少子化で学校の統廃合が全国的に進む中、川崎市幸区では大規模マンション建設に伴う人口増により、市内で6年ぶりとなる新小学校「市立新小倉小」(幸区新小倉)が誕生した。7日に入学式と開校式があり、500人超の児童が一堂に会して新たな春を迎えた。
開校式では、田中康子校長が「この学校は新小倉2番地に住んでいる人しかいない珍しい学校です。他校よりも強い絆で、つながっていけると思います」とあいさつした。新小倉小の開校は、市内の小学校としては115校目で、小杉小(中原区)以来6年ぶりの新設となる。
学区は旧国鉄の新鶴見操車場跡地を再開発した新川崎地区にあり、学校のすぐ隣には6棟のマンションが立ち並ぶ。最寄り駅はJR横須賀線新川崎駅などで、東京都心へのアクセスも比較的良く、学区内の人口は10年前はゼロだったが、昨年末には5131人に達した。
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