離陸後17分後に”消えた”
「佐賀航空」航空事業本部長:
「この度は弊社メディカルヘリ不時着水により3名の尊い命を失う結果となりましたこと深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
佐賀航空は7日午前開いた会見の中で、66歳のパイロットと67歳の整備士についていずれもベテランだったとし、風や雲などの天候状態も「飛行に支障なし」との判断で飛び立ったと思われると述べました。
また受け入れ側の和白病院に設置している、飛行中の位置をパソコン上で確認できる「動態監視システム」では、4月6日13時30分に患者を乗せて対馬空港を離陸した17分後の13時47分に当該機が「消えている」ことを明らかにしました。
運行管理者が本社に通報したのは機体が消えた23分後の14時10分で、佐賀航空ではそこから各所に救助を求めるなど動き出したということです。
機体が消えた時点から通報までの23分間は無線で連絡を試みたとしており、「飛行高度が低いので、通常無線が入りにくいためシステム上のトラブルの可能性もあり確認していた。陸地に近づく時間となってもやはり連絡取れないことから本社に連絡がありそこから動いた」と説明しています。

不時着水の原因は「判明していない」としており、パイロット、整備士との接触は現時点ではできていないということです。
佐賀航空は現在、事故機以外に保有している6機すべての運航を休止しており、事故原因調査を最優先し全面的に協力する方針を示しています。