負の数の計算は間違えやすく、注意が必要です。
正しい理解ができているかどうか、間違えやすい負の数の計算方法を再確認しましょう!
問題
次の計算をしなさい。
(−3)+(−3)+(−3)+(−3)
負の数を足す計算です。正しく計算できるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「−12」です。
計算式には負の数と引き算が並んでいましたが、計算結果は正の数になります。
途中の計算は次の通りです。
(−3)+(−3)+(−3)+(−3)
=(−6)+(−3)+(−3)
=(−9)+(−3)
=−12
負の数の足し算
負の数は「借金」に例えて説明されることがよくあります。ここでも、借金の例を用いて、計算を確認していきましょう。
「3万円の借金」を「−3」と表します。
すると、今回の計算「(−3)+(−3)+(−3)+(−3)」は、「3万円の借金」を繰り返ししているようになります。
(−3)+(−3)の計算
「3万円の借金」と「3万円の借金」
合計6万円の借金
つまり、(−3)+(−3)=−6
同じように、「3万円の借金」を繰り返すと、
(−3)+(−3)+(−3)+(−3)=−12
合計12万円の借金になりますね。
負の数を足すとき、数が増えるのか、減るのか、迷ってしまうかもしれません。
「借金」の例で考えると、計算しやすくなりますね。
まとめ
負の数は計算ミスをしやすいので、正しいイメージを持っていなければいけません。負の数の足し算は「借金」の例で考えると、イメージをしやすいということがわかりましたね!
今回の問題で苦戦した方は、ぜひ他の記事を読んで、繰り返し練習をしてみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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