ビジネスと平和構築のあり方との関係を多面的に議論するための経済人会議が、広島県主催で毎年開催されています。今年はジャック・アタリ氏をメインゲストとし、11月5日・6日に開催されます。

『国際平和のための世界経済人会議』
https://www.hiroshima-wbcwp.com/#3

　ジャック・アタリ氏は、ミッテラン仏大統領の補佐官とし有名になり、欧州復興開発銀行の初代総裁を務めましたが、最近はマクロン仏大統領の後見人として注目されていました。
　日本では、2008年に出版された『21世紀の歴史』(作品社)が話題になり、私も書評を若干興奮気味にブログに書きました。

『ジャック・アタリ「21世紀の歴史」』(藤沢烈BLOG)
http://retz.seesaa.net/article/111994789.html
　
　GAFAのような超国家企業の誕生、世界中の紛争続発といった現代を予見していたと改めて感じます。またアタリは、国が民主主義を背負いきれなくなる中で、社会価値を追求する個人や組織が新しい価値観を模索するとも書いていました。こうした言葉は、東日本大震災を経て私がRCFを創設するキッカケになりました。

　今回の広島の会議ではジャック・アタリ氏は基調講演含め一晩広島に滞在します。現代の賢人に直接話ができるチャンスはなかなかありません。

　RCFは今回４つのワークショップを企画・運営しています。
　
『大変革時代の「個人の働き方・行き方』には石川善樹さん、松中権さんに登壇いただきます。
『NPOの日本社会における役割』では、宮城治男さん、白井智子さん、今井紀明さん。
『気象災害への対応からの世界貢献』では、青柳光昌さん、今村久美さん、末松弥奈子さん、明城徹也さん。
『日本のソーシャルセクターの海外における役割』では、岩附由香さん、鬼丸昌也さん、門田瑠衣子さんが登壇します。

　他にも多くの国内外の著名人が参加し、200名程度の密度濃い形で会議が行われます。一般参加者も受け付けています。広島での開催になりますが、ぜひご参加頂ければと思います。