している。
これを見ることで、内定者から足りない部分を盗みブラッシュアップが可能だ。
さて、ここまで読んでくれた読者ならもうわかるだろう。
このnoteだけで、三菱商事内定のために必要となる情報は全て手に入る。
他の人が知らない情報もそれを元にした攻略法も全てだ。あとはやるだけだ。
実際に選考の中で考えていたことを公開するかは迷った。あまりにも情報の解像度が高すぎるためである。
しかし、購入者を内定までサポートするために、記載することを決めた。
もちろん、不特定多数の学生がこの情報を知ってしまったら、ゲームバランスが崩壊してしまうことは避けられない。
そのためこのnoteは少数売れるごとに値上げをし、一定部数販売したら販売を停止する。
最終面接までカバーした完全攻略版のため、三菱商事を受ける人はもちろん、三菱商事を受けようか迷っている人も安心して購入してほしい。
最強の武器を手に入れて、楽に本選考を戦えるようになるだろう。
それでは本編で待っている。
三菱商事の3つの強み|会社を知り選考に活かす
まず、三菱商事という会社の理解を深めて読み進めていただきたく、三菱商事の会社紹介をさせてほしい。
中には、企業研究は十分にしてるから必要ないと思う者もいるだろう。
しかし、ここではネット上で拾える「誰もが知りうる」会社情報の説明に留めるつもりはない。
そのため、流し読みでも良いので、一度必ず目を通すように。
徹底した企業理解のおかげで、志望度を証明する「入社してからやりたい事業」という質問に対してそつなく答えることが出来た。
ガクチカ、ケース面接対策も大事だが、企業研究も怠らないでもらいたい。
さて、これを読む諸君は当然把握していると思うが、三菱商事には企業理念として「三綱領」というのがある。
それが、以下の通りだ。
所期奉公
事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
処事公明
公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
立業貿易
全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。
これら三綱領は、三菱商事の社員に骨の髄から染み付いている。
2024年入社式でも早速三綱領への言及があったくらいである。
また、三菱商事の事業は全てこれらに接続して展開されているので、まず最初の一歩としてその意味も含めて理解しておくべきだろう。
三綱領は、それぞれ以下の言葉に置き換えられる。
所期奉公=社会貢献
処事公明=フェアプレー
立業貿易=グローバルな視野
上記の理解から出発して、それぞれの事業をどの精神性に基づくものなのかを紐づけておこう。
1.EX・DX
三菱商事は、対五大商社比較で住友商事と並んでEX・DXに力を入れている。
住友商事はDXを特に推進している印象が強いが、三菱商事はEX(エネルギー・トランスフォーメーション)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)を一体推進しているのが特徴と言えるだろう。
ではまず、三菱商事が掲げるEX・DXが目指すところは何かを確認したい。
まず、三菱商事が示すEXとは次の2点。
1.エネルギーの安定供給責任を果たしつつ、再エネ倍増、次世代エネルギーサプライチェーン構築への取り組みをグローバルに進める
2.財務の健全性を維持し、2030年度までに、再エネ、銅、天然ガス、水素・アンモニアなどの分野に、総額2兆円規模を投資
一方で、DXについては以下のように目標を定義する。
1.サプライチェーン最適化による省エネ・廃棄ロス削減と競争領域への注力による産業競争力向上の両立を実現
2.様々な領域のデータを連携し、個人や世帯のライフスタイル・ステージに合わせた最適な統合サービスの提供を目指す
DXについては、通常私たちが認識する定義とスケールの面で少しズレがある点に留意したい。
上記二点を分かりやすく説明しておくと、以下の通りだ。
三菱商事が目指すのは、産業全体の変革を促進する「産業DXプラットフォーム」の構築です。三菱商事は総合商社として、サプライチェーン全体にわたって幅広い事業を展開し、全産業と接点を持っています。この強みを活かし、需要予測や位置情報など、事業の効率化や生産性向上に資する機能をプラットフォーム化し、あらゆる産業に対して企業の垣根を越えて提供します。それぞれの企業が主体的にDXを進め、三菱商事はいわば裏方としてその取り組みを支える、オープンな連携の枠組みをつくり上げることで、産業構造の変革を加速し発展につなげるとともに、社会課題の解決を図ることを目指しています。
DXの対象となる分野は、流通、資源、電力など、あらゆる産業に無数に存在します。三菱商事は、長年培ってきたノウハウと膨大なデータに、デジタル技術を掛け合わせ、まだ誰も達成していない産業を跨いだDXを成し遂げるために、チャレンジを続けています。
DXは、環境課題の解決とも密接に関係しています。例えば、需要予測や物流の効率化により、食品ロスや自動車からのCO₂排出を削減することが可能です。脱炭素化は重要な社会課題であり、三菱商事もその実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。DXにより産業のデジタル化を進め、効率化を図るとともに脱炭素社会を推進し、社会課題の解決に貢献できる仕組みづくりを目指しています。
そして、「EX・DXの一体推進」によって試みるのが「未来創造」だ。
この未来創造については、『統合報告書2023』において社長の言葉からその意味を確認できる。
ここで重要なのは、当社はグローバルな会社であるとともに、日本の会社であるということです。日本の国力が落ちていくと、日本のプレゼンスが世界と比して相対的に下がります。そして日本のプレゼンスが落ちるということは、日本の企業のプレゼンスも相対的に落ちるということにつながります。だからこそ当社としては日本の国力の強化に貢献したいと考えていますし、そのための有効な手段として、新産業創出や地域創生を通じた未来創造に携わることが重要だという考えを私は持っています。
こうした認識の下で、2022年5月に公表した中期経営戦略2024では「EX・DXの一体推進による未来創造」を掲げ、現在その遂行に励んでいます。カーボンニュートラル社会の実現、エネルギーの安定供給、産業競争力の維持・向上の3つのアジェンダを実現させ、MC Shared Valueの創出を通じて日本経済の復活に目に見える形で貢献していきながら、当社の成長につなげたいと考えております。
EX・DXによって実現可能な未来創造とは、次の二点。
1.多様な産業知見とデジタル技術を組み合わせ、産業競争力強化により生産性の高い社会を目指す
2.地域パートナーとの協働を通じた自立分散型コミュニティの構築により、地域社会との共生を実現
分かりやすくは、以下に引用した図を参照されたい。
定義を確認したところで、ここからは具体的事例について考える。
さて、そもそも三菱商事はエネルギー事業が成長事業であり、EXを強く推進している点は理解が容易だ。
EXにおける具体例としては、特に次世代エネルギー部門として低・脱炭素技術の発掘や社会実装、環境負荷の低い次世代エネルギーのサプライチェーン構築を進めていく点に注目したい。
次世代エネルギー部門は、以下の事業部から成り立つ組織だ。
LPG・石油原料事業部
LPG・ナフサ・原油に関する事業・取引を通じて、エネルギーおよび石油化学原料の安定供給ならびに低・脱炭素化に寄与しています。LPGは三菱商事が49%出資しているアストモスエネルギー株式会社にて、LPGの輸入・トレーディングから小売りまでサプライチェーン全体に関与しています。ナフサ・原油については、本邦およびアジアにおける石油化学会社・石油会社向けを中心とした需給調整機能を提供しています。
