私の施術でしばらく硬直してた女性…
オーガズムに達した女性は、彼女のように身体が硬直したり、痙攣したり、男性とは異なる様相を見せてくれます。
オーガズムとは
オーガズムとは「性的絶頂」のこと。主に性器への刺激や性行為の中で感じる快感のことで、男性はオーガズムを感じると、多くの場合その直後に連動して射精が起きます。女性の場合は男性のようにわかりやすいオーガズムに伴う身体現象は起こりませんが、体が硬直、けいれんするなどの様子が見られることが多いです。
オーガズムを感じられないのは変?
女性のオーガズムは、「セックスをしていれば、誰でも自然と起きる」というものではありません。オーガズムに必要な複数の条件が重なることで体験できるものです。
AVでは、女性が当たり前のようにオーガズムを感じている描写があります。日常生活で、オーガズムの有無について赤裸々に話す機会がないことから、AVの情報を鵜呑みにして、「セックスでは毎回オーガズムを感じるのが当たり前」と誤解している方は多いと思います。
少なくとも私が施術してきた女性たちのほとんどは、AVで描かれているようなオーガズムには達していませんでした。AVのようなオーガズムを体験したことが無くても「自分はおかしいのではないか」と心配する必要はありません。
また、「オーガズムを感じられる人」「感じられない人」と先天的に決まっているわけでもありません。多くの人が的確に性感帯を刺激すればオーガズムは感じられます。そして、一度オーガズムの感覚をつかむと、その後もオーガズムが感じられるようになる人がほとんどのようです。
オーガズムってどんなもの?
オーガズムは一般的には性感帯を刺激することにより起こりますが、脳イキなど、性感帯への物理的な刺激を必要としないオーガズムもあります。
女性の身体には沢山の性感帯があります。その代表的なものがクリトリス(陰核)や腟内のGスポット、ポルチオなどです。一方でそれらの場所ではオーガズムを感じず、乳首やアナルの刺激などでオーガズムを感じる人もいます。人の性感帯はそれぞれで、性行為の挿入時に刺激される腟内の性感帯が最も感じるとは限りません。また、性感帯の快感の強さには個人差がありますが、最初にあまり気持ちよく感じないからと言って、ずっとそこで気持ちよく感じられないままかというと、そうではありません。性感帯は刺激し続けることで、より強く快感を得られるようになります。これを俗に「性感帯が開発される」と言います。
オーガズムの種類は、主に次の5つに分類できると思います。
#1 クリトリスによる「外イキ」
クリトリスの刺激によるオーガズムを一般的に「外イキ」と呼びます。比較的体験しやすい(体験したことのある)オーガズムだといわれています。どのオーガズムも感じたことが無いという人は、まずはオナニーで外イキを試してみると良いでしょう。
#2 Gスポットによる「中イキ」
腟の内部にある「Gスポット」を刺激することによって起きるオーガズムです。Gスポットの快感は、脳を通らない「陰部神経叢(いんぶしんけいそう)」や「骨盤神経叢(こつばんしんけいそう)」で反射的に起こるオーガズムだと言われています。
Gスポットは「CUV複合体」と呼ばれる領域の一部で、存在しない女性もいるといわれています。そのため、外イキのように誰もができるわけではないようです。しかし、中イキをしたことが無いからと言って、悲観的にならないでください。ほとんどは未開発で感じ方を知らないだけなのです。
#3 ポルチオによる「奥イキ」
性行為の経験が豊富でない女性は、ポルチオを強く刺激すると痛みを感じる可能性があるので注意が必要です。この場所で快感を得るには、ディルドなどのオモチャで騎乗位の体勢で刺激したり、セックス時にペニスで奥までピストンするなどの方法があります。最初は痛みがおきないよう、ゆっくり優しく刺激することで徐々に開発されてポルチオオーガズムを感じられるようになります。
私の経験上、出産経験のある女性の方が「奥イキ」しやすい傾向があるように思います。もちろん、出産経験の無い女性でも「奥イキ」される方はいらっしゃいます。(冒頭写真の女性も出産経験なし)
#4 乳首による「乳イキ(胸イキ)」
ここまでの3種類に比べ少数ではありますが、バストトップを刺激することでオーガズムを得られる人もいます。性的快感は、潤いがある状態の方が感じやすいといわれています。外イキの場合、愛液を潤滑のために使うことがありますが、バストは基本的に潤いがありません。ローションを使用して愛撫を行うと、より快感を得やすくなるでしょう。
「乳イキ」は脳を経由する場合と、脳を経由しない場合の両方が存在するようです。女性が「奥イキ」まで経験あると、「乳イキ」でも脳を経由する場合があるようです。全く感じ方が違ってるので直ぐにわかります。
#5 複合的な要素による「脳イキ」
「乳イキ」や「奥イキ」など、脳を経由するオーガズムを繰り返してくると、直接的な性感帯への刺激がなくともオーガズムに達することがあります。
「外イキ」や「中イキ」は、物理的な刺激に対して反射的に反応してることが多いのに対して、「奥イキ」は脳を経由することでオーガズムに達しています。本来、ポルチオ付近は無神経でクリトリスのように感じる場所ではありません。しかし、脳と直結してる部位だからこそ、「気持ちいい」という記憶が脳に刷り込まれることで深く長いオーガズムが得られるようになっています。
「脳イキ」できる女性は、シチュエーションによっては、指先に触れるだけでもオーガズムに達してしまいます。ただし、ここまで体験できてる女性は極一部です。
あなたのオーガズムは?
オーガズムは5つの種類があることを紹介しましたが、同じ女性でも、お相手の男性が違ったり、シチュエーションが違ったり、当日の気分や体調で、まったく感じ方は変わるものです。
日本の女性は、どうしても他の人と比べたがる傾向があります。不安なんですよね…
でも、周りと比べたり、固定観念で決めつけるのは止めて、ジブンなりのオーガズムを受け入れて、少しずつ開発すれば良いんじゃないかと私は思います。
冒頭の女性…
アラフィフですが、年齢は全く気にせず、食べたいものを食べ、着たいものを着て、やりたいことをやる…
海に行くときはビキニだそうです。
(なので日焼けの後がくっきり笑)
彼女は、ジブンに素直に生活し、オーガズムを受け入れてるから、硬直したり、痙攣するまでイキ果てることができるのだと思います。彼女らしいオーガズムのカタチです✨
あなたもオンリーワンのオーガズムを探求してみてはいかがですか