【モニター用】三井物産 完全攻略攻略 for 26卒
【1/29 追記】
・三井物産26卒自分史面接最新情報追記
【12/14 追記】
・C-GAB受験可能企業
商社就活に関する情報発信をしているロミというものだ。
内容の紹介に入る前に、筆者自身の実績を書いておく。
・早慶
・非留学・非体育会
・10月から就活開始
・商社内定者・社員は周りにゼロ
このような状態から、三大商社・日系戦コンを始めとする7社から内定を獲得した。
今回は、三大商社の一角である三井物産についてのnoteだ。
これ一冊で内定にグッと近づく内容になっているから、無料部分だけでも最後まで読んでほしい。
まずはこのnoteの目次に目を通してもらおう。
いかがだろうか。
圧倒的なボリュームが見て取れると思う。
パーフェクト攻略の名にふさわしく、物産の頭からつま先まで全てを解き明かしている。
ひとつひとつ見ていこう。
まず、選考の全体像。
ご存知の通り、物産は必ずインターンを経由して内定を獲得することになる。インターンの種類は多岐に渡っており、実に6種類のインターンが存在する。
本noteでは、各インターンにおける実際の参加者の雰囲気や属性、また採用倍率に至るまで、裏情報を余すことなく記載している。
毎年微妙に内容に変更があるため全インターン網羅とまではいかないが、ベーシックなオープンインターンを中心に十分な分厚さだ。
【画像挿入】
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さらには、みんなが当然知りたい自分史についても徹底解説している。
三井物産と言えば自分史なのはご存知の通りだろうが、巷には誤った、あるいは主語を大きくした決め打ちの対策方法(「体育会は、〜とアピールすべき」など)が溢れている。
しかし、個を重視する物産がそんな「型」に嵌めた自分史を高く評価するはずがないだろう。
そこで、私は複数の内定者の話を踏まえて、多くの自分史攻略における「武器」を披露する。
加えて、内定者が実際に通過した自分史を載せており、もし今改めて書くならどうするか、という改善可能性も踏まえて詳細に記載している。
私が当時の就活生仲間と作成した(コレクションした)、自分史の攻略法(有効武器)を惜しげもなく全て記載だ。
自分史は物産の選考の最序盤かつ最重要選考であり、ここで落ちてはどうしようもない。自分史で落ちることだけは絶対にやめてほしいから、もし少しでも自信がないなら何度もこの章を読み込み、武器を自身の自分史に最適化装備させてほしい。
続いては一次面接。
自分史も当然だが、自分史ばかりに気を取られて思わず不合格を喰らう人間が多いのが、この一次面接と言える。
というのも、ここでは昨年まではケース面接+人物面接(人によっては自分史を参照されない)が行われており、特にこのケース面接では当然自分史とは全く異なる能力を推し量られている。
今年はケース面接はないものの、ここでは恐らく引き続き自分史面接前に自分史とは異なる論理性や人間性、思考力などの基礎能力を図る場の意味合いを強く持たせた選考が行われると想像する。
そこで、総合商社が求める「基礎体力」を冷静に披露する場として、しっかりと基本を固めた準備を進めたい。
その上で、気をつけるべき点、あるいは元々はケース面接として設定されていたフィールドであるから、それも踏まえてこの場でどのような面接(とその対策)が予想されるかを詳しく説明する。
本章は、筆者推測で読み飛ばしてしまう人も多くいるかと思うが、絶対に一度は目を通すこと、そして足りないと感じる準備は怠らず徹底すること。
約束して欲しい。
また、本noteでは万が一「一次面接」という名称変更の下、実際は場合によってケース面接に近い面接が展開される可能性を考慮し、昨年までのケース面接の事例を掲載しておく。
先述の通り、面接回数が変わらない以上、一次面接に持たせる選考機能を大きく変えているとは思えないし、当然商社に求められる能力性に大きな変更があったわけでもないから、人物面接を通して当然に論理性を評価されている前提で、(ケースの練習まではする必要はないが)ケース事例を通して必要な論理性レベルを把握しておいて欲しい。
続いては二次面接。
お待ちかね、待ちに待った、ついに自分史の面接だ。
ここはインターン前の最後の鬼門となる(当然に通過率も低い)が、安心してほしい。
ロミによって概要把握とその上での突破の鍵は握られているから、その突破法を把握の上すべき準備をあとはやるだけだ。
当然、私自身の就活生時代の経験だけでなく、今回本note執筆のために何人もの25卒内定者にヒアリングを行った。
そのためこのnoteに記載されているtipsはすべて内定者お墨付きのものである。
安心して頭に叩き込み、簡単に内定を勝ち取ってほしい。
もちろんインターンについても解説している。
自分史を通過して安心も束の間、当然物産はこのインターンの通過率も特別高くない。
当然、何もしていないと落ちる。
というか、普通に考えて通過者は軒並み超優秀層であり、並の準備では落ちる。
だが、当然本noteを購入し熟読していれば、ここで散りばめられた情報だけで十分にインターンでのエッジがある。
正直、書かれていることを十分に事前準備したならば「絶対に勝てる」戦いだと断言できるから、必ず「読んで、やる」こと。
さて、もうお分かりだろう。
本note一冊で、三井物産内定までに必要な情報は全て手に入る。
他の人が知らない情報もそれを元にした攻略法も全てだ。
繰り返すが、あとはやるだけだ。
正直、本当に使用した自分史や、内定者の面接での実際の受け答えまで出すかは迷った。なぜなら、あまりにも情報の解像度が高すぎるためである。
しかし、記載することにした。なぜなら、購入者の方を絶対に内定までアシストしたいからだ。
もちろん、不特定多数の学生が知ってしまったら、大幅にゲームバランスが崩れてしまうことは避けられない。
そのため、この三井物産完全攻略noteは一定部数販売したら販売停止とする。また、少数売れるごとに値上げをし、値下げは一切しない。
最終面接までカバーした完全版なので、物産を受ける人は安心して購入してほしい。最強の武器を手に入れて、楽に選考を戦えることだろう。
それでは、本編で待っている。
購入してくれた諸君、本当にありがとう。
ここからは、君たちの内定を全力でサポートすべく大量の情報を提示するので、最後までついてきてほしい。
三井物産 企業情報丸わかりガイド
まずは、三井物産という企業について知ってもらおう。
単に「三大商社」「財閥系商社」という理解では、内定を目指すのならば足りない。
物産への理解は、面接を通して間接的に、そしてインターンなどを通して直接的に求められるからだ。
そこで、総合商社間比較に重きを置いて、三井物産について分厚く説明することとした。
物産についてある程度企業理解が進んでいる学生も含めて、全員一度目を通して必要な情報を補完してほしい。
IR情報から読み解く | 〇〇一本足打法から脱却の物産…?