次世代発電燃料事業部
次世代発電燃料部では、燃焼時にCO2を排出しない次世代燃料として水素・アンモニアに着目し、その社会実装をカーボンニュートラル社会の実現に向けた重要課題と位置付けています。燃料アンモニアの普及に向け、大規模かつ安定的なサプライチェーンの構築を目指し、世界中で開発に取り組んでいます。
バイオ・合成燃料事業部
バイオ・合成燃料事業部は、バイオ燃料およびクリーン水素由来合成燃料のサプライチェーン全体に係る事業開発を行っており、SAF(持続可能な航空燃料)を中心とした環境型の次世代輸送用燃料の社会実装に向けてパートナーと共に取り組んでいます。また、国内におけるターミナル運営も管掌しており、気候変動問題の解決に資する燃料の低・脱炭素化とエネルギー安定供給の双方に寄与していきます。
リファイナリー事業部
日本・アジア・米国で石油製品事業を推進しています。ライフラインである液体燃料の安定供給責任を継続的に果たしつつ、カーボンニュートラル社会への移行に向けた業界の課題解決やリテール・モビリティ業界の効率性・利便性向上ニーズに即した取り組みを推進していきます。
次世代エネルギー、カーボンマネジメント関連業務
次世代のクリーンなエネルギーとして期待の高まる水素、e-methaneなどの事業開発を行っています。また、カーボンクレジット、カーボンマネジメントに係る事業開発も行っており、多面的な取り組みを通じてカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
2023年4月に新設された本部門は、もともと存在した全社横断型組織「EXタスクフォース」を改め、人や知見を集約し一次元化して「2050年 カーボンニュートラル社会」を目指す。
公式HPに全3回に渡って担当社員のインタビューが掲載されているので、参照すると良いだろう。
また、カーボンニュートラル社会については、三菱商事が2021年に発表したプレスリリース「カーボンニュートラル社会の実現に向けて」も非常に参考になる。
三菱商事が目指すカーボンニュートラル社会とはつまり、以下だ。
1.GHG排出量の削減目標:2030年度半減(2020年度比)/2050年ネットゼロ
2050年GHG排出ネットゼロを前提とし、新たな2030年度中間目標と具体的な削減計画を策定致しました(目標の対象範囲として、関連会社のScope1/2排出量の当社出資持分相当分を新たに追加)。
2.EX関連投資:2030年度までに2兆円規模
再生可能エネルギー、銅、天然ガス、水素・アンモニアなどのEX関連事業をグローバルに進めて参ります。
次世代エネルギー部門では、その事業部毎に、あるいはそもそも全社戦略的に様々な事業・プロジェクトが展開されているが、特に具体的事例として下にいくつか紹介する。
1.熱需要の脱炭素化を目指すe-methane(合成メタン)開発事業
民生・産業部門の約6割を占める熱需要の脱炭素化に向けて、既存ガスインフラを活用でき、追加的な社会コストを抑制可能な「e-methane(合成メタン)」導入が期待されております。当社は、東京ガス・大阪ガス・東邦ガスと共同でサプライチェーン構築に向けた詳細検討を実施しており、米国に於いて水素・CO2・水といった原料からe-methaneを製造し、当社が参画するキャメロンLNG基地を活用の上、2030年に年間13万トンの日本向け輸出を目指します。
2.燃料アンモニアのサプライチェーン構築に挑戦
三菱商事は、カーボンニュートラル社会の実現に向け、燃料用途でのアンモニアの社会実装を目指しています。アンモニアは、現在は肥料や化学製品の基礎材料としての利用が中心ですが、近年、燃料としての利用や水素キャリアといったエネルギー分野での活用も注目されています。燃焼時にCO2を排出しないことから、次世代燃料として期待が高まっており、日本政府は2030年に300万トン、2050年に3,000万トンの国内需要を想定しています。
こうした需要に対応すべく、これまで三菱商事が培ってきたエネルギーサプライチェーン構築の経験や、アンモニアに関する知見を活かし、パートナー企業と共に世界中で燃料アンモニア事業の開発に取り組んでいます。
23年2月には、欧州の再エネ市場を代表する電力会社のRWE Supply & Trading、韓国を代表する総合化学会社であるLOTTE CHEMICALの2社と、アジア・欧州・米国地域における大規模かつ安定的な燃料アンモニアのサプライチェーン構築に向けた戦略的アライアンスを組むことに合意し、発表しました。その一環で、米国テキサス州で燃料アンモニアの製造事業に向けた共同調査を開始しています。
三菱商事は、エネルギーの安定供給と脱炭素化を両立させることで、持続的な成長に貢献していきます。
一方で、DX戦略については三菱商事が定義した「DX人材タイプ」が分かりやすい。
三菱商事の社員として育成を目指す3つのタイプ(「プロデューサー」「ビジネスデザイナー」「アーキテクト」)と、外部人材に依存する3つのタイプ(「データサイエンティスト」「UIデザイナー」「エンジニア/プログラマ」)を分け、それぞれに何を求めるのかを簡単に説明している。
#三菱商事の社員として育成する
プロデューサー:DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダー人材
ビジネスデザイナー:DXやデジタルピジネスを企画・立案・推進する人材
アーキテクト:DXやデジタルピジネスに関するシステムを設計し、企画を実装につなげていく人材
#外部人材に依存する
データサイエンティスト:DXに関するデジタル技術(A】・IoT等)やデータ解析に精通した人材
UIデザイナー:DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを相当する人材
エンジニア/プログラマ:上記以外にデジタルシステムの実装やインフラ構築等を狙う人材
上記から見えてくるように、三菱商事は決して「専門家」レベルのデジタルリテラシーは社員に求めていない。
しかし、DX戦略がそもそも三菱商事の柱であることからも、ビジネスでDXやデジタルを活用できるだけのリテラシーは求められていると言えるだろう。
さて、上記を前提に具体的な事例を見ていきたい。
【事例1】
需要予測で食品ロス削減に挑む
食品流通では、販売の機会ロスを減らすためにメーカー、卸、小売りのサプライチェーン全体で過剰に在庫を抱えた結果、多くの食品ロスが発生する問題を抱えており、その規模は年間約1兆円ともいわれています。この現状を打破するため、需要予測のモデルづくりに取り組んでいます。AI技術を活用し、サプライチェーンに関わる受発注や在庫等のデータを総合的に解析することで、余剰在庫の大幅な削減が期待できます。
こちらは、以下の図のようにAIを活用して商流全体を連携・分析し無駄を徹底的に無くすことを目指す事例だ。
【事例2】
位置情報が生み出す新たなビジネス
ヒトやモノがどこにあり、どう動くのかを示す位置情報は、DXを進める上で重要な役割を持ちます。三菱商事はNTTと共同で、世界最大規模の位置情報データベースを持つ「HERE Technologies」に出資し、物流、都市交通を中心領域として、さまざまな取り組みを進めています。物流では、ドライバー不足や買い物難民といった課題の解決をめざし、都市交通ではAIオンデマンドバスや市民間ライドシェアなどのサービスを展開していきます。
1.ラストワンマイル・デリバリー
ドライバー不足や市民の買い物利便性不足といった物流業界課題解決のために、新しいスタイルの配送、物流ハブ拠点の設置、ユーザーによる受取促進などに挑戦。
