6日長崎県壱岐沖で発生し、患者や医師ら3人が死亡した医療搬送用ヘリコプターの事故で、国の運輸安全委員会は7日午後、調査官を福岡に派遣し、事故原因などの調査を始めました。

事故を起こしたのは福岡市にある福岡和白病院の医療搬送用ヘリコプターです。6日午後1時半頃対馬空港を離陸してから連絡が途絶えていました。

離陸からおよそ3時間半後、巡視船が壱岐島沖の海上で転覆しているヘリコプターを発見。乗っていた6人のうち80代の女性患者、付き添っていた60代の男性、30代の男性医師の3人の死亡が搬送先の病院で確認されました。

救助された機長と整備士、看護師は命に別状はありませんでした。運輸安全委員会によりますと、ヘリコプターは不時着水したと見られています。

7日午後には国の運輸安全委員会の調査官2人が福岡市の和白病院に入り、事故原因などの調査を始めました。

長崎県によりますと、対馬病院から福岡の和白病院へ患者のヘリでの搬送は昨年度だけで12件あったということです。