三井グループ中核の総合商社で、その事業内容は多岐に渡っている。
最近は、売上において伊藤忠に二番手の座を取られたり取り返したりを繰り返すものの、決して突き放されることはなく、三菱商事に少し離されつつ変わらず総合商社上位3社の一角として君臨している。
【三大商社 売上比較】
1.三菱商事:21兆5,720億円
2.三井物産:14兆3,064億円
3.伊藤忠商事:13兆9,456億円
また、純利益で比較すると、資源をポートフォリオとして多く占める物産は非資源の伊藤忠などより昨今の資源高騰もあり利益率が高く、三菱商事と並んで抜きん出て2トップと言える。
【三大商社 純利比較】
1.三菱商事:1兆1,807億円
2.三井物産:1兆1,306億円
3.伊藤忠商事:8,005億円
上記見ての通り、三菱と三井は資源での爆益のためなんと未曾有の利益1兆というとんでもない数字を叩き出すに至る。
さて、IRを確認すると事業のセグメントと営業キャッシュフロー・利益推移は以下のようになっている。
11/1に三井物産は最新の決算を発表するため、発表され次第注目すべき点を追記予定
注目すべきは、依然として高い資源への依存割合だろう。
従来の三井物産は、「金属資源」と「エネルギー」がポートフォリオの大きくを占め(かつてはポートフォリオの8割程度を占めていた)、五大商社の中でも特に資源系への依存割合が高く、良くも悪くも「資源一本足打法」で資源の売り上げに社の売り上げが左右されていた。
特に、2015年の決算は酷く、金属資源の大幅な価格落ち込みに伴い三井物産は赤字に転落した。
この年は資源への依存割合が強かった三菱商事も当然売り上げが大きく落ち込んだことから、なんと伊藤忠商事が純利益で三菱と三井を抜き去り初の総合商社トップに躍り出た歴史的年だった。
しかし、そんな物産にもようやく変化の兆しが見える。
なんと非資源分野への投資額が五大商社の中で一位となったのだ。
2015年に最悪の決算を叩き出した三井物産にも、いよいよ火がついたのだ。
昨今言われるように、三井物産をはじめ総合商社は現在、従来の強みであった資源分野への依存から脱却し、非資源分野へと少しずつ軸足を移す転換期にある。
なぜなら、従来はエネルギー分野に依存し、「資源商社」として利益を上げてきたのが日本の総合商社というビジネスモデルだ。
しかし、近年は資源価格の変動によって業績が大きく左右するなど、「資源商社」としての弱点が浮き彫りになってきた。
そこで、いずれの商社も非資源分野への投資額を増やし、資源依存・エネルギー依存の現状から脱却しようと画策している。
そんな中、三井物産の投資額は、商社比較でついに一位となったわけだ。
非資源分野の投資の全てがうまくいっている(大きく利益化している)わけではなく、現時点でも資源への依存割合は総合商社の中で依然最も高いのは事実。
しかし、8割近くを資源に依存していた10年前と比較し大きく事業ポートフォリオを分散させられており、投資額の大きさも相まって改善を進めていると言える。
三井物産は三菱商事のように資源と非資源のポートフォリオを「入れ替える」のではなく、不必要な事業を「削ぎ落とす」ことを第一としてポートフォリオを整理整頓しており、非資源領域の事業が整理され売り上げ比率が資源と同等にたどり着くにはもう少し時間がかかるだろう。
そもそも、三井物産は資源と非資源で事業を切り離す考えが薄く、資源も非資源も社の事業として併せて捉え最適な事業進捗を狙う方針であるから、非資源領域だけで社の進捗を見るのは正しくないかもしれない。
とはいえ、昨今の資源の高騰がありながら非資源を4割近くまで押し上げてきたのは、資源一本足打法のかつての三井から考えると大きな変化として捉えるべきだろう。
さて、では非資源において最も差別化を図っているのはというと、ヘルスケア分野だ。
アジア最大の民間病院経営グループ「IHH」や、アジア多国展開大手病院グループ「コロンビアアジア」に対し、のべ数千億円単位の巨額出資を実行したことがその事例にあたる。
加えて、日本は例外だが、世界的に見れば人口爆発が進行する状況において、当然の需要増大となる食産業への投資も進めている。
上記事業領域の特徴として、先にも少し触れたが、三井物産は資源事業の近接領域から、資源との組み合わせでビジネスチャンスを見出し、拡大していく方針を打ち出している。
という点を踏まえると、実際資源の1つである食資源に近接する食産業や、化学資源に近接するヘルスケア産業の重点化は、三井物産の事業拡大方針に沿った経営戦略と捉えられる。
さて、選考の話に繋げると、上記のような事業理解は面接やインターンでベース知識として抑え専攻に臨みたい。
その上で、細かい注目事業や自身の自分史と重なる興味ある事業への深堀った理解を添えられれば、準備として十分と言えるだろう。
三井物産の社風|個を重視しつつもそれ相応の〇〇も求められる
続いては、三井物産の社風について説明していきたい。
みなさんは物産の社風をどのように捉えているだろうか。
就活生の目線では、コンサル内定者の採用が多かったり、インターン経由のみの選考であることから、「頭が切れる人が多い」イメージかも知れない。
実際、近年の内定者や新卒社員はそういう人が多くなっているように感じる。
しかしながら、そのような採用スタイルに舵を切ったのも最近の話であり、やはり社風としてそこまで浸透はしていないようだ。
ではどんな特徴があるか。
それは、誠実さ・倫理観をもった商社パーソンであること。
三井物産は「真摯に、誠実に」をモットーとしてかかげており、知っての通り自由な文化も強いことから与えられる自由に相応する誠実さを求められる傾向が強いと私は感じる。
それは、自分史選考の設定理由の背景としてもあるだろう。
自分史選考は、当然自身をいかにアピールするかの自由度の高さから「個」を重視する物産らしいと評価されることが多いが、一方で自身の生育環境に沿った個を出さざるを得ないという点で、自身の育ちやそこから培われる倫理観・価値観・人間性を理解しにくる選考とも言える。
実際、先日次のようなポストがバズっていた。
これは、三井物産の自分史選考の意図としても外れていないところがあると思う。
実際、三井物産の自分史選考は2,000字という文字数に加えて、「4つのパートに分けて」とパート数も複数用意するよう指示がある。
そして、その下にパートの構成割合目安まで示されることに注目したい。
ここには、物産がこの自分史に書かれる体験を通して直接的・間接的に記載される生育環境やそこで培われる価値観の理解から、価値観や倫理観を推察する意図がまさに現れているように私は感じる。
若手が挑戦できる物産|新卒2年目で新規事業立ち上げ!?
さて、ここからは三井物産の個を重視する社風が現れたユニークな社の取り組みを2つ紹介し、物産への理解を深めよう。
三井物産には、Moon Creative Labという独自の施設がある。
これは三井物産から独立した1つの企業であり、子会社という扱いだ。
2019年1月、Moonは、“SMAP (SMart connected Application Platform)”と呼ばれるアイデア募集のプラットフォームシステムをリリースし、いよいよその活動を本格化させました。
このシステムを通じ、世界中の三井物産グローバル・グループ4万2000人からビジネスアイデアを募るのです。日本国内の本店、支社・支店を皮切りに、順次、アジア、欧州、米州に導入・展開していきます。
Moonが世界中の社員からアイデアを募るのは、「ビジネスの現場にこそ新しいアイデアがある」と考えるからです。あらゆる産業と深く関わる私たちの現場は、まさに新しいアイデアの宝庫。従来の体制ではなかなか取り組めなかった革新的なアイデアにMoonが光をあて、形にしていきます。
その流れは、以下の通りです。
まず、世界中の現場から寄せられたアイデアに対して、Moonのオペレーティングチームが壁打ち相手に。どのような課題をどうやって解決していくのか、社会にどのような新たな価値を創造するのか、さまざまな視点から検証し、アイデアをよりよいものに発展させていきます。
こうしたプロセスを経て、最終的にはビジネスデザインのプロフェッショナルである外部パートナーを含めた、「Moonコミッティー」が審査。実際に事業化に着手する案件が決まります。
なんと面白そうなプログラムだろう。
このような社内発事業立案プログラムは他社も用意するところではあるが、三井物産においては上記で説明されるようにその審査の過程から、制度として機能するために十分に練られたものであることが理解できる。
こうした「個」×「三井物産」を後押しする環境は、大変に物産の魅力だ。
また、同社はこうも述べている。
Moonが独立した企業であるメリットは大きく分けて3つあります。
第1は、三井物産と物理的に異なる場所・環境に身を置くことで、従来とは異なるやり方でビジネスを創造し、「0→1」のノウハウや知見、機能を集中的に蓄積できること。
第2に、三井物産の従来の投資判断プロセスを超えて、革新的なアイデアの事業化を追求できること。「0→1」の事業をつくるということは世の中に比較しうる前例がないため、投資判断が極めて困難です。しかし、従来の事業投資とは異なる基準で考えることで、たとえば仮説に基づいてプロトタイプを作り、それをまず市場に出し検証しながら修正を加えていく、といったアプローチが可能となり、前例のないアイデアが事業化できるようになります。
最後に、上にも述べたように、アイデアオーナーが「現業の合間」にプロジェクトに取り組むのではなく、Moonに席を持ち100%の時間を使って事業化に専念できること。最善の環境を用意する一方で、万が一事業化に失敗してもMoonに、ひいては三井物産に貴重な経験はストックされていきます。
また、Moonは世界的なビジネスデザインのプロフェッショナルたちとの協業体制を敷いています。その代表例が、世界でも屈指のデザインコンサルティング企業IDEOです。
さまざまな市場でイノベーションを生み出してきたIDEOから共同パートナーを迎え、連携し、そのデザイン思考のノウハウを活かしながら商品・サービス開発を進めていきます。
私たちは現在、「0→1」の事業創造の領域で、「つなぐ」から「つくる」への進化を加速させています。さまざまな知見を吸収し、また実際の事業化の経験を蓄積していくことで、いずれはすべてを内製化し、Moonを新規事業開発のプロフェッショナル集団に育てていきたいと考えています。
事実として、新卒2年目の社員が自分から提案し、可決され、事業立ち上げから行うこともあったようだ。
外資でもここまで自由な文化がある企業は少ないだろう。
大企業でありながら、ベンチャーのような挑戦的雰囲気もあるのが三井物産である。
配属・海外駐在・転勤の裏情報 | 鍵は新人事制度
三井物産も商社ということで、配属のリスクや駐在の可能性はもちろんある。
しかし、物産は配属リスクが格段に低い商社といえよう。
その理由は、「ブリテンボード」と呼ばれる制度の存在である。
これは入社3年以上の社員であれば他の部署への異動を希望できる制度であり、実際に年間で数十人が異動している。
自分の希望で移りたい部署に(実際に)移れるというのはとんでもないこと。
さらに3年という数字も魅力的だろう。
他商社であれば1度配属されたら10年はその部署で頑張ることも珍しくない。(実際は制度上移れることも多いが空気感的に移れないことも多い)
一方で、物産は新卒の配属ガチャ(これも実際は配属面談時にしっかりと個を主張できていれば回避できるはずであるが)に敗れても、たった3年でやりたい仕事に就ける可能性があるのだ。
また、海外勤務についても同様で、個人の意向を尊重する文化にある。
現に新卒で海外出張に1人でいった社員もおり、実際に現場社員は、「1〜2年目から必ずしも海外に行けるわけではないが、希望していれば基本的に20代の内に1度は海外勤務を経験できるのではないか」と語る。
加えて注目したいのが、2023年12月に発表され2024年7月より施行された新人事制度。
これにより、25卒第二クール以降(もちろん本年も)は新人事制度に沿った採用が行われ、入社後もこの人事制度の下で配属されていくことになるのだが、その中でも注目したいのが「転勤」についての記載。
新・人事制度の主要なポイント
(1)総合職の一本化・転勤に関する選択制
勤務地を限定しない「担当職」と国内の同一地域で勤務する「業務職」を廃止し、「総合職」として完全に統合します(処遇等、労働条件も統一)。
そのうえで、自身のキャリアプランや多様化するライフプランに柔軟に対応できるよう、転勤に関する条件であるGlobal(勤務地限定なし)若しくはRegional(勤務地限定あり)を定期的に選ぶことが可能となります。
なんと、転勤についても自身のキャリアプラン・ライフプランの入社後の変化さえも受け入れる制度設計へ更改してくれたようなのである。
なんと魅力的な、、、
また、三井物産は職務の必要能力の特性で分類して、3つの職務グループを設定する。
これにより、能力ベースでキャリアを設計しやすくなり、自身のキャリアを自分ゴト化して捉えやすくなったと言えるだろう。
一方で、こうした人事更改は新卒採用にも反映されるから、物産は他商社以上に自身のキャリアビジョンを明確化する必要があるとも言える。
実際、選考における例えばインターンコース分類などにおいて、この職務グループを基準とした分類がされる。
そこで、インターンの応募締め切りにはかなり余裕があるのだから、十分に時間をかけてこの職務選定は行いたい。
三井物産の選考スケジュール
さて、いよいよここからは三井物産の選考について徹底的に解説を進める。
上記企業理解を踏まえて、各選考に沿った準備を進めれば、内定は近い。
第一クールと第二クールどっちに出すべき?