2.AIオンデマンドバス
乗り降りする場所を柔軟に指定可能なオンデマンドバスを提供。時間・場所・ルートの最適化により、利便性向上と採算性向上を目指す。
3.モビリティシェアリング
観光客に対して、より利便性・回遊性の高い新たなマイクロモビリティも含めたモビリティシェアリング・サービスを提供する。
事例2では、位置情報を起点に大きく「物流」と「都市交通」の二つの分野においてサービスを提供した事例が紹介されている。
2.タテ×ヨコの事業の総合力
総合商社比較では、三菱商事が最も総合力が強いと言える。
もちろん、「総合」商社とあるから、どの総合商社も総合力を持ってビジネスを展開している点は相違ない。
しかし、三菱商事の総合力は圧倒的である。
特に、三菱商事の総合力は「タテ×ヨコ」に広がりがあるのが大きな特徴だ。
具体的には、数多くの営業グループ・部門、あるいは商社最大の1,700もあるグループ会社を持って、ほとんどすべての産業に接地面を持ち、それらがすべて連携しているという意味でヨコに大きな広がりが。
このヨコの広がりは、国内外を問わずグローバルに広がりを見せる。
加えて、それらヨコの広がりを、「社会課題に基づく取り組みテーマ」を縦糸としてタテにも繋いでいる。
また、総合力に関しては『中期経営戦略2024』を大いに参考にしたい。
三菱商事は、『中期経営戦略2024』のテーマとして、「つなげ・つながることで三菱商事グループならではの総合力を最大化」を掲げる。
このことからも、三菱商事が自社の強みとしての「総合力」をさらに拡大していく姿勢が感じ取れる。
以下に、三菱商事の中期経営計画書から「タテ×ヨコ」の総合力を示した図を紹介する。
上記図で示されたように総合力を出力して事業を展開するのが三菱商事の特徴だ。
3.社会課題解決
三菱商事の特徴となると、社会課題解決への使命感も外せない。
当然、これも総合商社として各社に共通することではあるが、三菱商事は長い歴史において一貫して「社会課題解決」の使命感が一際強い会社と言える。
そして、こうした「社会課題解決」は三菱商事の選考においても大きく評価のポイントとされる。
実際に、後ほど詳しく説明するが三菱商事の面接では「社会を俯瞰して見れているか」を問うような質問が多いのだ。
そのため、この「社会課題解決」においては本noteの説明で十分とせず、自身で常に情報を収集して理解を深めたいところだ。
それではまず最初に、三菱商事が目指す「社会課題解決」とは何か。
これは、先ほど説明した「EX・DX」と「タテ×ヨコの事業総合力」を手段として実現されるものであり、以下の『中期経営戦略2024』で端的に説明されている。
国際社会は、ここ数年の米中対立により、国家間のイデオロギーの争いと経済活動は益々切り離せなくなっています。 そして、ロシア・ウクライナ情勢に端を発し、社会情勢に様々な混乱が生じています。 米・露・中の対立は⻑期化し、国際社会の多軸化・分断化が進行するとともに、地政学リスクの高まりに伴い、 益々不透明な環境が日本経済を取り巻いています。世界経済の回復にも様々な不確実性が伴うと予想されます。
ビジネス環境を見渡してみると、安全保障上の対立が事業環境にも波及し、グローバルサプライチェーンの再構築、 デジタル化・脱炭素という全産業共通の課題への対応により、業際の曖昧化が業界の垣根を超えて進展している状況です。 更には、加速する技術革新により、これらの動きはより非連続的な変化をもたらすでしょう。
このような経営環境のもとでは、より先見性をもって、不確実性に対応していくことが求められます。 これまで以上に、あらゆる産業知見とグローバルインテリジェンスを強化することによって、多様化・複雑化する社会のニーズに応え続けることが 当社の役割だと考えています。 エネルギー・食料・資源等の安定供給責務を果たしつつ、脱炭素・産業競争力の維持・拡大といった社会課題を解決することが求められます。 その観点からも、当社が事業活動を通じて解決していく重要な社会課題を「マテリアリティ」として再定義し、取り組みの指針としました。
そして、上記で最後に説明されたように、三菱商事は重要社会課題を「マテリアリティ」として再定義している。
三菱商事がピックアップするマテリアリティは、次のとおり。
1.脱炭素社会への貢献
移行期の低・脱炭素化に資する製品・サービスを提供しながら、温室効果ガスの削減に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献します。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①再生可能エネルギー持分発電容量の倍増
当社では、脱炭素社会の実現に向けて、国内外で再生可能エネルギー事業の取り組みを拡充しています。本取り組みに関し、当社では2030年度に2019年度比で持分発電容量を3.3GWから6.6GWへと倍増させることを目標として、取り組みを進めていきます。
②次世代エネルギーサプライチェーンの構築
当社は、クリーンなエネルギーであることから次世代エネルギーとして普及が期待される水素の社会実装及び水素の輸送・貯蔵手段として優れたアンモニアに着目し、バリューチェーンの「つくる」「はこぶ」「つかう」の各ステージにおいてパートナーと共同検証を進めています。
2.自然資本の保全と有効活用
地球が最大のステークホルダーであると認識し、生物多様性の維持や自然資本の保全に努めるとともに、環境への負荷を低減しながらサーキュラーエコノミーの実現に取り組みます。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①サーキュラーエコノミーの推進
当社では、「地元で生み出し、消費する」地域完結型のサーキュラーエコノミーの実現をEXの取り組みの柱の一つと位置付けています。その実現に向けては、限られた資源を有効に活用し、可能な限り効率よく循環させるための取り組みが不可欠です。当社では、新技術の活用を通じた素材の再資源化、バイオ・カーボンリサイクル、製品リサイクル関連新規事業及び、低・脱炭素社会を支える素材・製品事業等を通じ、環境対応型素材製造事業に取り組んでいきます。
②自然への依存・影響評価
当社が今後も持続的に事業活動を行っていくために、当社事業が自然にどの程度依存し影響を与えているかを把握し、そのリスクや機会を分析した上で、自然への過度な依存や負の影響を最小限にとどめ、さらにはその回復に資する取り組みを実施することが重要であると認識しています。
3.持続可能で安定的な社会と暮らしの実現
各国・顧客のニーズに基づく資源・原材料・製品・サービス等の安定供給責任を果たしながら、様々な国・産業における事業を通じ、将来に亘って持続可能な社会と暮らしを実現します。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①移行期を支えるエネルギーの安定供給責任の充足
人口増、経済発展等により、引き続き世界のエネルギー需要は増加が見込まれています。今後、電力分野では再生可能エネルギーへの切り替えが進展することが想定される一方で、間欠性や立地条件等の観点から全ての電力を再生可能エネルギーで賄うことは、飛躍的な技術革新を必要としており、増大する世界のエネルギー需要を満たしながらカーボンニュートラル社会を実現するためには、化石燃料の低・脱炭素化が不可欠です。
当社は、オペレーションの効率化、CCUS等を通じ、天然ガスバリューチェーン全体のGHG排出量の削減に取り組むとともに、化石燃料の中で相対的に環境負荷が低く、移行期を支えるエネギーである天然ガス・LNGの安定供給責任を果たしていきます。
②サステナブルな「食」の供給
