【4月7日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは6日、第31節の試合が行われ、リバプールはフラムに2-3でまさかの敗戦を喫し、今季リーグ2敗目となった。サウサンプトンは1-3でトッテナム・ホットスパーに敗れ、史上最速での降格が決まった。

マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティのダービーは退屈な0-0のスコアレスドローに終わったが、フラム対リバプール、スパーズ対サウサンプトン戦は、それを埋め合わせるかのような劇的な展開になった。

2位アーセナルが前日にエバートンと1-1で引き分けたことで、リバプールは最多タイに並ぶ20回目のイングランドトップリーグ優勝を確定させるには、あと勝ち点11が必要となった。

リーグ26戦無敗中のリバプールは、アレクシス・マック・アリスターが見事な先制点を挙げ、タイトルへさらに前進するかに見えたが、守備の緩みからライアン・セセニョン、アレックス・イウォビ、ロドリゴ・ムニスにゴールを許して逆転負けを喫した。

今季ほとんどの期間を通じて四つのタイトルを争ってきたリバプールだが、このところは勢いに陰りが見える。それでもリーグ戦の残りはわずか7節で、2019-20シーズン以来のタイトル獲得はほぼ確実となっている。

サウサンプトンは、スパーズのブレナン・ジョンソンのゴールで前半に2失点すると、マテウス・フェルナンデスが終了間際に1点を返したが反撃は遅きに失し、チャンピオンシップ(2部)逆戻りが決まった。サウサンプトンは31節でこれが25敗目。7節を残しての降格は、1994-95シーズンのイプスウィッチ・タウン、2007-08シーズンのダービー・カウンティの残り6試合を抜いてプレミアでは史上最速となる。

マンチェスター・シティは、敵地での引き分けで4位に上がるチャンスを逃した。チームが現在つける5位は、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を得るための最後の椅子となる可能性が高い。しかし、シティと6位アストン・ビラとは勝ち点1差、2試合消化が少ない中で7位につけるニューカッスルとは同2差しかない。

4位チェルシーはブレントフォードと0-0で引き分け、アウェー未勝利が続いている。エースのコール・パーマーはほぼ1時間ベンチを温めてからの交代出場にとどまった。(c)AFP