さて、ご存知の通り三井物産の選考は全てが必ずインターンを経由するものとなっている。
その上で、インターンは第1クール(3月内定)と第2クール(6月内定)が用意されていることになる。
Q:第1クール落ちた人は復活できませんか?
A:24卒までは、第1クールで選考落ち→第2クールで内定した内定者も多く、第一クールでインターンに辿り着かない限りどちらも応募可能であった。
しかし、25卒から突然第一クールと第二クールの併願ができなくなった。
そのため、クール選びは大変重要。
25卒の傾向を踏まえると、自身の属性が体育会である場合、第一クールの応募を薦めたい。
というのも、話を聞く限り各クールともにインターンまで辿り着く属性の比率は同じであり、体育会属性の学生は部活動のスケジュールの関係で第二クールを選択することが多く、これを踏まえると第一クールの方が実質倍率を下げられる可能性がある。(あくまで可能性)
一方で、それ以外の学生は基本的には第一クールで応募する方が良いだろう。
25卒では十分なサンプル数を集められていないので言及しないが、24卒までは第一クールの方が内定率が高かった。
選考の全体像
三井物産の選考フローは以下の通りである。
先述の通り、三井物産に内定するためには、必ずインターンシップ選考を通過しなくてはならない。
これが三井物産が他の総合商社とは異なる特徴である。
また、1次面接についてその選考内容に変更があり、具体的には今年からケース面接が廃止された。
それらも踏まえて、まずはインターン6コースを紹介した後、各選考フローについて具体的に解説していく。
7コースのインターンシップ選考
三井物産の選考に参加する際の第一ステップは、どのインターンシップルートに応募するかを決めることである。
2026年卒向け三井物産のインターンシップ選考では、第一クールでは7つのコース、第二クールでは3つのコースが用意されている。
インターンコースは昨年からいくつか変更が見られる。
以下、2025年卒のインターン募集概要
上記と比較してもわかるように、まず分野別から職能別にインターンの設定基準が変更された。
そして具体的に募集要項とインターン内容を併せて違いを捉えると、院生限定など職能以外の基準で募集を制限するコースが無くなり、新人事制度に基づいた各職能ごとのインターンに改変している。
これについては、学部生にとっては参加可能インターンが増えたことになり、学部生は喜べるだろう。
加えて、オープンインターンの参加人数枠が85→70と減少したことにも注目したい。
これは、先ほどから再三述べるように、三井物産が応募時点で自身のキャリアビジョンと必要な職能を明確にして応募するよう求めていることの表れとして捉えられる。
さて、このルート選択は、非常に大切だ。
なぜなら、当然参加した分野別のインターンシップから、内定後の配属が決定されるからだ。
詳しくは『配属・海外駐在・転勤の裏事情』の項を参考にされたいが、簡潔に説明すると「自身のエッジある能力が必要とされる職能コースにて応募する」ことが大切。
しっかりと時間をかけて自身を見つめるように。
三井物産の選考フローはどのインターンシップルートを選択しても同様である。
Boston Career Forum選考
開催概要は次のとおり。
海外大学留学生向けの、オンライン開催インターンと、ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)での面接が組まれたプログラムになる。
25卒までは三井物産はボストンキャリアフォーラムでの採用選考を実施しなかったが、今年からはボスキャリを実施するようである。
また、本インターンに応募しても他のインターンコースにも応募可能。
ただし、条件の通り6か月未満の留学の場合は応募出来ないので注意が必要。
本コースは既に先週インターンが行われており、26卒の三井物産の内定の中で最速で内定が出ると思われる。
Open Online Internship #1
インターン概要は、次のとおり。
本インターンは、BCFインターンに間に合わなかった、あるいは事情により応募できなかった海外学生を主に対象として募集されているインターンだ。
実際に、インターンは北米時間と欧州時間の二つの時間に合わせて行われ、一応海外学生以外も応募可能となっているが基本的に海外留学生でないと通過しないだろう。
原則として、希望インターンシップのプログラム全行程に参加できることが応募条件になります。
尚、プログラムは①北米時間に合わせて日本時間 8:00~12:30、②欧州時間に合わせて日本時間17:00~21:30、の二つの時間帯での開催を予定、詳細は参加者にご案内します。
少なくとも評価項目については、概ねこの後紹介するメインのBDインターンと変わりないはずだ。
ただ、参加可能人数が10人と非常に狭く、オンラインであることからインターンでのコミュニケーションも一定やりにくさを伴うため、その辺りも踏まえて内容面での多少の変化は伴うだろう。
Business Development Internship
開催概要は次のとおり。
こちらがメインの採用入口となり、最も受け入れ人数も多いが、当然全属性の学生が応募するため三井物産のインターンシップ選考の中で最も倍率が高い。
昨年度時点でも、100倍を優に超える倍率であった。(人事談)
そして、後ほど説明するが、三井物産の選考は全選考フローにおいて等しく高倍率であるため、気を抜ける箇所がどこにもないのも厳しいところである。
Business Development Internshipも海外留学生向けインターンシップと同様に、応募時にAコース(生活産業、次世代・機能促進、化学品)とBコース(金属資源エネルギー、機械・インフラ、鉄鋼製品)の2コースから選択することができる。
ちなみに、ここで選択した資源・非資源のコース分類は、そのまま入社後の初期配属となる。
オペレーションセグメントについては公式HPにて説明されているから、十分に目を通してから選択すること。
セグメントごとに内定率の差などは認められないので、完全に自身の興味とバックグラウンドや属性との親和性で選択してもらって構わない。
本インターンシップ経由の内定者は、参加コースの対象オペレーティングセグメントのいずれかに初期配属する
そのため、配属を意識して選択するように
Business Intelligence Internship
開催概要は次のとおり。
こちらは、説明した3つの職能のうち、Business Intelligence (BI)への配属を確約したインターンコースとなる。
簡単にいうとバックオフィスであり、三井物産においては次のように定義される。
改めてBusiness Intelligence (BI)の職能の定義を確認すると、
「ミドルオフィス業務を通じ、当社連結グループ経営を支える。」
となっており、具体的な業務事例は次のようになっている。
・物流アドミニストレーター
・事業管理・バリューアップマネージャー
Business Development(BD)よりは倍率は下がるだろうが、Business Development(BD)とはまた異なった能力で選考されるし、職能への理解も当然問われるから、Business Development(BD)の高倍率回避を目的として安易に応募することはおすすめしない。
Legal Internship
開催概要は、次のとおり。
コーポレート部門法務部のインターンシップになっていて、企業法務だけでなく商社コーポレートへの理解も得られる。
そのため、参加者には法科大学院の学生、法学部の学生だけではなく、理系の学生の姿もあった。
弁護士事務所と企業の法務部は仕事の内容が全く異なるということ、また企業法務への専門知識も問わないことを強調しているから、興味があれば選択肢に入れたい。
だが、Business Intelligence (BI)インターンの説明でも述べたが、Business Development(BD)の高倍率回避を目的として安易に応募することはおすすめしない。
DX Internship
開催概要は次のとおり。
DX関連の新規事業立案に向けたグループワークとディスカッションを行うインターンシップ。
募集要項にも記載がある通り、エンジニアだけではなく、事業者目線両方の視点とあるため、IT企業でよくみられるエンジニア採用とは一線を画している。
応募にはデジタル分野での活動サマリが要求される。
開発経験だけではなく、デジタルサービスの普及に関わった経験も非常に高く評価されていた。
24卒以前からも、DX Internshipのようなデジタル分野のインターンシップが存在したが、極端に倍率が低かった。
また、インターン応募の入り口である程度属性を限定していることから、面接自体も話が通じやすくやりやすかったようだ。
エンジニアリングに携わっていた学生は、この入口は総合商社に内定する大きなチャンスとなるだろう。
CFO Internship
開催概要は、次のとおり。
Legal Internshipと同様に、コーポレート部門のインターンシップ。
財務・経理・リスクマネジメント系の部署である。
選考段階では専門知識を必要とされず、インターンシップにおいても難しい専門知識には必ず説明が付いている。
ただし、文系学部生は専門知識を持っている学生がほとんどであった。
Q:専門知識があると逆に不利?
