東京 渋谷区にある東京消防庁の訓練場で行われた21日の訓練には、東京消防庁や警視庁、自衛隊、鉄道会社などからおよそ190人が参加しました。
30年前の1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6000人がけがをし、化学物質がまかれたことを知らず現場にかけつけた多数の消防隊員らも負傷しました。
地下鉄サリン事件を教訓に合同訓練 防護服での救助や連携確認
多数の消防隊員らも負傷した、30年前の地下鉄サリン事件を教訓に、防護服を着た状態での救助活動や、各機関の連携を確認する合同訓練が行われました。
訓練は、地下鉄の車内で犯人がビニール袋に穴を開けてサリンをまいたという想定で、防護服を着た隊員が、けが人の容体に応じて優先度を決めるトリアージをしながら自衛隊員らと連携して救助活動にあたりました。
また、化学物質などに対応する消防の専門部隊が、検知器を使って物質を測定したり、けが人の体で汚染されている部分を水で洗い流したりしていました。
地下鉄サリン事件の教訓を受けて東京消防庁では、すべてのポンプ車に防護服を配備したほか、神経ガスなどを解毒する際に使う自動注射器も導入し、医師が不在の場合でも隊員がけが人に解毒剤を投与できるようにしたということです。
今後も訓練などを通じて関係機関との連携を強化していきたいとしています。