「とんこつラーメン480円」「阿修羅(あしゅら)丼550円」-。青く印刷されたメニューは物価高が叫ばれる近年と比べれば値段は安く、少し黄ばんだ紙が過ぎた時を感じさせる。

 約30年前、京都市内にあった飲食店「うまかろう安かろう亭」のクーポン券だ。店の経営母体は、数々の凶悪事件を起こして平成日本を震撼(しんかん)させた「オウム真理教」だった。14人が死亡、6千人以上が重軽症となった地下鉄サリン事件から30年。京都にもあった「オウムの店」の記憶をたどった。

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