A:専門知識の多寡で合否は決まらない。しかしながら、財務・経理・リスクマネジメントを扱うCFO部門に興味がある学生は、教科書レベルの財務会計の知識を当たり前に持っている学生が多い。
DX部門等より専門的なインターンコースと比較すると枠が30人ほどと大きいため専門知識の程度の深さは必要ないが、一定程度の専門知識と、CFOへの適性は厳密に選考される。
本インターン、特にトレーディングを志望する学生には選択肢の1つとして一考したいインターン。
総合商社内でも人気が高いトレーディング部門は財務・経理・リスクマネジメントの知識が不可欠であり、ファイナンスへのエッジからトレーディングをメインにキャリアを築く社員は多い。
実際、次のような事例はHPでも紹介されている。
自分史・書類選考・C-GAB
さて、ここからは実際の各選考についてそれぞれ確認していこう。
選考の合否は、テストセンター(C-GAB)の得点率が足切りとして使われている。(書類選考で落ちた場合は、C-GABの点数が足りなかったという認識でよい。)
【12/14更新】 C-GAB受験可能企業一覧
さて、DMにてC-GAB受験可能企業一覧をnoteに追記してほしいとの声をいただいたので、12/14現在受験可能企業の一覧を以下に記載する。
【C-GAB受験可能企業一覧】
・アクセンチュア
・沖縄セルラー(1/9-1/26)
・太陽ホールディングス(昨年度は年始から受験可能、本年度も同様の傾向)
・伊藤忠ケミカルフロンティア
・レイヤーズコンサルティング
・日鉄物産
・豊通鉄鋼販売
・花王
ぜひ参考にして、スコアアップに取り組んでほしい。
書類選考で10倍!?|物産人事が語る真実
三井物産はインターンシップルート以外に内定する方法が無いこと、応募時期が年明けの1月ごろまで猶予があり選考も全て1月以降に開催されることなどから、他の総合商社に比べてインターンシップの倍率が高くなっている。
人気が集中したインターンシップタームを選択すると、倍率は100倍を優に超えてくるのだ。
応募するインターンシップによって変化するが、2024年卒向けのBusiness Development Internship(当時はCategory Based Business Internship)では、書類選考の段階での倍率が10倍近くになったと言われている。
通過率はどのインターンシップに出すのかによって大きく変化するので、以下に過去事例をいくつか記載しておきたい。
例えば、25卒時にまでは存在した大学院生向けインターンシップ(25卒の場合はPost Graduates Internship)の場合、書類選考で落ちた人はほとんどいない。(もちろん、ゼロではない)
一方で、前述の通りBusiness Development Internshipでは書類選考の倍率は10倍付近まで高騰するだろう。
CFO・Legal・DX部門の書類選考の通過率は、Business Development Internshipほど低くはない。
さて、その上で今年の倍率であるが、今年は院生限定など属性で入口が限定されるインターンシップが存在しない一方で、しっかりと職能でインターンが分類されるため、倍率は一定分散すると考えられる。
また、今年からの大きな特徴として、面接以降では「職能への理解」「その職能に対する志望理由の強さ」に自信が持てれば、実質倍率をさらに下げることが可能になるだろう。
これが通過した自分史だ!|内定者による解説
それでは、ここで実際の自分史を見ていただこう。
これは今年の3月の選考で提出した自分史を改良し、12月提出にするなら?という体裁で書いたものである。
[小学校以前]
日本で生まれる。両親の仕事の都合で5歳~8歳の時期をマレーシアで過ごす。日本を離れたくないと駄々をこねていたようだが、マレーシアでの生活を一番楽しんでいたようだ。2000年代後半のクアラルンプールの発展が子供心に強い印象を残している。明るく活発な性格だったこともあり、現地ではインターナショナルスクールに通い、出身国が全く異なる同年代の子供たちと仲良くなる。特にオーストラリア出身のヤンとは家族ぐるみの付き合いとなる。
8歳で帰国し、○○小学校に転入する。家庭では日本語を日常的に話していたため、日本の小学校にも問題なく馴染む。帰国後はサッカーを始める。中学受験を意識して、5年次から塾に通う。○○中学校に合格。
[中学生時代]
○○中学校は中高一貫の男子校であった。日本帰国後から始めたサッカーにのめりこみ、中学校ではサッカー部に入部する。同級生が30人ほど在籍し、中学1年生から高校3年生まで合計120人ほど所属する非常に大所帯なチームであった。同級生の中にはサッカーが自分よりも上手いプレーヤーが多く、1年生のチームでもスターティングメンバーに入れないことが多かった。負けず嫌いな性格だったこともあり、自主的な朝練と練習終了後の居残り練習に取り組み、2年次には3年生の試合にも出場していた。
2年次には大会で部活史上初のベスト8まで進出を経験し、自分たちが3年生の時にはさらに上を目指そうという目標で同期と一致した。
3年次には同期の主力メンバーが高校のチームの練習に参加していたこともあり、中学生のチームをまとめる役割が求められていた。
自己主張が強すぎてチーム内で意見をまとめることが出来ず、昨年度の結果とは打って変わって1回戦で敗退してしまった。
仲良くなる力とリーダーシップの違いに苦しんだ。
[高校生時代]
中高一貫校のため、そのまま高校に進学した。高校1年生の夏に急激に身長が伸びたこともあり、思ったように身体が動かないことが増え、関節痛や筋肉系の怪我が増えていった。
高校1年次の冬以降は怪我でリハビリ組で過ごす時間も増え、大好きなサッカーが出来ないことに悶々としていた。
高校1年生から2年生に変わるタイミングの春休みで、ヤンの家族に招待され、オーストラリアで2週間ほど過ごす。自分の英語力の低下を痛感し、英語力を伸ばすことを決意して日本に帰国する。
高校2年次の夏以降は身体の痛みも収まり、試合にも問題なく出場できるくらいまで回復する。中学サッカー部時代の反省から、高校サッカー部ではコーチ陣、先輩、後輩の意見をまとめる役割を率先して担った。冬に開催される全国高校サッカー選手権の予選が6月からスタートし、この予選が高校3年生の引退試合となる。その大会でも学校史上最高の成績をおさめ、自分たちの代への期待感が膨らんでいた。
高校2年の秋に相手選手と交錯したことによる怪我で部活を引退する。大学の学祭で観たダンスサークルのパフォーマンスに圧倒され、大学ではダンスサークルに入ることを決意する。
高校3年次は本格的に受験勉強に打ち込む。第一志望の○○大学には合格できなかったが、◇◇大学に合格し、進学する。
[大学生時代]
大学入学後は憧れていたダンスサークルに所属する。いろいろな人と仲良くなりたいという思いから、所属したダンスサークルには様々なジャンルが存在し、同級生が100人を超えるような大規模なサークルであった。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、大学1年次には自分が思い描いていたサークル活動は出来なかった。しかしながら、オンラインでのレッスン、データベース上で活動を管理する仕組みを構築している上級生の姿を見て、高校時代以前とは全く異なるマネジメントに驚きを覚える。
そのような先輩の姿を見て、漠然と「仕事」に興味を持ち、広告代理店でインターンシップを開始する。留学生や海外出身の社員も多いグローバルな環境で切磋琢磨し、現在はインターンメンバーを束ねるポジションを務めている。
大学3年次にはダンスサークルの夏公演の責任者を務める。中高時代のサッカー部のマネジメントとは全く異なり、目指すゴールも、そのための道のりも決まっていない、さらには行動制限が徐々に緩和される中で、コロナ以前とも、コロナ禍とも異なる難しい外部環境の中での責任者は困難を極めた。
会場の責任者や会計担当など、公演のオペレーションを司る人たちとのコミュニケーションは2年の冬、サークルの公演責任者になった段階から始めていた。
公演成功のためには、指揮系統と各人の役割を明確にすることが重要だと考えていた。また、レッスンの状況と情報整理のためにデータベース上での管理を継続して行った。サークルOBの先輩に協力してもらい、全メンバーが状況を理解できるようになった。状況が分かりやすくなったことでマネジメントの属人性が減り、下級生も意見しやすくなったことで一体感が増した。その結果、無事に公演を成功させることが出来た。
自分史の攻略法①|一貫性と○○の作り方
三井物産の書類選考では自分史が課せられる。字数は2000字~2500字であり、小学生以前は10%、中学生時代が20%、高校生時代が30%、大学生以降が40%程度と指定されている。
小学生以前が250字、中学生時代が500字、高校生時代が750字、大学生以降が1000字程度とすると良いだろう。
自分史は2次面接で使われるため、当然面接を意識した内容にしよう。
2000字から2500字と非常に長文になるため、アピールしたい内容を明確に設定したうえで、どのエピソードを書くかを決める。エピソードにはその時の感情や前後の理由付けまで深掘りして記載する。
自分史で個性が出るのは「中学生時代~高校生時代」である。
学校という大学生以降と比較すると非常に狭い環境でどのように考え、行動してきたのか。ここでのモチベーションの源泉が大学時代の行動(ガクチカ)、ひいては社会人としての行動に繋がると考えられている。
また、人事が「この学生はこんな子」と説明できるレベルにすることも大切。
そのためには、「○○生時代を一言で表現」してみると良い。
後述するが、2次(自分史)面接では実際に、「中学・高校生時代を一言で表してください」という質問をされる。
ここからは、書類選考を通過するだけではなく、2次面接をより有利にするための自分史のポイントを記載していく。
自分史のポイントは2つある。
1つ目は「三井物産(=総合商社)に求められるパーソナリティがアピール出来ているか」である。商社に求められるパーソナリティの例として、①様々なことに積極的に挑戦する個人、②集団になった時に個人の力を何倍にも出来るリーダー、をアピールしていた。
2つ目は「一貫性とターニングポイント」である。パーソナリティ(=モチベーションの源泉)の部分(上記の例だと、①様々なことに積極的に挑戦する)で一貫性をアピールし、社会的な役割(ロール)の部分(②リーダー像)ではターニングポイントを作ると良いだろう。
就活を終えた内定者たちが口を揃えて言うことがある。それは、「自分史は自慢大会ではない」ということだ。また、経験してきたことの羅列にならないように注意する。
三井物産の自分史は顔と内容が一致するくらいまで読み込まれている、と感じた。当然であるが、自分史は就活生側にとっても採用側にとっても負担が大きい。ガクチカでは聞けない部分、に答えがあると考えていたので、高校生時代以前の経験から一貫したモチベーションの源泉を導き出すことから始めた。
また、一貫して受ける印象が、強い濃い印象であるかどうかも気をつけたポイント。
自分史の攻略法②|◯◯はNG
どうしても自分史は書きたい内容が多くなってしまう。中学時代、高校時代には部活、学校生活、友人関係、学業、その他習い事など、冷静に考えて1000文字で出来事とその背景、感想まで網羅的に記入するのは不可能である。
上記の自分史では、人懐っこいがスポーツでは負けず嫌いでボス気質の少年がマネジメントを身に付けるストーリーに仕立てている。
人間面の部分は一貫して、チームでの活動が好きで”みんなで頑張りたい”という気持ちをモチベーションの源泉として表現している。
また、今回の自分史では5歳から8歳という非常に微妙な時期の海外経験のパートを長めに取っている。東南アジア地域ということでインパクトが無いかな、などと思っていたが、選考を受けているうちに非常に強力な原体験になることが分かった。
欧米圏が花形という情報だけは知っていたので、アジア圏のエピソードはインパクト弱いかな?と思っていた。インフラ・社会システムが構築されていく原体験は非常に説得力があった。
インフラの再構築、という意味では近年の都心部の再開発なども強い原体験になる。商社内定者の中には、地元渋谷の再開発を原体験にしている学生もいた。
自分史の攻略法③|文中には絶対◯◯を作れ!