世界人口の増加等による水産物需要の拡大や、持続可能な供給に対する関心の高まりを背景に、「獲る漁業」に加え「育てる漁業」の重要性が増しています。当社は、生産から加工・販売までの、持続可能な事業モデルを目指しており、水産物についてはMSC/ASCを始めとする漁業/養殖業に対する国際的な認証商品の取扱いを強化していきます。
4.イノベーションを通じた社会課題の解決
イノベーションがもたらす産業の大きな変化も取り込みながら、社会課題の解決に資するビジネスを創出していきます。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①食品ロスの削減
日本における食品ロスは570万t(2019年)と試算されており、その食品廃棄規模はWFP※の世界食糧援助量(2020年)の約1.4倍に相当します。また、日本における食品ロスのうち、食品の流通・生産の過程にて廃棄される事業系食品ロスは全体の約54%を占めており、食品流通業界として解決すべき重要な課題として認識されています。
当社はこのような食品流通の課題に対して、AI等のデジタル技術を用いて食品ロスを削減する取り組みを進めています。
②技術イノベーションを通じた脱炭素社会実現への貢献
低・脱炭素化の推進は地球規模での喫緊の課題であり、スピード感をもってこれに取り組む必要があります。そのためには、全く新しい脱炭素技術の開発のみならず、すでにR&Dを終えた技術を早期に社会実装へと移行させる、スケールアップ段階におけるイノベーションが重要となります。
当社は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、すでに次世代エネルギー等のEX関連事業開発も推進していますが、これらの取り組みを補完し、さらに加速させるべく、官民連携を通じて革新的な脱炭素技術のスケールアッ
プにも取り組んでいきます。
5.地域課題の解決とコミュニティとの共生
各国・地域が直面する課題の解決に事業を通じて貢献し、経済や社会の発展に寄与するとともに、多様なステークホルダー、地域・コミュニティとの共生・共創を図ります。
【本マテリアリティに関するアクションプラン】
①自立分散型コミュニティの創生
当社は2022年5月に公表した「中期経営戦略2024」において、「エネルギー・トランスフォーメーション(EX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)の一体推進による地域創生」を成長戦略に掲げました。脱炭素社会への円滑な移行を通じたカーボンニュートラル新産業の創出や人々が集う魅力あるコミュニティの構築等、地域創生に向けた具体策を全社で推進するべく、各地での取り組みに着手しています。
②スマートシティの開発・運営
新興国を中心に、中間層の爆発的な拡大、および急速な都市化の進展に伴う社会基盤整備ニーズが高まるとともに、社会価値・環境価値に配慮した都市開発・運営が求められています。
当社は、このような外部環境変化の中で、大規模で付加価値の高い複合都市開発・運営の推進により、良質な住環境、就労・医療・教育・物流・移動環境等を持続的に創出し、当該国の経済成長に寄与しつつ、環境負荷低減に貢献することを目指しています。
6.事業推進における人権の尊重
様々な国で多様な事業を推進する上で携わるすべてのステークホルダーの人権を尊重し、各国の情勢も踏まえながら、バリューチェーン上の課題解決を追求します。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①事業推進時の人権デューデリジェンスの実施
当社は、トレーディング事業のみならず、さまざまなパートナー等と共に世界各地で展開する開発・生産・製造事業を通じて多岐に亘る商品・サービスを取り扱っており、手掛ける事業が人権・環境面でもたらす影響を特定・分析し、これが負の側面を持つ場合はそれを回避・軽減していくことが重要であると考えています。この考えに基づき、当社は、事業における人権・環境デューデリジェンスを推進していく方針です。
②従業員の安全の確保
当社グループ企業(以下、当社グループ)では、世界中で約8万6000名の社員が働いており、社員も最も重要なステークホルダーの一部です。当社グループがこれからも持続的に企業価値を創出するには、事業のさらなる多様化・グローバル化に対応し、性別や国籍等にかかわらず、多様な人材がそれぞれの持つ能力を存分に発揮することが必要であり、その大前提となるのは職場の安全という人権の基盤になる環境整備だと考えています。
7.多様な人材が未来を創る活気に満ちた組織の実現
人材が最大の資産である事業特性を踏まえ、組織全体で三価値同時実現の原動力となる多彩で多才な人材を育成し、また多様な人材が価値観を共有し、つながりながら切磋琢磨し成長できる組織の実現に取り組みます。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①人材戦略
経営戦略に即応する人事戦略の実行を目指し、事業環境のスピーディな変化に対応し、全ての人材が力を発揮できる適材適所の推進と環境変化への対応力の強化を図り、各種施策を推進しています。
②エンゲージメント強化
社員が「イキイキ・ワクワク」を感じながら、エンゲージメント高く、組織や仕事に愛着を持ち安心して業務に取り組めるよう、人・組織の両面で環境整備を進めています。
8.透明性高く柔軟な組織の実現
事業環境の変化に迅速に対応しながら、連結・グローバルベースで実効性のあるガバナンスを実現し、透明性と柔軟性を備えた健全な組織の維持・強化に努めます。
【本マテリアリティに関するアクションプラン例】
①グローバルインテリジェンスの経営への反映
当社はあらゆる地域・産業にまたがり事業を行う中で、グローバルネットワークに基づく「インテリジェンス」「産業知見」等の無形資産を組織として蓄積してきました。本店・拠点・事業会社が効率的・効果的な役割分担を通じ、常に連携しながら、変化への対応力を高め、次なる大きな成長を生み出すためのネットワークを構築しています。
②機動性のある組織改編
当社は、これまでも時代の変化に合わせてその生業、体制を柔軟に変化させてきました。激動の時代にあって、その必要性はいつになく高まり、企業には更なる機動性が求められています。事業環境や経営戦略の変移に即応し、共創価値を創出していくために人材と共に組織としても柔軟に形を変えていきます。
かなり分厚い事例紹介となったが、上記8つが三菱商事が再定義するマテリアリティ。
そして、マテリアリティのアクションプラン例として、学生の君たちに理解が身近だと思われる事例をピックアップした。
上記事例を概観し、自分自身のバックグラウンド・社会人像に照らし合わせて、事例を志望理由等に組み込んで話すのがおすすめだ。
三菱商事の選考フロー (本選考)
さて、ここからは三菱商事の本選考フローについて解説する。
書類選考
エントリーシート ガクチカ同士の一貫性を意識する
総合商社のエントリーシートは比較的負担が軽いのが通例だ。住友商事は40文字×最大5つであり、GABの点数だけで面接に行けるかどうかが決まる。
しかしながら三菱商事のエントリーシートは日系企業の中でもトップクラスに負担が重い。24卒のエントリーシートの設問は以下の通りである。
<設問1>
これまでに挙げた実績、経験を教えてください。
大学時代に限らず記載していただいて構いません。
また、学業・部活動・サークル・趣味・ボランティア活動・インターンシップなど、なんでも結構です。(最大3項目、各50字)
<設問2>
