タフネス系乙女ゲー主人公VS一般転生モブ兄妹VS出遅れたイケメンども。 作:はめるん用
術の発動が速まる陰陽師頭にアムリタ吸収で自動回復だけは妥協できないので初投稿です。
野郎どもの事情については前回軽く説明したので、ガチャの時間の前に女性陣のアレコレについてちょこっとご説明しよう。
ある意味では正しい報告である、逃げられたアテルイ。原作とは違う手順で討伐したことでエーテル結晶を回収できなかった贋作狂い。この辺りはまだいい。
いや嘘だらけの報告とか社会人的な視点からすれば大問題でしかないが、この件でダメージを受けたのは攻略対象である4人のイケメンたちのメンタルだけなので少なくとも原作主人公と転生主人公はノーダメージである。
問題は討伐の証明であるエーテル結晶を持ち帰った周防道人の件。一部界隈ではすっかり評判を落とした彼だが、それでも“日常会話が可能なレベルで神霊と強い絆で結ばれている巫女3人でようやく辛勝”という事実はこの世界の人間には無視できない。
それでも学園所属の巫女だけで討伐していれば────どのみち侍たちの、男子生徒の面子はアレしてしまったかもしれないが面倒にはならなかった。そうではなく3人中ふたりが義塾に所属する巫女ということで話が面倒なことになってしまったのだ。
凪菜と更紗は「そんなん大人たちで勝手にしろよ」というスタンスであったが棗は立場上そうも言っていられない。そして義塾側の思惑もあって棗が本件に当事者として意見を出すことになる、というなら学園側としても凪菜を利用して貴重なエーテル結晶はもちろん鬼豪討伐の名誉を我が物にしたいと思うのは当然の流れだろう。こうなってくると更紗ひとりが知らんぷりというワケにもいかず……で、ある。
と、いうことで真白はヒマだった。
遊びに行くのもアリと言えばアリなのだが、休日を息抜きばかりに使うのもあまりよろしくない。最近は巫女プの時間が増えているが、黄龍の巫女としては腕が鈍ってしまわないよう適度に鬼を斬っておきたいところだから。
まさかこのタイミングで手付かずの武曲の迷宮に乗り込むようなことをすれば大人たちが騒ぐだろうし、だからといって文曲、破軍、廉貞の迷宮の奥を探索しようにも……なんだか手柄を横取りするような気分になって遠慮したくなる。
せっかくヒロインらしくイケメンたちの面子に配慮して我慢していたのに、ここで台無しにしたのでは意味がない。
でも主人公特有の鋭い直感でこれから厳しい戦いに巻き込まれることを予感している真白としては強くなっておきたい。
さて、どうしたものかと考えた真白ちゃん。おや、そういえば知り合いにひとり面子がどうだとか神霊の加護がなんだとか考えなくてもいい侍がいるじゃありませんか!