自分史では必ず、ターニングポイントを作ろう。自分史は一貫性が大事!というのは耳にタコが出来るほど聞いた文言であろう。
多くの場合、ターニングポイントは社会的な役割が変化したタイミングで訪れる。(サークルの代表に就任する、部活でキャプテンに任命される、高校に進学する etc..)
また、ターニングポイントには大きな心理的インパクト(怒り、苦しみ、悲しみ、喜び etc..)が伴うことが多い。
ターニングポイントとなる出来事→感情→この感情を次の行動の理由にする
だんだん、なぜ自分史は内容を絞って勝負しなくてはならないか理解してきたのではないか。
内容絞ってる割には途中でちょこちょこ関係ない内容が挟まれてない?と感じた読者もいるのではないか。
これは面接選考で聞かれる質問への伏線として機能させている。
適性検査(C-GABテストセンター)
テストセンターは総合商社の例によってC-GABである。ボーダーは総合商社の中では最も低いと言われている。参考までに、25卒時点でのC-GABボーダーを掲載する。
丸紅>住友商事>伊藤忠商事>三菱商事>三井物産
上記からも分かる通り、三井物産はC-GABのボーダーが大変低い。
言語・非言語・英語の合計が5〜6割程度の出来でも通過している通過車を観測するくらいだ。
少し広げて7大商社で比較しても、恐らく最もボーダーが低いだろう。
三井物産のC-GABは一度提出したスコアが当該年度の選考で使い回される。
つまり、第1タームで提出したスコアは第2タームでも選考に使用される。
スコアを使い回す企業を受ける就活生の間では、「より高いスコアを提出するために、あえて遅めのタームに応募する」という戦略が見られる。(しかし、以下の通り私はこの戦略をお勧めしていない)
第1タームで書類選考落ち(C-GAB落ち)した学生はほとんどいない。
しかしながら、第2タームではほとんどの学生が書類選考で落ちた。
3大商社の書類選考に通過したC-GABスコアを提出した学生でも落ちていたので、第2ターム以降は第1ターム以上に自分史の倍率が上昇すると思われる。
そういう意味でも、第1タームで応募することを勧める。
書類選考合格の連絡は、締め切り後1週間後を目安にメールで届く。
1次面接|今年からケース面接は廃止!
自分史が通過すると、いよいよ1次面接だ。
1次面接については、なんと今年からケース面接が廃止された。
これまでは、思考時間3分→発表1分→ディスカッション10分程度でケース面接が合計15分程度行われ、その後後半の15分で学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)に対する質問が行われていた。
しかし今年からは、上記の通り、人物面接だけで20〜25分の面接が行われるようである。
1次面接 カギは「〇〇と〇〇」
面接官は、中堅(30代〜50代まで事例あり)の社員が2名。
通過率は決して高くなく、例年大体3割程度には絞られる。
この1次面接では、これまではケース面接を通して論理的思考力や説明能力など、通常の面接より実務的な能力の素養を確認されていた。
この1次面接の役割は、今後の面接の回数や各回の内容の変化がHPを確認する限り認められないこと、三井物産が求める能力に突然大きな変化はないはずであることから、今年の人物面接にも一定求められているものと思われる。
つまり、本面接では人物面接を通して論理的思考力や説明能力は一定披露する必要があるということになる。
本面接は当然、事前に提出した自分史を参照されながら行われる。(昨年の1次人物面接も当然人事は自分史を手元で参照していた)
すると、自分史を前提に自身を論理的かつ明快に説明するための練習は準備として行うべきであろう。
実際は、質問に対する回答として論理的かつ明快な説明を展開する必要があるのだから、月並みだが、想定質問に対する想定回答としてできるだけ多くの角度の質問を想定-それに対する回答を準備することが大切であると言える。
昨年までは、ケース面接の出来が良ければ人物面接がボロボロでも通過する学生がゴロゴロいたほどケース面接の出来がとにかく大事であったため、正直「ケース面接の準備だけは丁寧にやっておけ」と言っておくだけで良かった。
ものの、今年からはケース面接がない以上、人物面接の程度を仕上げる以外にない。
面接概要を確認すると「皆さんの人生において、特に力を入れてきたこと(挑戦エピソード)についてお伺いします。」となっている。
しかし、これは特別なことは何もなく、昨年までの1次面接における人物面接部分の時間をそのまま長くしたような面接が展開されると考えてもらって良いだろう。
実際、昨年までの1次面接でも、自分史に記載したことを前提に三井物産が大切にする「挑戦と創造」の社風との適合を確認するような面接が常に展開されていた。
具体的には、昨年までの1次人物面接では次のようなことが聞かれている。
【全員共通】
「挑戦と創造」をテーマに、これまで経験されたことの中で、自ら最も高い目標を掲げ挑戦したことを1分程度で話してください。
【個別質問】
・〇〇(話した挑戦エピソード)について、詳細を教えてください
・挑戦した理由は?
・そこでの役割は?
・大変だったことは?
・悔しかったこと/辛かったことは?
・成果は?
・今振り返ると、どうやり方を変える?
上記の通り、まず全員共通で「挑戦と創造」を軸にした挑戦体験を1分程度で話すよう求められる。
ここでは、考える時間をもらえることもあれが、いきなり話すように促されることもあるので、「必ず事前に準備しておくように」。
また、ここでは聞かれ方に面接官ごとの差があり、ただ挑戦体験を話すように求められることもあれば、挑戦行動とそこからの学びや感じたこと、振り返っての反省などまで全て含めて1分で話すように求められることもある。
そのため、
1.挑戦体験だけを1分で答えるパターン
2.挑戦行動と、そこでの学びや反省を含めて1分で答えるパターン
の2パターンは用意しておきたい。
これからの面接はここで話したことと自分史を前提に面接が展開されるため、詳細に話せないこと、準備が不十分なエピソードは絶対に含めないこと。
そういう意味で、「もう既にこんなガクチカなんて言い慣れてるよ、準備なんていらないさ」と思う学生もいると思うが、今一度必ず見直し、上記の通り1と2の2パターン必ず用意すること。
商社の面接は、触れてほしくないことには絶対に冒頭の自己紹介やエピソードトークで話してはいけない、かつ最初の1分で話したことが全ての面接の軸となるという点で、そのような意識で必ず徹底的に最初の自己紹介は準備することを薦める。
その上で、個別質問ではかなり面接官次第で面接が展開されるようだが、ある程度の共通の方向性が見られる。
まず1つは、挑戦体験における挫折体験や苦労話、悔しかったことなど、マイナスの感情が発生したエピソードを必ず求められる点。
ここは複数の内定者に話を聞いて、漏れなく全員聞かれていたので必ず準備の必要がある。
また、人によってはここをとにかく深掘るケースも見られたので、ここは5つくらいの深掘り想定質問とそれに対する回答を用意しておきたい。
2つ目は、「この経験を今振り返ると、どうか?」「今なら、どのような施策を打つか?」など、今現時点で挑戦経験を自分なりに振り返られているかどうかを問う質問。
これもほぼほぼマストで聞かれると思ってもらって良い。
そこで、ここでは、挑戦経験から得られた学びをまず具体的に整理し、それを踏まえた反省点・改善点を複数準備しておくと良い。
大切なのは、「挑戦行動-抽出する学び-反省点・改善点」がしっかりと1つの線でわかりやすくつながっていること。
その上で、この学びが総合商社(三井物産)に求められるどのような能力と接続できるかも言語化して確認できていたら最高だ。(この点はほとんどは社員側が行ってくれる作業だが、自分でもこの点を意識して出来上がったエピソードを再考することが有用という意味でやっておきたい)
あくまで、この面接は自分のアピール・自慢大会ではない。
ここで話すエピソードを通して、間接的に(あるいは時には直接的に)三井物産で活躍できることを示す必要がある。
ここを絶対に忘れてはいけない。
【面接再現】1次面接 最初の1分紹介に通過者はどう答えてた?