自ら難易度の高い目標を定め、その達成のために粘り強く取り組んだ経験について、教えてください。結果の成否によらず、あなた自身が考え工夫・努力したことを含め、取り組みの動機やプロセスが具体的に分かるように記してください。(400字以内)
<設問3>
変化を起こすために、周囲を巻き込んで行動した経験について、教えてください。あなた自身が果たした役割や周囲との関わり方が具体的に分かるように記してください。(設問1で回答した経験の中から説明してください。)(400字以内)
<設問4>
あなたが三菱商事で手掛けてみたいビジネスや、三菱商事で働く中で獲得したい経験・スキルについて、教えてください。(150-250字)
<設問5>
あなたらしさが表れている写真を添付し、それぞれのエピソードを説明してください。(設問1にご回答いただいた実績・経験と同様でも構いません。)
後述するが、面接ではエントリーシートで記載したガクチカ(設問1~3)、志望動機(設問4)を細部まで深掘りされる。
ESについて、文字数や設問数に多少の変化は毎年存在する。
例えば、24卒までは設問1のエピソードが4件あったし、設問5で自身の写真の添付は2枚求められていた、といった具合である。
しかし、基本的に設問は毎年ほとんど変化がない。
このことからも、三菱商事が求める人物像は一貫していることが読み取れるであろう。
面接で話す可能性のある内容を全て盛り込む
三菱商事の面接官はエントリーシートを事前に読み込んでくる。エントリーシートに書いた情報のみで面接が進むと覚悟した方がいい。
ガクチカの話になった際に、設問1で書いていない内容をいきなり話し出すのはおススメしない。
エントリーシートに書かなかった内容は面接で聞かれない、ということではない。
24卒では「エントリーシートに書いた内容以外で、あなたの強みは何か?」と聞かれた事例もある
同一テーマ 複数ガクチカでも構わない
三菱商事のエントリーシートを書く際に不安になるのが、「同じテーマの話を複数書いてもいいのか」である。
例えば、設問1の「これまでに挙げた実績、経験を教えてください。(以下略)」という質問に対し、
体育会テニス部の活動で自主練習で課題克服に取り組み、大会で優勝した。
体育会テニス部の主将として練習面での改革を実行し、団体戦で過去最高の成績を残す。
という2つのガクチカを記載することは可能なのか?という疑問である。
結論としては可能だ。特に強いエピソード(体育会やインターンシップなど)を持つ学生は積極的にその活動の中での実績を入れていきたい。
実績・経験は面接で”こう”聞かれる!
「これまでの実績、経験を教えてください」と問われると、「これは実績ですか?」となることは多いと思う。
体育会幹部(主将、副将、○○リーダー)ガクチカのうち、三菱商事に内定した学生のガクチカの中で参考になりそうなものを記載しておく。
少人数での練習システムを構築し、新人戦で創部以来の最高成績を記録。
まず実績面から解説しよう。
上記の内容でエントリーシートを提出して面接に臨んだ場合、聞かれる質問は、
①新たな練習システムを構築しようとした理由
②部活動の規模
③「新人戦で創部以来の最高記録」が持つ意味(すごさ)
④どんな練習システム?
など様々考えられる。
特に、「なぜそれをやろうと思ったのか?」や「その実績はどう凄いの?」という質問は必ず飛んでくる。
3次面接、4次面接のパートでも後述するが、選考が進むと「あなたのガクチカが持つ意義」についての質問が多くなる。
この実績の中で伝えたい(エントリーシート、その後の面接選考で)ストーリーはこのような順序になっている。
①大人数での練習だと、下級生の練習時間が削られがちでチーム全体の底上げが難しい(課題)
②少人数、短時間で強度の高いメニューを組む(考えた解決策)
③練習メニューを変える中での困難とその解決策(苦労)
④下級生がレベルアップし、新人戦で結果を残す(結果)
意識するのは目標・課題と結果の整合性
目標・課題と結果が整合的であるか、は非常に大切なポイントである。
前述のガクチカでは「チーム全体の実力を底上げする」ことを目標に掲げ、「全体練習だと下級生の練習時間が削られがち」ということを課題に掲げた。
そのような課題・目標を掲げた以上、「新人戦で優秀な結果を残せた」は、十分に説得力を持った実績と言えるのではないだろうか。
意外と低い?GABのボーダー テストセンター
三菱商事は本選考のGABのボーダーが他の総合商社と比較して低い。24卒時は6割~7割程度の得点率で通過していた。
参考までに、総合商社各社のC-GABボーダーは以下の通りである。
丸紅>住友商事>伊藤忠商事>三菱商事>三井物産
伊藤忠商事の書類選考に通過しているC-GABのスコアなら問題なく通過すると思われる。インターンシップの書類選考だと住友商事のインターンシップ、丸紅のインターンシップ、専門商社だと伊藤忠丸紅鉄鋼の書類選考通過レベルと同等なのではないか。
あくまでも25卒時点の参考スコアではあるが、住友商事インターンシップのC-GABに通過しているスコアは使い回せるだろう。
特に三菱商事は①エントリーシートが重い(志望度が低い学生は書類すら出さない)うえに、②面接選考に進む学生が多いことから、C-GABで絞っている印象はない。
内定者の属性
内定者は100人を超える
内定者の属性は学生も気になるところだろう。
全体の内定者は130名で、早慶がおよそ50%、文系学部生は帰国子女や体育会の学生が多め。文系が6~7割、理系が3~4割で男女比も7:3くらい。
5大商社の中だと内定者の数は多い。男女比は平均的。やはり体育会や帰国子女、理系院生の割合は高い。
内定者の併願先と面接用の就活軸
内定者の併願先も知る限り載せておく。
本音の就活軸は多くの場合魅力的な給与である。
どのような就活軸で、どこを受けていたのかも載せてあるので、「他はどこを受けてるの?その理由は?」という質問の答えを考える上で大きな助けになるのではないか。
・三菱商事専願勢(起業経験者)
社会的インパクトとチャレンジ精神旺盛な企業文化
・デベロッパーと総合商社
社会へのインパクトが大きいプロジェクトを主体的にまとめたい
・総合コンサル併願
企業がもつ膨大な知見によって社会にプラスの影響を与えられる企業
・外資系、日系投資銀行併願
プロフェッショナルとしての成長環境と、ステークホルダー全員をまとめるチャレンジングな仕事への興味
・メーカー併願(理系)
限定されない職域で様々なプロジェクトにチャレンジしたい
また、海外経験のある学生は、「海外で活躍できる」を就活の軸にして三菱商事に内定していた。
1次面接 30分のガクチカ深掘り
1次面接は減点されないような立ち回りを
30分程度の個人面接。面接官は20代~40代の若手社員2人で、学生は1人である。面接官の年齢層は幅広い。面接官は非常に穏やかな印象を受けた。
三菱商事は面接選考に進む学生が非常に多いため、1次面接は足切りのような立ち位置だと考えられる。
質問内容もガクチカの深掘りに終始するため、他社の選考と変わらずにいつも通りの受け答えを心掛ける。
エントリーシートの内容を網羅的に質問される
主にエントリーシートで書いたガクチカについて深掘りされる。
実際に24卒の選考で聞かれた内容は以下の通りである。
1次面接ではそこまで徹底的に深掘りされない。それよりもエントリーシートの内容で聞けなかったことが無いようにすることが面接官側のミッションになっているのではないか。
おそらく、1次面接で「要深掘り」となった内容が3次面接以降で徹底的に深掘りされる。
設問1~3関連の質問
・エントリーシートに書いた○○(ガクチカ)について教えて
・設問1で記入したガクチカ1についての深掘り(約15分)
・設問2で記入したガクチカについての深掘り(約10分)
設問4関連の質問
・商社の志望動機
・三菱商事の志望動機
設問5関連の質問
・この写真はどんな状況なの?