この行動力の前では彼方も少しだけ悩んだ。といっても主人公である真白と関わることに怖気付いたのではない。原作がどうのこうのと途中から悩むくらいなら最初から捨て置けば良いのだから。
確かに原作のストーリーからは大きく歪んだが、朝比奈真白が鬼と正面から戦えるのだからなにを問題にすることがあるというのか。幸いにして攻略対象の4人についても、紅蓮と静流はモブキャラである自分と交流しながらもちゃんとパワーアップしている。
風魔と大地については挨拶すらしたことがないが……たぶん、なんとかなるだろうと考えていた。戦闘時とは打って変わってそれ以外の部分、特に人間関係について彼方はすこぶる適当になるときがある。
他人の心模様など簡単に変えられるものではないし、変えて良いものでもない。都合良く動かそうとして余計な気苦労を背負うよりは、メインキャラなんだから大丈夫だろうと景気良くブン投げたほうが精神衛生面でとてもよろしい。少なくとも彼方本人はそう思っている。実際に周囲に与えている影響について自覚が無くてもだ。
では、なにを悩んでいたのか? それは単純に東風先生からの紹介はあくまで自分だけ、そこに真白を連れて行くのはどうなのか……という、ただそれだけの話である。
社会人として培った常識で考えるなら、西浪女史との約束を優先して真白のお誘いは丁寧に断るのが正解。だが、すでに真白と東風先生の遭遇イベントを潰してしまった可能性があるのに、その上西浪女史とのイベントまで無くなってしまったのでは、このあとに控えているラストダンジョン(仮)の攻略に影響が出てしまうかもしれない。
まさか自分が攻略対象のイケメンと目玉焼きになにをかけて食べるかみたいな下らない話をしてヒロインを放置した結果現世が鬼にメチャクチャに荒らされました、なんてことになったら笑い話にもならないだろう。
なので、悩んだ。
時間にして2秒ほど。
無銘彼方は戦闘に関わることならば判断が早い男なのである。礼儀知らずの小僧だと思われるデメリットよりも、朝比奈真白と西浪永泉を会わせるメリットのほうが大きいならそうするべきなのだ。
そして現在。
「ほぇー。外から見たときとは中の広さが全然違うねー」
「そういう結界があるんだろ。俺たちだってエーテルの力を借りて大量の武器やら道具やら持ち歩いてるだろ」
「おぉ、そういえばそうだった。うん、それにしても……」
「ビックリするぐらい人の気配が無いな」
「そりゃしょうがない。大事な客が来るから今日は工房に来んなって弟子どもに言っておいたからね」
「大事なお客さん、ですか。ほかにご用事があるのでしたら日を改めますが」
「なにバカなこと言ってんだよお前は。大事な客ってのは小僧、お前のことだよ。あのジジイが珍しく直接面倒見てやってくれ、なんてアタシに頼んできたんだ。だったらそれなりの出迎えをしてやろうって気持ちにもなる」
「はぁ……。別にお弟子さんがいたところで、なにか問題が起きるような用事ではないんですが。普通に装備の刻印についてお世話して頂ける、という話では?」
「だからだよ。学生のガキが西浪永泉に刻印をしてもらう、ってのが問題なのさ。アタシの弟子どもは真面目でキツい修行にも耐えて技術を磨いちゃいるが、能力と一緒に下らないプライドまで磨かれちまった。それで本人が客との間にトラブルこさえても自業自得だが、学生だろうとアタシの客にナメた態度なんぞ取るようならブン殴って破門しなきゃいけなくなる。かけた手間と時間が無駄になったらもったいないだろう?」
「それぐらい我慢しますよ。こっちは仕事を頼む側ですし、学生には過ぎたる待遇だと言われればその通りですから」
「ハッ! ガキの分際で下らない気遣いなんてしてるんじゃないよ。そもそもガキが遠慮しなくてもいいように先手打って配慮してやるのが大人としての責任ってモンだろうが。ホレ、さっさとついておいで。詳しい説明をしてやる」
◆◇◆◇
西浪女史の説明では、刻印の手順は原作と大きく変わらない。