さて、上記ポイントを踏まえて実際に1次面接の通過者に面接を再現してもらった。
属性は文系学部生、運動部のマネージャーを務めていた学生である。
Q:これまでの人生で一番の挑戦は?
A:体育会〇〇部にて、活動を取り巻く環境が変化する中で、練習メニューの管理やマネージャーチームのリーダーを務めました。2019年(コロナ禍)以前に戻すのではなく、データの利活用と積極的な対面コミュニケーションを意識し、組織のアップデートに部全体で取り組んだことが、自分の人生最大の挑戦です。
彼女は、最終面接まで人物面でfor the teamの精神をアピールしたという。
三井物産には個性的な人が多い。自分の目標に正直で、個性が強い人が多くいる三井物産だからこそ、強い個性と協働する学生が魅力的に映ると考え、アピールポイントを設定していた。
加えて、端的な挑戦体験談の中に、触れて欲しい箇所を触れたくなるような程度で言い及んでいる。
この最初の1分紹介ではあくまで概要を説明すれば良いから、その後にしっかりと自身を主張できる箇所を触れてもらえるように、表面的に触れるのがポイントと言える。
ちなみにだが、三井物産の1次面接は通過メールに自身の面接の評価・FBが記載されている。
上記例では、やはりFBでも「for the team」の精神を高く評価するとの記載があったようだ。
この、面接再現は今後もメンティーの許可が取れ次第どんどん掲載していく。
2次面接|自分史面接
さて、1次面接を突破するといよいよ鬼門・自分史面接にたどり着くことになる。
ご存知の通りインターン前最終面接であり、当然1次面接以上の強烈な絞り込みが行われる。
自分史面接ポイント① 評価項目は個性的な経験ではない
面接時間は30分程度であり、学生1人に対して年次のかなり高い(50代以上)面接官が2人つく。
昨年までの通過率はインターンシップごとに通過率が大きく異なった(学部生向けと院生向けでは大きく通過率が異なった)が、今年はある程度学生が分散していることと、属性での切り分けではないことから、通過率に確認すべき差は生じないだろう。
25卒までは、
院生向け:通過率はかなり低く、倍率は4~5倍程度
学部生向け:通過率は比較的高い。倍率は2~3倍程度
であった。
これは、おそらく院生という属性が文面での自分史で差をつけることが難しいため自分史書類の通過率は高い一方で、院生の採用数には限りがあることから大量に書類を通過してきた学生らをここまでで大きく落とし切る必要があったからだと思われる。
さて、面接では提出した自分史を面接官は手元に用意しており、その上でまず「自分史を3分で説明してください」と促される。
この自己紹介は当然めちゃくちゃ大事。
この自己紹介を前提にこの後30分面接されるわけだし、この最初の自己紹介で話し方や論理性や表情などの評価諸要素にマイナスを食らうと、これはこの後の時間で特別厳しく見られることになってしまう。
また、ここでは「見せたい理想の姿」ではなく「(実際の自分像の中で)商社に評価してもらえそうなパーソナリティ」をしっかりと表現していくこと。
必ず、事実ベースで極端に自分を変形させることなく表現していかないと、この後の時間で必ず苦しくなる。
自己紹介後は、最初から最後まで終始一貫してかなり鋭い質問が飛んできて、面接の最後に逆質問と最後に一言の時間がある。
自分史面接は書いた比重通りに話を聞かれることにはなっているが、実際は面接官次第でかなり面接時間全体の各パートへの使い方には差があり、加えて各自分史のパートにおいてどの程度深い質問を飛ばされるかも面接官次第と言わざるを得ない。
例えば、小学校〜高校までの話は概要を質問されるのみでほとんどを大学時代の話に割かれることもあれば、高校での経験が面接官と近いなどがあると中高時代の話でほとんどだったというケースも存在する。
中高時代の話で非常に盛り上がったが、面接時間残り15分で「大学の話も聞かないとね」と大学時代の話に移行された。
ビジネスの場でのトークスキルの高さに終始驚かされた。
また、自分史で書いたエピソードへの面接官の理解の程度も人によって異なるため、自分史で書いたエピソードを深掘るには専門的な(別途補足説明が必要なほど)理解が前提となる場合などは、その辺りを素人に簡潔に分かりやすく説明できるように事前に準備しておきたい。(特に理系の専門領域やマイナースポーツの話でこのようなことになりがち)
こんなところで時間を割かれてしまっては、普通に深い話に時間が及ばず、結果比較までもなく不合格の烙印を押されてしまうことになりかねない。
面接では、質問の聞き方1つ取っても、かなり聞き方にもバリエーションがあり、まさに型にハマらない面接官次第の面接が展開される。
この際、①露骨な一貫性のアピールはせず、質問に対してしっかりと答えることを意識した方が良い。(一貫性を意識しすぎると質問に対する回答からズレることが多々ある)
また、②特別個性的な経験を印象付けるために、話に尾ひれをつけて話したりなどもしないように。
もちろん、尾ひれが完璧に自然に接続されていて、仮にそこに深堀り質問をぶつけられても自信満々に論理的に説明できるのであれば問題ないのだが、多くは「ちょっと盛った」部分から話に綻びが生じる可能性が高い。
①②のようなことは当たり前に思えるだろうが、決して軽んじてはいけない。
このような30分にも及ぶ長い時間かつ話に深度がある対話では、基本的なことができている学生がかなり少ないことに加えて、基本的要素に綻びが出る学生が多いからこそ面接官にマイナスな印象を如何に与えないか(マイナスでないことが高評価に繋がる)が最も大切である。
そして、面接官は面接のプロであるから、小さな違和感にもすぐに気がつく。
からこそ、なるべく違和感を与えない面接を意識するだけで通過率はぐんと上がる。
更にポイントとして触れておきたいのが、通常と異なる角度からの質問に備えておくこと。
例えば実際の事例で言えば、自分史で特定の要素を全面に押す話を展開した際に「〇〇がなかったら人生どうなってたと思う?」などと聞かれたり、ボランティア・NPOの活動を軸に社会貢献性を推した自分史を展開した学生に「〇〇において、日本にはどういう課題があると思う?」「〇〇という課題について、どういう解決策を思いつく?」などケース面接かのような質問が飛んできた例など。
このように、時には純粋な興味のままに想像もしていなかった質問を飛ばしてくることがあるため、まず前提自分自身が自分の人生について誰よりも理解しておく必要があるし、人生を通して見えてくる「自分像」をどういう質問が飛んできてもしっかりと主張できる必要がある。
本章のタイトルに「自分史の評価項目は個性的な経験ではない」と表現したが、最後に訂正する。
もちろん、経験が個性的であることは大いに評価項目だ。
しかし、それ以上に「質問に対する回答として成立しているか」「(聞き手が)1つの物語として繋がりを持って理解できる人生として説明できているか」「話を盛っているような印象を与えないか」などの方が、数100倍大切であるし、こういったポイントさえ押さえられていれば自分史面接は優に通過できると言いたい。
最後に、選考全体像説明の項でも少し触れたが、法令遵守を前提にしたチャレンジ精神を主張すること。
こんなしょうもない部分で原点を喰らって落ちてしまっては、アホらしすぎる。
余談ではあるが、金融機関(銀行・損保)での自分史面接では幼少期(小学生以前)の経験をしつこく深掘りされる。信用が全ての伝統金融の世界では、育ちの良さを測るために幼少期の経験の深掘りするようだ。
金融機関ほど露骨ではないにせよ、商社でも法令遵守の意識は大切である。チャレンジ精神と法令軽視は違うということを肝に銘じよう。
自分史面接ポイント② 自己の深掘りのコツは〇〇?