最後に一言
内定者の回答 ~商社の志望動機~ <1次面接編>
総合商社で頻出の質問である、「総合商社の志望動機」。三菱商事の内定者はどう答えていたのだろうか。背景にある意図も踏まえて解説したい。
内定者の属性を簡単に記載しておこう。
・文系の学部生(2020年入学2024年卒業)
・国際交流サークルでプロジェクトリーダーを務めた経験あり
・海外志向が強く、「海外での活躍」を就活の軸に設定
回答のゴールを設定する
まず初めに、「商社の志望動機」という質問に対する回答から、何をアピールしたいのかを考える。
①ガクチカの内容から総合商社(特に三菱商事)のビジネスで求められる能力をピックアップして総合商社とのマッチングをアピール。②ガクチカの経験の中で感じたものから、総合商社に惹かれた理由を伝える。この流れが理想。
①ガクチカの内容から総合商社(特に三菱商事)のビジネスで求められる能力をピックアップして総合商社とのマッチングをアピール。
②ガクチカの経験の中で感じたものから、総合商社に惹かれた理由を伝える。
実際の回答を再現
本番の回答を再現してもらった。
Q:ガクチカについて
A:3年生の夏に国際交流サークルでカナダに行き、現地の学生とともにボランティア活動に従事するプロジェクトに、リーダーとして参加した。2年次の冬から企画を始め、カナダの大学生と定期的にオンラインミーティングを重ねて信頼関係の構築に努めた。文化の違いや参加人数の多さからリーダーとしてまとめるのに苦労したが、メンバーそれぞれの強みを活かして国境を越えた一つのチームとなり、無事成功した。
コロナ禍で失われかけた国際交流を再開し、学生同士の交流のきっかけづくりとしても意義のあるプロジェクトになったと思う。
面接の中で重視していたのが、自分のガクチカがいかに総合商社のビジネスで求められる能力に近しいと思ってもらえるか、である。
様々なOB訪問、三菱商事という企業の研究の中から、「多様なプロジェクトメンバーを抱えて大きなビジネスを成し遂げる」ことを商社が持つ価値だと考えていた。
ガクチカの中では、国籍・学年を超えたひとつのチームを作り上げ、1年近くにわたってまとめ上げたリーダーシップと、自分は社会的な意義のある活動に対して挑戦したい気持ちを持つというパーソナリティの部分でのマッチングをアピールしていた。
・リーダーシップ
・社会的意義のある活動に従事したいというパーソナリティ
このガクチカを踏まえて、「なぜ総合商社を志望するのか?」という質問にどう答えたのかを見ていこう。
Q:なぜ総合商社を志望するのか?
A:国際交流サークルでの活動、カナダでのボランティア活動にリーダーとして従事した経験から、実際に社会に形として残るビジネスへの興味がより一層強くなった。総合商社は世界各地で、バックグラウンドも社会的な役割も異なる人と共にビジネスを作り上げていく仕事だ。学生時代の活動でボランティアという形に残りにくいものに従事したからこそ、ビジネスへの興味がより一層強くなった。
総合商社の志望動機のパートでは、ガクチカでの経験から総合商社でこんなビジネスに携わりたい、という流れが綺麗に繋がるように回答を組み上げた。
良くある失敗例 ガクチカと志望動機が繋がらない
塾講師のアルバイトなどをガクチカに設定している学生が陥りがちなミスではあるが、ガクチカと志望動機の間にギャップがあるケースである。
例えば、
ガクチカは?
塾講師のアルバイトの中で、生徒1人1人に合わせた指導方法を徹底した。生徒個人の特性、得意不得意を尊重して生徒に向き合うことで全員の成績が向上した。
なぜ商社に行きたいの?
