2022年に行政からの運営費と補助金の不正受給が発覚した千葉県松戸市の民間保育施設で、さらに過去2年分についても不正受給が行われていたことが新たにわかりました。
松戸市によりますと、松戸市の社会福祉法人「菊光会」は、松戸ミドリ保育園など運営する市内4つの保育施設で職員への手当を支給せず、内部留保するなどして2019年度からの2年間で運営費と補助金合わせて253万円余りを不正受給していました。
「菊光会」は3年前にも、2021年度分の運営費と補助金合わせて970万円余りの不正受給が発覚し行政指導を受けていて、市が過去に遡って調査した結果、今回の不正が発覚しました。
いずれも菊光会の会計責任者が、実際には払っていない手当を払ったように装うなど、市への提出書類を改ざんして申請し、不正受給していたということです。
市は、菊光会に対し不正への加算金を上乗せして返還するよう求めています。