複数のエーテル結晶を砕いて『星墨』という特殊効果が宿ったアイテムを用意して、それから任意の装備に刻むという二段構え。使用するエーテル結晶の種類である程度は得られる効果を絞れることも同じ。結晶の品質が高いほど高い数値が出やすく、品質が低いと欲しい効果を狙いやすい。
自分自身のメンタルが参らない程度の割合まで低品質のエーテル結晶を混ぜてガチャればそれなりに欲しい特殊効果をキープできる。さらには余った星墨は原作と同じように回収してくれる人物がいるらしく、渡されたポイントカードに得点が貯まればレアリティの高い錬成素材と交換してくれるとのこと。
なので「ガンガン星墨ガチャを回して要らない物もドンドン売却して集めたレア素材で固有特殊効果の上振れした武器が手に入るまで錬成してから高い数値を引き当てたお目当ての星墨のエンチャで全部埋めて自分だけのロマン武器を作るぜッ!」みたいなことを考えなければ気軽に楽しめる要素である。
もちろん、どうしても強い特殊効果が欲しいというプレイヤーのために『血界のエーテル結晶』『闇界のエーテル結晶』『冥界のエーテル結晶』というアイテムを素材にした『穢れた星墨』というアイテムも存在するが……その辺りまで説明すると今回の話が説明だけで終わってしまうのでとりあえず各自で自由に想像してください。
「それで、どっちの武器からやるんだい?」
「では、ここはレディーファーストということで朝比奈の武器からお願いしてもよろしいですか?」
「ありがとう! 彼方くんは優しいね! で、本音は?」
「知ってるか? レディーファーストって文化はもともと女を先に歩かせることで安全かどうかを確かめる囮的なヤツが起源だって説があるんだってさ」
「わぁ、最低だね!」
「気は済んだかい?」
「はい」
「はい」
「ま、そんだけ軽口を叩けるなら緊張はしてないようだね。いいことだ。コイツで身を滅ぼすバカが出たってことで、アタシの若いときにはガキには過ぎたオモチャだって取り上げちまったらしいからな。さ、真白といったか? アンタの粗末なモノを出してみな」
「お願いしますッ!」
ドンッ☆
「……なぁ、巫女の装備に刻印を刻んで欲しい、って話でまとまったんじゃないのかい?」
「それが朝比奈の武器ですが」
「これが私の武器ですよ」
「…………お、おぅ」
どうせ出てくるのは錫杖か、もしくは万が一のための短剣や脇差し、あるいは刺突剣ぐらいだろう。そんなことを考えていたところに大太刀をお出しされてこの反応なのは、西浪女史の感性が世間的に見て常識的な証明である。
なにより西浪女史を困惑させたのが、これが金持ちの道楽のように趣味で持っているだけではないということ。長年の経験からこの大太刀・薄緑で真白が格の高い鬼と真っ向勝負したことが気配から読み取れた。巫女に装備を出せと言ったら侍の武器みたいなのが出てきた件。
刻印師としては見掛け倒しではない、ちゃんと使われている装備を任されるのは嬉しいことではあるが……こうなってくると、今度は学園や政府から知らされている攻略に関する情報を疑うようになる。
それらを鵜呑みにするのであれば、巫女の武器が使い込まれている理由にはならない。そして真白はもちろん、原作知識を持つ彼方でもさすがにそこまで予測することはできなかった。
もっとも、人生経験豊富な西浪女史は上の人間たちの声など半分も信じてはいないのだが。
平穏な日常を維持するためにそういう嘘が必要なのは理解していても、それを盲信すればトラブルが起きたときに痛い目に遭うと知っているからだ。
さて。こうなると大太刀を自分の武器だと堂々と宣言するふざけた巫女である真白と、ここまでのやり取りから義務でも責任感でもなく信頼関係からコンビを組んでいるであろう彼方の得物も見てみたくなるのが職人のサガというもの。
ついでだから小僧も得意な武器を出しなと言われ、それならばと彼方は愛用している短剣を差し出した。特に深い意味があるワケでもなく、ただなんとなく場の雰囲気から真白と一緒に戦う前提で考えてのチョイスである。
別に自分が鬼を仕留めなくても構わないスタイルの彼方としては、真白が気兼ね無く立ち回れるようターゲットを取りつつ1秒でも長く生存することが自分の役目だとしたのだ。だから、これまでの戦いで最も防御面で活躍した短剣を選んだのだ。