社会的インパクトの大きいビジネス、プロジェクトに関わりたいと思っていたから。
文字に起こし、ガクチカの部分と志望動機の部分だけを抽出すると明らかにおかしいことが見て取れるだろう。
ガクチカと志望動機のつながりで勝負が決まる
なぜその仕事をしたいと思ったのか、という理由には、必ず経験が伴う。
その経験はいつの時代でも構わない。人によってはそれを「原体験」と読んだり、大学時代の経験なら「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と呼ぶわけである。
どのような経験から、自分はどんな感情を抱いて、その感情が自分の志望動機にどう影響しているのかを考えれば、おのずと差別化された志望動機が完成するはずだ。
長期インターンシップ、留学、体育会の活動など、様々な経験をしてきていると思う。自分の活動が社会(≒自分の所属するコミュニティー)にどのような影響を与え、その時自分はどう考えたのかを言語化する。
この思考の過程で、1万人近い三菱商事志願者の中から差別化することができる。
2次面接 ケース面接
総合商社特有のケース面接
2次面接はオンラインで開催されるケース面接だ。
面接官は2人で、学生は1人である。ケース面接のやり方は三井物産をはじめとする他の総合商社と似たやり方である。
倍率はおそらく3倍くらいで、1次面接と同じくらいではないだろうか。
しかしここでも、属性が相当に強い学生はよっぽど出来が悪くない限り通過している印象で、X等にいる商社就活生の多くはここも通過するだろう。
三菱商事のケース面接においてはフレームワークに頼らない方が評価が高そう。
三菱商事のケース面接過去問集(順次追加予定)
25卒のオンラインケース面接で出題されたものを以下に載せておく。
ちなみに、三菱商事のケース問題プールは25卒時に私の知る限りでもあとこの3倍以上はあったので、全ての問題を事前に対策してくおくことはほぼほぼ不可能。
・学習塾を対象とした新規事業を提案してください
・廃棄予定食材を活用して既存事業を発展させてください
・日本食とシナジーのあるビジネスを考えてください
・日本におけるアイスホッケー人口を増やすには
・高速道路とのシナジーのある新規事業
・図書館とのシナジーのある新規事業
・海水浴場とのシナジーのある新規事業
・スーパーマーケットとシナジーのある新規事業
・自分の行っている競技をオリンピック種目にする
・受験を対象とした新規事業
ご覧のように、一部トリッキーなもの(自身の経験と絡めた問いなど)はあるが、トリッキーというよりかはむしろ一般的なテーマから出題されている。
総合商社のケース面接では、面白いソリューションで差別化を図るのがおすすめだ。
具体的にどうすればいいのか。
アイデアベースで考えたあと、そのアイデアを実現するロジックを組んでいくやり方をおすすめしたい。
なぜ斬新なアイデアが大事なのか
なぜアイデアが大事なのだろうか。
それには総合商社のケース面接の立ち位置と出題されるテーマが関係している。
特に三菱商事は書類ほぼ全通、面接で絞るという選考スタイルを採用している。
2次面接でもガッツリ絞られている。そしてよくある形のテーマが出題される。
そのような面接で、原因分析から課題を検討し、ソリューションを考えていたら、他の人の回答と被るリスクが高くなってしまう。
三井不動産をはじめとしたデベロッパー各社でもケース面接選考が一般化しているため、いわゆる模範解答覚えてきた勢との差別化は絶対に必要である。
ボトムアップで原因分析から課題を検討し、解決策を提案するやり方は、最低限の合格ラインには到達できる。
しかしながら倍率が3倍、かつ25卒の選考はほぼ終盤(コンサルファーム、外資系企業の採用はほぼ終わり、あとは日系大手を残すのみ)に総合商社を志望する学生には、最低限の足切りラインを突破している学生がほとんどだと考えられる。
属性によっても異なるが、文系の学部生(無属性)はケース面接で差別化を図れないと不完全燃焼のまま落ちることになりかねない。
ケース面接でいきなり解決策から考えるのは、コンサルファームを受けていた学生からすると悪手に見えるかもしれない。
しかしながら、模範解答的な回答は面接官からすると「自分の頭で考えているのか、解答を覚えているのか判別がつかない」と警戒されるリスクがある。
もちろん、コンサルファームの選考で通用するフレームワークを用いて綺麗な回答を作り上げていた内定者も多数存在する。
ケース面接で評価されているポイントは、①論理的なアウトプットが出せるか(学生個人の思考力)と②ディスカッションの中でアウトプットを改善・納得させることができるか(コミュニケーション能力)である。
ケース面接で自分のファーストアウトプットに疑問を提示されると、「アウトプットの質が悪いということ?」と解釈して面接官の論破に走ってしまう学生が毎年一定数存在する。「自分も分からない部分があるので、ディスカッションの中で詰めていきたいです」という姿勢で臨めば、建設的なディスカッションが出来るだろう。ディスカッションの結果、ファーストアウトプットがボロボロになっても構わない。「ケース面接全然できなかった、。。」と嘆いている学生の方が、何故か通過している印象だ。
三菱商事社員直伝 思考力を上げる毎日の習慣
三菱商事の社員に聞いた、小手先に頼らないケース対策を共有したい。
それは、街中にある広告を見たときに、「なぜこの広告をこの場所に出すのか」「なぜこの会社はこういう施策を打ったのか」ということを考えることである。
三菱商事の社員に限らず、コンサルファームのマネージャーも似たようなことを言っていた。どこの業界でも通用する思考法なのではないか。
【3/12追記】 26卒2次ケース面接 最新情報
さて、本日からいよいよ三菱商事の2次ケース面接が行われている。
そこで、早速初日の本日面接を受験した学生から複数情報提供をいただいたので、以下に追記する。
【事例1】
・日時:3.12
ー時間:9.30ー10.10
・面接概要
ー面接官の人数:2
ー面接の雰囲気:和やか
ー面接官の年齢:40ほど
ー面接官の所属:事業投資、エネルギー
・面接の流れ:アイスブレイク→自己紹介→ケース→質疑応答
・聞かれたこと(覚えている限り全て):お題は再エネ推進事業とカーボンニュートラル推進事業なうち一つを選ぶ。
概要(プレゼン)
課題はどこにある?
その課題の解決法は思いつく?
どのような形での運営になるのだろうか、営利性はそこにある?
カーボンニュートラルを売り込んでいくにあたっての社会的な問題
他にどのような施策ある?
逆質問✖️2
・答えるのに困った質問:営利性は?
・FB、面接官から伝えられたこと:論理と熱意があり良い
・何を特に重視して選考していると感じたか:営利性とコミュ力
・面接前に準備して良かったこと:商事の事業
・手応え:まぁまぁ
・その他案内されたこと:結果は二週間以内に
26卒ケース面接のお題では、初日に関しては以下の2つの問題から選択する形式となっている。
「新興国での新規事業」
「低炭素社会に向けた新規事業」
3次面接 事実上の最終面接
倍率は◯倍!なぜ商社に行きたいのかを徹底的に
3次面接は実質的な最終面接である。三菱商事の最終面接は非常に倍率が高く、10倍近くになるとも、それ以上になるとも言われている。
ちなみに余談ではあるが、三菱商事の3次面接、最終面接の倍率の高さは他の総合商社も知っているようで、他の商社の選考で「三菱商事の最終面接の結果を待っている」と正直に伝えた場合でも、その面接は通過させてくれた事例がある。(某5大商社、6月選考)
それくらい倍率が高く、志望度に関わらず落ちているということなのだろう。
伊藤忠商事や丸紅を併願先だと伝えるとかなり詰められることがあるにも関わらず、三菱商事が併願先ならOKみたいな風潮があるのが6月の総合商社就活。
三菱商事の本店での対面開催であり、面接時間はだいたい45分。
面接官は2人、学生は1人である。
日系企業、外資系企業に関わらず、最終面接で出てくる面接官が持つオーラは異常であり、2次面接までならなんてことない質問でも考えがまとまらなかったりすることがあるので、注意してほしい。
面接前に再度Webテスト+筆記試験を受験
さて、最終面接の会場に到着するとまず大きめの部屋に通され、同タイミングで最終面接を受験する学生一同で簡単なパソコンでのWebテストと筆記試験を受けさせられることになる。
選考の後半になると再度テストを受けさせられるのは就活あるあるだが、本三菱商事の場合はパソコンでの試験と筆記試験の2種類が用意されているという点が特徴的といえよう。
三菱商事の場合は、部屋に入るとまず等間隔に30ほど机が置かれており、それぞれにパソコンが設置されている。
そして、席に着くと自身のマイページにログインするように指示され、そこでいわゆるGABを受験する試験がスタートする。
GABは、30問で12分の、先行序盤で経験するレベルの簡単なWebテストだ。
それが終わると次は紙が配られ、筆記試験だ。
これは完全に三菱商事独自の試験で、紙2枚分の筆記試験が用意されている。
問題は1枚目が計数系の問題がたったの4問あるのみで、制限時間は5分。
その後の2枚目の筆記試験は心理テストのような問題で、文章を読んで自身ならどの選択肢を取るかを答える問題である。
量・難易度ともに、独自テストと言えど決して過度に怖がる必要はない。
実際、このテストの結果だけで面接の合否を左右するような結果となった話を聞いたことは一度もなく、普通に一定程度の学力さえ証明できれば何ら問題ない。
一方で、心理テスト部分は明らかに普通の人なら選ばないような人間的に外れた選択肢が用意されいているので、ここまで辿り着く人間にそんな選択肢を選ぶものはまずいないのだが、一応気をつけたい。
さて、こうした試験を終え待機していると、いよいよ自身の面接を担当する面接官の1人が待機室に学生を呼びに来る。
いよいよ、運命の最終面接スタートである。
内定者は3次面接をどう乗り切った?
