「医師が足りない」地震被災地の病院、ミャンマー国軍クーデターの影

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笠原真=マンダレー 畑宗太郎
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 「生存者と死者を選別するところから始まった」。約1千人の急患が殺到。そのうち、250人ほどは死者だった。

 ミャンマー地震が起きた先月28日の状況を、女性医師はそう振り返る。

 ミャンマー第2の都市マンダレーの総合病院。今月4日に訪れると、屋外にも病床が広がっていた。患者の多さに加えいくつもの建物が地震で損壊し、使えなくなった。

クーデターに抵抗、医師も弾圧対象に

 負傷者の多くは、建物が倒壊…

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この記事を書いた人
笠原真
ヤンゴン支局長兼アジア総局
専門・関心分野
紛争、難民、格差
畑宗太郎
中国総局
専門・関心分野
中国の外交、安全保障、社会、東南アジア情勢
ミャンマー軍事政権

ミャンマー軍事政権

2021年2月の国軍によるクーデター以降、ミャンマーでは国軍と様々な抵抗勢力による内戦が泥沼化。何百万人もの避難民が生まれるなど人々の暮らしは圧迫され、国内外をめぐる情勢は揺れ動いています。ミャンマーに関連したニュースを幅広くお伝えします[もっと見る]