そう。
ほんの一瞬すらも、なにひとつ迷うことなく渡してしまった。
様々な理由と事情から情報が失伝してしまった迷宮で、侍の活動を統括する武功庁や巫女たちの活動をサポートする霊験庁の人間でさえ存在を知らない、あるいは忘れてしまったような鬼たちとの死闘の記憶が刻まれた短剣を。
ありとあらゆる武器を使えるのに、もっとメインとして使えそうな武器もたくさん所持しているのに、あえてその短剣を選んでしまった彼方を見ていた冥界童女の表情は、神霊どころか人類と敵対関係にある鬼からもカス扱いされるだけの説得力に満ち溢れた邪悪な笑顔だった。
◆◇◆◇
ゲームではポチポチ操作してハイ完成! となったが、この世界ではまずエーテル結晶を砕いて星墨を作るところから始めなければならない。つまり今日はあくまでオーダーするだけ。大太刀と短剣を預けたら本日の営業は終了である。
また星墨の特殊効果も西浪女史から「刻印装備に慣れるまでは下手にゴタゴタ付与しないほうがいい」と言われ、攻撃力上昇などの無難な特殊効果を選ぶことになった。
自分たちと縁のある人間のガチャタイムを楽しみにしていた幼女とメスガキは残念そうにしていたが、彼方本人はそれはそうだと納得してその提案を受け入れた。いつもギリギリの戦いをしていることを思えば、あまりにも使い心地が変わるようでは困るのだ。
こうして加減を知らないアホによって大業物の霊刀と変化した短剣を前に職人魂が刺激されテンションが上がった西浪女史から仕事を進めたいからさっさと帰れと追い出された彼方と真白。せっかく出てきたついでに軽くなにか食べようかと商業エリアを歩いていたが。
「……ねぇ、彼方くん」
「あぁ。まさか町中で妖気とはなぁ」
嘘である。
原作知識から現世に鬼が現れる可能性を予測した上で、上位の鬼たちの襲撃のタイミングがあまりにも早かったことから、彼方は常に現世での戦闘を警戒していた。
スキルに頼らないエーテル感知能力を毎日コツコツ鍛えていた彼方と、黄龍の巫女として高いエーテル感知能力を持つ真白にしてみれば、人間の霊気で満ちている空間に異物が混ざればすぐにわかる。
「向こうの狙いは十中八九、朝比奈かね? もしそうなら……悪いが、腹を括ってもらうぞ? 朝比奈が下手に逃げれば一般人を巻き込むことになるかもしれない。いやぁ、本当にすまないと思っちゃいるんだがねぇ〜。ちょっと俺と一緒に地獄に付き合ってくれ」
「……ッ! ま、そういうことなら仕方ないかな〜。私としても、黄龍の巫女としての役目とかそういうのは別にだけど……戦う力の無い人たちが鬼に襲われたら大変だからね、しょうがないね!」
彼方にとって優先順位は真白が上、ではない。本人もそう言っているように、戦う力を持たない一般人が最優先。人々を守護るのが侍と巫女の存在意義なのに、巫女の安全のために一般人の犠牲を許容するなどあり得ないのだ。いくら自称エンジョイ勢の彼方でもそこだけは譲れなかった。
道を選ぶ。
なるべく人気の無い場所へ。
「んで、無事こうして包囲されたワケなんだが。まるでゾンビみたいに自我も生気も感じないヤンキーどもだな。いまってこういうのが流行りなん?」
「少なくとも私は聞いたことがないかな? とりあえず霊力も霊気も古いテレビみたいにノイズがスゴいのは流行とは関係ないと思うよ」
「ほーん。そんな感じね。じゃあ朝比奈さん、このサングラスを着用してくれたまえ」
「? わかった」
コツ……コツ……と。
まるで操り人形のように自我を失っている人間たちの包囲、その奥からひとりの男が────妖気を纏う鬼が現れたッ!
「ごきげんよう、黄龍の巫女サマ。お会い出来て光栄で────ほわぁッ!?」
男の挨拶が終わるよりも速く、彼方が放り投げた閃光弾が炸裂するッ!!
そして間髪入れずのスライディングで鬼を転ばせたッ!!
「が、ぎ……ッ!? なにを」
「どぉぉぉぉっせぇぇいッ!!」
「のぼぉッ!?」
男が立ち上がるよりも速く、真白の振り回した大斧が炸裂するッ!!
そして男は真横に吹っ飛び壁に叩きつけられたッ!!