3次面接で聞かれる質問は以下の通りである。
自己紹介をお願い。(3分と指定された人、1分程度と指定された人、そもそも指定されなかった人など様々)
OB訪問はした?三菱商事の社員はどう?どんな印象を持った?
(ESに書いたもののこれまでの面接で全く触れられなかったことについて)これはどういう活動なの?なぜそれを始めたの?そこから何を学んだの?
就職活動はいつごろから始めた?
三菱商事で何がしたい?
それは三菱商事でできる事業なの?
周囲からはどんな人と言われる?
大学では何を学んでいるの?
自分の学業的なバックグラウンドにあう職種には興味ないの?
まず、45分と非常に長い面接時間、選考を受ける学生の属性も多岐にわたることから、聞かれる質問は非常にバラエティーに富んでいる。
当然商社頻出の質問も見受けられるが、上記太字のように中にはこれまでのESで全く深ぼられなかったもののES内で一応触れている程度の小さい活動(=そこまで推す意図がない経験)を、面接時間の半分をも使って深ぼられたような事例もあり、あくまでもES出発で準備すべきではあるが、何を聞かれても良いように徹底的な準備をしたい。
多くの学生のレポートをヒアリングし気付いたことだが、本面接ではとにかく商事は「学生の素の部分」を引き出した上で、それが商事に合っているかどうかを判断しようとしているように感じる。
上の例に挙げた、自分的にそこまで推したいわけではない質問に時間を使われるのも、自分が推したい主要経験の話からあまり素を感じ取ってもらえていない(あるいはこれまでの面接でいなかった)ということに理由があるのではないだろうか。
そこで、徹底的に準備したいと言及したものの、その準備は自分自身の素を感じさせるものでなければならない。
その素を出す強力な武器こそが、一貫性や感情の強い弱い、あるいはエピソードの具体性や納得感の部分なのだ。
そう考えるならば、三菱商事の面接は、ESの段階から最終面接まで見据えて準備を進めるべきでないだろうか。
ここは本当に大切なポイントだと私は考える。
逆に、もうある程度上記を意識しないで面接を進めてきてしまった者は、今時点から過去の面接を徹底的に振り返り、そこから形取られる自分を意識してその延長に存在し、かつより魅力的に映るような自分を受け答えの中で創出できるように準備すると良いだろう。
と言っても実際にやるのは相当に難易度が高いことだが、意識できているかできていないかで準備の質は段違いに変わるであろう。
このnoteを読む者は、この点留意して準備を進めていただきたい。
以下、頻出質問をいくつかピックアップして、質問意図とどんな場面で使われるか、内定者が何を考えて(どんな印象を抱かせたくて)どう回答していたかを紹介する。
4次人事面接 気を緩ませずに臨む
大事なのは三菱商事が第一志望という姿勢
3次面接を無事終えた君は面接室を出ると、そこにはなぜか社員が迎えに来ている。
そう、まだ面接は終わりではない。4次人事面接にそのまま案内されることになるのだ。
その前に一度待機室に戻され、待機室内にあるパソコンでマイページにログインするように促されると、そこでアンケートに答えることになる。
このアンケートは、自身の内定先や内定後の部署の希望等を回答するものだ。
なお、本アンケート自体は、アンケート回答部屋にいる社員からの明言もあり、選考には全く関係ない。
アンケートに回答を終えると、人事面接の部屋に案内される。
最後の面接官は人事の社員2名だ。
4次面接で社員側が確認したいことは「本当に三菱商事に来るよね?」という確信である。
質問される内容は以下の通りである。
・選考を通しての感想?
・他社の選考状況(内定があるのか、最終の結果待ちはどこか)
・なぜその企業を受けているのか
・残りの単位数(それが卒業までに取れそうかどうか)
・なぜ三菱商事?
・これまでの選考経験との一貫性は?
・商事で何したいの?
・希望の部署に配属されなかったらどうする?
・それ三菱商事じゃなくてもできない?
残りの単位数と、その単位がどのような理由で残っていて取れそうなのかどうかまで聞かれるというから、ここまで内定辞退・取り消しのリスクを会社側が嫌っているのも面白い。
また、本人事面接では最終面接以上に三菱商事の志望理由をしっかりと聞かれることになる。
最終面接後の人事面接だからと気を抜く学生もいるが、ここで志望動機についてしっかりと納得してもらえないと、余裕で内定に影響する。
他の商社の人事面談とは、重要度が違うのだ。
とにかく面接の場では「三菱商事が第一志望」という姿勢を崩さないようにするのは当然のこと、その理由を必ず納得してもらえるように準備して臨んでほしい。
最後に|三菱商事内定を目指す君へ
ここまで読んでくれた君、本当にありがとう。
これが、私が経験した三菱商事本選考の全てであり、そこから君たちに伝えられる私の全てだ。
また、本noteを購入してくれた君にだけ、限定のLINEオープンチャットに招待したい。
そこでは、本noteを購入してくれた三菱商事を志望する仲間たちとの交流や、リアルな25卒の選考情報の交換が可能だ。
受け取り条件は以下だ。
・本記事の感想を引用リポストで投稿後、ロミのxアカウントにDM
・26卒として三菱商事の選考を受けた際の情報提供
本文からもおわかりいただけると思うが、本気で君たちの内定をサポートしたいと思っている。
本気で熱い感想をくれた人だけをオープンチャットには招待するつもりだ。
君の熱い想いを引用ツイートに載せてくれ。
以下のリンクより、参加を心待ちにしている。
オープンチャット「【26卒購入者限定】三菱商事情報交換」
https://line.me/ti/g2/css0LreRrZNVZrDnianCBOaFc5m6m4MZgoS-vw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