さて、全体的な流れと各ポイントを示したところで、実際に具体的な面接事例を提示しつつ特徴や対策を記載していきたい。
2次面接の自分史面接では、インターンシップの種類に関わらず、「なぜその行動を選択したのか」について聞かれるケースが非常に多くなる。
これは当然で、自分史でも面接自己紹介でも「行動-結果」の事実を軸に自分が表現されるに過ぎないので、「なぜ、それをやろうと思ったの?」から背景の行動心理を理解し、その学生のパーソナリティを推し量るだろう。
様々なことに挑戦した学生の場合、それぞれの環境の中で共通していた要素から一貫する「自分の特徴・個性」を事前に抽出・整理しておき、それが表現されるような話し方を想定回答として準備しておくと良い。
経験が複数ある学生は、深く聞かれる事柄と聞かれない事柄に差が出るため、どの経験を聞かれたとしてもしっかりと自己を表現できるように、また仮に全ての経験を等しく深掘りされた場合でも印象付けられる自己にズレが生じないようにするようにするべきだからだ。
一貫して続けているもの(スポーツ、趣味など)がある人は、「(環境が変わったタイミングで)辞めよう、と思ったことはある?」という質問をされるケースが多い。
継続して取り組める人材は非常に貴重であるうえに、商社適性の高さもアピールできる(長期のプロジェクトが多いため)一方で、「なぜそれを辞めなかったのか」という点からそれを納得できる説明がないと継続性の納得感・評価には繋がらない。
【注意】
行動から推し量れ得る個性は必ずしも1つではない。
これまでの人生で培われた複数の個性が多分に影響し、各行動に至る。
そこで、前章でも述べたように、過剰に一貫性を意識して自身の行動原理を限定的にするような説明をしない方が良い。
そうしてしまうことで、面接官が実は高く評価し得る個性を脱落させることになってしまうリスクと、あるいは特定の個性だけではその行動を理解できかねる可能性から話への違和感が生まれることがあるからである。
さて、人生において経験は無数に存在する。
加えて、コミュニティの人間との関係性(=環境)であったり、集団の中での自分の役割だったり、自分の興味だったり、1つの経験を捉えるにしても捉えるべき側面は多分に存在する。
では、一体どのようにして自分を理解して説明する体験を選定し、その体験のどの要素を今回主張するべきなのだろうか。
本章では、そのためのヒントを提示したい。
それは、「取らなかった選択肢」まで含めて自分の意思決定を幅出ししてから、行動の共通点・コアにある個を特定することである。
人間の行動というのは、特に幼少期であればあるほど「なんとなく」選択した以外理由が思いつかない行動も少なくない。
しかし、行動には必ずその程度の差はあれ「理由」が存在する。
では、「なんとなく」選択した行動の背景にある理由は何か。
それは、「他の選択肢が存在しなかったから」や「他の選択肢が論外過ぎたから」である。
これはつまり、「選択のための迷い」が存在しなかったということであり、これが「なんとなく」になる原因である。
他の選択肢が存在しなかったら、当然1つの行動を取る以外選択肢がないので、選ぶ理由も「それ以外ないから」と特に印象に残らないものになり、今振り返って「なんとなく」選んだと感じてしまっても無理はない。
あるいは、「他の選択肢が論外すぎた」というのも、他の選択肢なんて考えるまもなく却下しているので、今振り返って「なんとなく」となっても仕方ないだろう。
このうち、「他に選択肢がない」なんてことは、よほどの外的要因(親が子供の意思を無視して強制してきた、人口数100人規模の離島に住んでいた レベル)がない限り存在しない。
往々にして行動の選択においては、それ以外の選択肢も必ず同時に存在するものなのである。
その上で、「なんとなく」選んだと振り返る行動は、選ばなかった選択肢の方に強烈に自身のコアの個と矛盾する何かが存在したから、考えるまもなく当然その選択肢を選んだ可能性が高い。
つまり、その行動の行動背景を捉えるためには、その行動の他に存在した選択肢とそれを選ばなかった理由を幅出ししてみることが非常に有用であることが多い。
そこに、自分の強烈な個が現れているはずなのである。
自分史面接ポイント③ 自分史の逆質問では○○を聞いてみよう
さて、ポイント①内で軽く説明した通り、自分史面接では最後に逆質問の時間がある。
自分史(2次)面接で登場する社員は、かなり年次の高い現場社員が出てくるパターンが多く、答えが得られない質問はほぼ存在しない。
総合商社では大規模で長期間にわたるプロジェクトに参画したり、事業会社の経営メンバーとして出向する社員も多い。
様々な経験をしてきた社員には、「様々な経験を通して自分の中で考え方の変化はありましたか?逆に変わらないことはありますか?」など、行動の裏にある感情の動きの変化まで捉えにいってみることをお勧めする。
自分の武勇伝を語って気持ちよく面接を終わってもらう意図と同時に、最終面接でのネタを仕入れることも出来るし、社員の思考の変化はそれそのまま三井物産が浸透させてきた社の価値観に接続するし、逆に長年変化しないことは強い「個」として三井物産に必要とされたものであると捉えることができるからだ。
【1/29追記】 26卒自分史面接
さて、本日から行われている鬼門・自分史面接について、早速初日に受けた26卒学生から情報の提供をいただいたので追記させていただく。
なお、今後二桁人数規模で情報の提供をお願いしているので、続々追記していく予定。
noteの通知をonにしておくだけでなく、随時更新を気にしておいてくれ。
26卒自分史面接は、話を聞く限り25卒までの自分史面接と全く同様に行われている。
まず、時間は30分前後、面接官は2人いる。雰囲気は人によるが、現時点での複数レポートではかなりフランクという話であった。(1次面接はかなりドライな方の話も一定聞いたが2次面接については今のところない)
ただ、面接官の年代は例年通り40後半から60代であり、ある程度の緊張感は当然あるものと思われる。
流れは次の通り。
【流れ】
自己紹介→自分史深掘り→物産で取り組みたいこと→逆質問・最後に一言
ほとんど25卒と同様であろう。
聞かれることは各人の提出自分史によるのでなんとも言えないが、全体を小〜中学校、高校(浪人)、大学以降と3つのセクターに分けて概ねテンプレ的に深ぼる質問ばかりだったよう。
具体的には、次の通り。
・〇〇の経験について、なぜその選択をしましたか?(これは全ての経験に対して聞かれると思っておきましょう)
ー他の選択肢はとらなかったの?なぜ?
・〇〇の経験において困難だったことはありますか?
ーそれどのようにクリアしましたか?
・今だったらその困難が発生しないように何をどうしますか?
・〇〇の経験についての反省を教えて
・〇〇の経験を通して学んだことは?
ーどうしてその学び、価値観が形成されたのですか?
ただ、さすが物産の役員近い社員だけあり、かなり質問は鋭いし学生の話を注意深く聞き、理解できない箇所、説明が不十分に感じられる箇所があれば随時突っ込んでくる。
例えば、レポートしてくれた学生の中には「経験を通してリーダーシップを培ったって書いてあるけど、リーダーシップって具体的に何?もう少し別の言葉で言語化して」や、「〇〇の経験を通して学んだことは本当にこれだけかな?ちょっと弱くない?」など、面接官が疑問に思ったことはズバズバ聞かれる。その心づもりで。
面接が終了すると、最後に「1週間後を目処に合否を案内します」と伝えられ面接は終了する。
なお、今年の自分史面接では逆質問や最後に一言の時間は設けられていない。
が、人によってはあるかもしれないので、一応準備はしておくと良いだろう。
インターンシップ選考|鬼門の3日間を徹底解説
書類選考、1次面接、2次面接を通過したらついにインターンシップ選考である。
しかしながら、このインターンシップ選考に辿り着いてもなお全く安心はできない。
インターンシップ選考の倍率は2~3倍はある。
グループメンバー6名のうち、基本的には2名のみの通過だ。
しかし、昨年のインターンでは、最も通過率の高かった班では4/6名通過というものもあった。
また、班としてのアウトプットと班内の通過率は当然ある程度相関するが、決して優勝班が最大の通過率だったわけでもなく、あくまでもインターン全体の個々のパフォーマンスで評価していると押さえておきたい。
まずは、スケジュールを概観する。
【1日目】
午前:部署説明→グループワーク(2h)
昼休憩
午後:グループワーク→社内見学→残業→FB
【2日目】
午前:朝9時集合で2〜3hグループワーク
昼休憩
午後:2hグループワーク→コーポレイト社員と座談会→残業→FB
【3日目】
午前:グループワーク(発表準備)
昼休憩
午後:発表→FB
上記の通り、初日から終始グループワークの時間となっているが、伊藤忠や豊通などのようにインターンの間に休みなどは設けないためワークが間延びすることもなく、拘束時間も短いのが助かるところ。
一方で、かなり難易度の高いワークを3日(実質2.5日)でやり切らなければならないため、相当ハードな3日になると覚悟したい。
商社理解・物産理解を前提にしたワーク課題
さて、では実際どのようなテーマでワークを科されるのだろうか。
まず、インターン会場に到着すると名札が配られるが、そこにインターン中の配属部署が書かれている。
Aコース:生活産業、次世代・機能推進、化学品
Bコース:金属資源、エネルギー、機械インフラ、鉄鋼製品
ご存知の通り、インターンは上記2コースに分かれているわけだが、その中でさらに具体的にどのセグメントを担当するのかが初日に指定されるのだ。
このグループ分けのロジックだが、2つのステップを踏んでいると推測されるので説明する。
1.事前の性格診断シートの結果
2.属性
まず、三井物産のインターンはインターン参加前に事前に性格診断シートへの回答を要求される。
具体的には、「お金とやりたいどちらを求めますか?」のようなよくあるやつだ。