虚ろな眼をした集団に包囲されているというこの状況、如何にも黒幕でございますといった様子で余裕をかまして出てきた鬼、なによりも彼方が先制攻撃を仕掛けた。真白にしてみれば殴ってヨシッ! と太鼓判を押されたようなものである。
「ぐ……ッ! こ、の────ガハッ!?」
相手が立ち直るのを素直に待つ理由はない。
少なくとも、いまの彼方には。
アテルイとの戦闘の結果については聞いている。下手な気休めを彼方は望まないだろうと紅蓮が事実だけをそのまま伝えたのだが、それを聞いた彼方は戦闘の結果を力及ばず武器破損で敗北したものと受け入れた。
失敗は次に活かしてこそ価値が生まれる。チャンスを掴むことができずに負けたというのなら、チャンスを見逃さない抜け目の無さと徹底的に瞬間のダメージを稼ぐ貪欲さを磨くことで次なる強敵との戦いに備えることにしたのだ。
耐性スキルを身に付けるためにお世話になった毒沼の汚泥、それから精製した薬液を塗布したダガーナイフで鬼の片肺を貫くッ!!
己を奮い立たせるための蛮声を上げることもなく、影の如く霧の如く静かに忍び寄り急所を狙い命を頂戴する様はまるで熟練のアサシンであるッ!!
こぽり、と鬼の口から血の泡がこぼれた。
追撃はしない。
ダメージを稼ぎたいとざわつく心を強靭な自制心で黙らせて、一歩飛んで真白の盾になるように位置どった。
「朝比奈、油断するなよ。人間を操る力も恐ろしいが、迷宮の外で死に戻りが起きるとは限らない。仮にエーテル粒子化が始まったとしても、どこで復活するのかわからないからな」
嘘である。
原作知識から日本全土を天照と月読が『陰陽結界』で包んでいる、かもしれないと知っている。神霊や精霊と縁を結び、神域に繋がる『神気』に触れたことのある人間であれば、現世でも復活できる……可能性があると知っているのだ。
事実として神域では神器のひとつである鏡を使い、現世に踏み込んできた鬼と彼方・真白コンビの戦いを天照が────ではなく、妹の月読が見守っている。太陽神母は現在、地上の神事にて供えられ神域へと献上された御神酒を勝手にちょろまかした罰としてグルグル巻きにされ吊るされている。
だがしかし。まさか本当に月読が両手に団扇で見守っているとは想像すらしていない彼方がそんな可能性に頼れるはずもない。どうにか閃光弾で目潰しをキメて真白がフルスイングしたところで相手の肺に穴を開けて集中力を乱すところまでは持っていけたが、一手をしくじるだけで全てが終わるかもしれないのだから。
そしてそんな緊張感で張り詰めた彼方に相棒として頼りにされていることでスーパーヒロイン真白ちゃんの殺る気スイッチはバチコーン☆と全力でオンになっている。どんなときでもどこか余裕のある態度だった彼方の本気モード、そこで逃げろと言われるのではなく一緒に戦うよう求められたのは弟子が師匠に実力を認められたようなもの。
「つまり、使えるものはなんでも使って勝たないといけない……ってことだね! ────召喚術式、おいでッ! 猿天哮ッ!!」
「──、────ッ!!」
迷宮にいるときに比べればやや小さくなった、それでも3メートルはある大猿。緑色の鎧に身を包み華やかな装飾が施された薙刀を担いで主人を守らんとする姿は実に頼もしい。
(猿天哮を含めて3対1、数の有利はこちらにあるが……向こうは搦め手も得意とするタイプ。それで白虎の侍である大地が負けるイベントだったからな。一瞬だって油断できないぞ、俺……ッ!!)
四神の侍に用意された4つ目の負けイベント戦闘、開始であるッ!!
「ゴホッ! こ……の……ッ!!」
ちょっと自己紹介ができそうにない雰囲気なので、この鬼についての解説は次回にてッ!!
ステータスの低さも関係無しに死ぬまで戦うことを止めない系男子の侍とスキルに頼らずともあらゆる手段で相手を殺し切るまで戦うことを止めない系女子の巫女。
VS
前口上の間に胸に風穴を開けられた鬼。
激動のデュエル、スタンバイッ!!
ハイそこ、ここまで3話区切りだから次で開始と同時に決着するなとか言わない。