この回答結果に基づいて、回答結果が似た人が同じチームになるように構成されている。
つまり、前提似た人達とグループワークを行うことになると理解しよう。
その上で、属性の振り分けがある。
例えば、体育会の学生は1グループに2人までだったりと、各属性の偏りが出ないようにグループ分けは工夫されていると思われる。
このようにして振り分けられたグループを前にして、25卒では以下のようなお題が課された。
〇〇(そのセグメントに関するテーマ)における新規事業立案
セグメントによって〇〇に入るお題は異なるが、いずれに共通するのは新規事業立案であるということ。
また、新規事業立案においては三井物産がやる意義と、実際にどのように三井物産が関わるのかについてかなり深く問われることになる。
1点目については、まずどう考えても三井物産への理解と、総合商社ビジネスへの理解がないとお話にならない。
これがない時点で、当然議論にもついていけないし、この辺の理解が浅い学生は漏れなく全員インターンで落ちていた。
ついては、徹底的に三井物産のことを勉強してからインターンに臨むこと。
また、どのセグメントも一定程度理解しておく必要がある。
これは、何も「当日まで所属することになるセグメントは分からないから」という単純な理由だけではない。
会社説明でも触れたが、三井物産のビジネスは「コラボレーション」が1つの鍵だ。
すでにある三井物産の知見やネットワークを用いて、セグメント間の垣根を超えてビジネスを創造することが歓迎されている。
つまり、結果的に所属したセグメント以外についても理解を深めていたことは、実際のワークにおけるビジネス案創出の際にとても役に立つし、当然意識したい大きなポイントになる。
続いて2点目について、三井物産の関わり方と出口戦略についても詳細に詰めることを本インターンは求めてくる。
その際、ある程度の金融知識を持っていることは大きなアドになる。
例えば、合弁会社化するのか、子会社化するのか、ジョイントベンチャーなのか、存在する選択肢とそれぞれのメリット・デメリットを双方の視点で考えられることは、本インターンの施策具体方法の検討において核となる。
加えて、出口戦略についても、どのようなエグジットが考え得るか、そこまでどのように一気通貫させられるかなどは、25卒インターンでも最終評価に大きく響いていた。
この辺りの話も、当然金融方面の知識がある程度ないと話についていくことすら難しいだろう。
三井物産のインターンは先にも述べたように日数が短いこともあり、議論はかなりのスピードで進行するから、上記のような知識量のビハインドは相当に議論(ひいては選考)からの脱落を意味する。
他の総合商社に比べて応募までも相当に日数の余裕があるのだから、できる限り前もって綿密に準備を進めよう。
最後に、もう1つ意識したいことが失敗した際のリカバリー策の提示。
当然新規事業は失敗も有り得るわけで、それを想定してその際のリカバリーを検討することは実際の新規事業立案では当然に重要である。
しかし、インターンではこの視点は往々にして抜け落ちがちである。
そこで、本視点を議論に組み込むことができれば、班としての評価の上昇はもちろん、これを提案した君の評価の上昇も大いに期待できる。
逆に、上記の視点において学生間比較でエッジが出せていれば、あとは平均以上の立ち回りをするだけでかなり勝ち戦に持ち込むことが可能。
本noteを購入した諸君の異常なインターン通過率を期待している。
参加者の属性
参加者の属性は、体育会の学生、海外経験者・帰国子女、理系院生、起業経験者でほとんどを占め、なんの属性も持たない学生は残念ながらほとんど(第二タームについては全く)いない。
また、特に体育会学生の中にはインターンシップに参加したことが無い学生も一定数存在していたが、やはり経験が薄い学生の通過率は極めて絶望的でほとんどがインターンで落ちている印象。
少なくとも2〜3社はインターンに事前に参加しておいて、ある程度のイロハとその中での立ち回りを理解しておかないと、内容も専門的ゆえついていくのが厳しいだろう。
また、参加するインターンシップ、配属されるグループによってインターンシップの難易度は大きく変わる。
外資戦略ファーム内定者、外銀内定者の大学院生を4人擁するグループに配属されてしまった学部生がいる一方、インターンシップに初めて参加する学生ばかりで、インターンシップ慣れしている学生がほとんどいないグループに配属された大学院生もいる。
こればかりは運としか言いようがない。
メンター社員は〇人|見落としがちな○○へのアピール
それぞれのグループにはメンター社員が付く。メンター社員は2人いる。1人のメンター社員がほぼ付きっ切りで1つのグループに付く(メインメンター)。2日目の午後に、もう1人のメンターがグループに付く。(サブメンター)
インターンシップ選考の合否はメインメンターとサブメンターそれぞれの絶対評価による評価の合計点によって決定される。
3日間でバリューを出すことはもちろん、サブメンターが登場するタイミングでしっかりアピールできるかが非常に重要になる。
2日目の午後ということで疲労が大きいかもしれないが、サブメンターへのアピールを忘れずに。
インターンシップ選考では、アイデアを出す側に回りたい。
周囲の内定者に話を聞いていると、インターンシップ選考ではファシリテーターではなくアイデアマンに徹し、自分のアイデアをプレゼンに組み込めた学生が通過していた。
自分のアイデアを主張しすぎると協調性の無さでマイナス評価が付くのでは?と心配する向きもあるが、三井物産に限っては心配不要である。
三井物産では、個人のスキルをチームワークよりも重視している風潮がある(特にコーポレート部門)
2日目までに勝負は決まる⁉残酷なジョブ選考の真実
「プレゼンテーションのアウトプットは大して重要ではないのでは?」との話は、25卒でも参加者から聞かれた。
ワークの段階からメンター(=評価者)が見ているため、最終アウトプットの評価のウェイトが他の総合商社と比較して軽くなるのではないか。
メンターからの評価が三井物産のインターン通過には最重要。
最終発表の評価以上に、自身のバリューの程度を意識して立ち回っていきたい。
最終面接|30分の役員面接
インターンが終わると、第二タームまで含めたすべてのインターンが終了してから1週間後のタイミングを目処に合否の連絡が来る。
ちなみに、合格者にだけ先に連絡をしているので、Xなどで通過連絡が賑わった際に連絡が来ていないと、ほぼほぼ落ちている。
いよいよ最終面接
鬼門のインターンシップ選考を突破したら、ついに最終面接である。東京本店(大手町)での対面開催で、学生1人と役員2人による30分の面接である。
倍率は2倍程度。2人に1人は内定する計算だ。
最終面接で聞かれる内容は志望理由の深掘りがほとんどではあるが、自分史やガクチカについても聞かれることがある。
最終の役員面接は以下の流れで進む。
①なぜ総合商社なのか
②なぜ三井物産なのか
③希望部署は?
④希望部署に行けなかったらどうする?
⑤海外勤務を希望する?
内定のパターンは様々である。
①その場で内定が伝えられるパターン
②別室に通されて内定が伝えられるパターン
③面接後はそのまま帰宅させられるも後から電話で本社に呼び出されて内定が伝えられるパターン
ここからは内定者が最終面接で何を考え、どう答えていたのかを紹介する。
Q:なぜ三井物産なのか?
A:インターンシップ、OB・OG訪問でお会いした社員(実名を出す)の熱量がすさまじく、自分もそのような人たちと共に働きたいと思った。
Q:仕事に対する熱量なら、君の内定先(コンサル・投資銀行)にもあるんじゃない?(=なぜコンサル・投資銀行ではなく三井物産なの?)
A:元々はプロフェッショナルファームに行くつもりだった。コンサルや投資銀行の報酬は、クライアントの利益を最大化するための行動とそれに伴う利益から生まれる。商社の利益は社会のポジティブな変化に対する利益という話をされ、壮大なストーリーに憧れを抱いた。
この学生(文系学部生)はコンサル・投資銀行の内定を保持したうえで商社を受けた。プロフェッショナルファームとの比較を聞かれるのは想定内だったという。
ここで彼女は一貫性とターニングポイントを意識的に入れたという。
<一貫性>
・仕事に対する熱量と個人のプロフェッショナリズム
<ターニングポイント>
・クライアントの利益から社会全体の利益へ
三井物産と他商社の差別化を図る際、「個性的な人」や「プロフェッショナリズム」を挙げる学生は多い。というか、ほとんどの学生がこれを挙げるし、OB・OG訪問をしてもこのように回答されるケースが多い。
事実、内定者の中には外資戦略ファームや外資系投資銀行の内定を蹴って三井物産に入社する人も多く、個性的な人材が集まっているのは言うまでもないだろう。
そのため、「なぜコンサルじゃないの?」「なぜ投資銀行じゃないの?」はほぼ確実に聞かれる。
プロフェッショナルファームと総合商社の社会との関わり方の違いでも良いし、社員個人への憧れを語っても良い。
最後に|三井物産内定を目指す君へ
ここまで読んでくれた君、本当にありがとう。
これが、私が経験した三井物産の選考の全てであり、そこから君たちに伝えられる私の全てだ。
また、本noteを購入してくれた君にだけ、限定のLINEオープンチャットに招待したい。
そこでは、本noteを購入してくれた三井物産を志望する仲間たちとの交流や、リアルな26卒の選考情報の交換が可能だ。
受け取り条件は、以下の通り。
・本記事の感想を分厚く引用ツイートで投稿後、ロミのxアカウントにDM
・今後の選考情報をロミに提供すること
本文からもおわかりいただけると思うが、本気で君たちの内定をサポートしたいと思っている。
本気で熱い感想をくれた人だけをオープンチャットには招待するつもりだ。
君の熱い想いを引用ツイートに載せてくれ。
以下のリンクより、参加を心待ちにしている。
オープンチャット「三井物産完全攻略 購入者限定」
