クッキー☆ 文字起こし | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

人間は滅んだ方がいいと思っている人のブログ

テーマ:

 友達が平沢進の曲好き→俺も平沢楽曲が好きになる→クッキー☆音MADに出会う→本家クッキー☆を聞く→数多のネットスラングのオリジナルを発見し感銘を受ける→いつかはこれを元ネタに三次創作を作ろう→まずはコピペが可能な文字データとしてオリジナルが欲しい→でもそんなのggってもないよなぁ→自分で作ればいいじゃん↓作った。

 

(さっきクッキー☆ 文字でggったら一番上に出てきたわ。でもト書き込みではワイが初ちゃうんかな)

 

ルール

カギ括弧内は全て正確に。擬音語が書かれた括弧内のものも正確に。誤字、またはそれが疑わしい部分もそのまま。意図的と思われる誤字もあるので。
ただし、
・点点点の表記は全て三点リーダー「…」を使用し、点の数だけ合わせる。
・「!」と「?」の直後は1文字開ける変更を加えている。
・元が横書きなので数字は半角「123…」で表記(元は漢数字)
・個人的に絵が好みだったから゜▽゜?を追加。
・ト書きは俺の判断、俺の言葉。オリジナルにもこの位置にト書きがあったであろうと絵から判断したり、これは絵師による判断で描かれたものだろうからト書きで書かないなど全て俺の判断。
・文字と音声の違いを示した注釈は気付いたとこだけ。

 なおニコニコ全盛期から数拍遅れてネットの海に落ちたので、東方についての知識は皆無に等しい。言葉選びで至ってない点があるかもしれないが、そこは各々脳内で勝手に上書きした文字を読んで欲しい。

 

ほんけ

https://www.nicovideo.jp/watch/sm9720246

 

○神社・昼くらいじゃないかな
   霊夢、お茶をすすって座っている。
霊夢「(ずずずっずぞぞぞ~)ぷはー。今日もイイ天気」
   霊夢、魔理沙とアリスが歩いてくることに気付く。
アリス「あ、霊夢。またサボり?」
霊夢「休憩中よ」
魔理沙「きっと今日は休憩の日なんだよ」
アリス「じゃあ明日は?」
魔理沙「神社閉店の日」
霊夢「くぉら!」
魔理沙&アリス「きゃっ!」
霊夢「……あ~、アンタたち、ホントに仲いいわね…」
アリス「そうそう、今日は霊夢のために、お土産を持ってきたのよ!」
   アリス、腕に下げた籠を持ち上げる。
霊夢「あら、ありがとう。それじゃあお茶を用意するわね」
魔理沙「霊夢ぅ~、特級茶葉で頼む!」
霊夢「はいはい……⑨番茶でいいわね?」
   3人、座ってブラウニーとお茶を飲食。
魔理沙「やっぱりアリスが作るブラウニーは美味いな。生地がしっとりとしていて、それでいてベタつかないスッキリした甘さだ。ココアはバンホーテンの物を使用したのかな?」
アリス「フフフ、ありがとう魔理沙」
霊夢「ホントに美味しいわね。でも作るのはいつもアリスね。……魔理沙が作ったりとかしないの?」
魔理沙「えー? 私だって作ることはあるぜ?」
アリス「あら? 魔理沙が作ったお菓子なんて食べたことあったかしら?」
霊夢「アリスが食べたことなかったら誰も食べたこと無いんじゃない?」
魔理沙「そんなことないだろ!? この前、作ってやったハズだぜ! ほら、この前もらったバレンタインのおか……え……」
アリス「もらったかしら?」
魔理沙「あーっ……」
霊夢「わたしもあげたけど、お返し無いわね~……義理だけど」
   魔理沙、美大に落ちたポーズ。
魔理沙「あああああああああ!! 忘れてたああああ!」
アリス「わっ! ちょっと魔理沙!?」
魔理沙「ホワイトデイ! ごめん!! 忘れてた! そこでだアリス! 悪いがもう少しだけ、追加で待っててくれないか? 待っていたらたぶん、魔理沙さんの素敵なプレゼントが先着1名様にもれなく配られることになるはずだ! たぶん!」
霊夢「先着1名……私には無いのね」
魔理沙「霊夢はたくましく生きていてくれ!」
霊夢「ちょっと待て!!!」
魔理沙「では諸君っ! さらばだー!!」
   魔理沙、箒に乗って飛び立つ。
霊夢「恋する乙女のパワーは凄いわね~」
アリス「え! 恋なんて……そんな、もう! 霊夢ったら……ばかぁ~」
   アリス、赤くなる。
霊夢「はいはい、ごちそうさまでした」
アリス「お粗末さまでした(ペコリ)」
   アリス、お辞儀をする。
霊夢「……」
アリス「……」
霊夢「あーっ……、でも魔理沙がお返しを忘れてたとはねー」
アリス「いいのよそんなこと。私は魔理沙と一緒にいるだけで幸せを感じられるんだから」
霊夢「はいはい、ごちそうさま」
アリス「お粗末さまでした(ペコリ)」
   アリス、お辞儀をする。
アリス「……」
   萃香、障子の中から出てきて、
萃香「霊夢ぅ~、客か?」
霊夢「アリスよ」
アリス「萃香、こんにちわ。よかったらこれどう?」
   アリス、ブラウニーを差し出す。
萃香「イカスミ焼き?」
霊夢「お菓子よ! この酒飲みが!」
アリス「はい、萃香☆」
   アリス、萃香の口にブラウニーを持ってくる。
   萃香、それを食べる。
萃香「あっ……まい!!」
霊夢「お菓子だからね」
アリス「はい! 霊夢も」
   アリス、霊夢の口にブラウニーを持ってくる。
霊夢「えっ!? わっ、ちょ……」
   霊夢、それを食べる。
霊夢「(ハグ)……おいしい。じゃあ、アリスにも(クイッ)」
   霊夢、アリスの口にブラウニーを持ってくる。
   アリス、それを食べる。
アリス「(はぐぅ)ぅんぐっ! じゃあ、霊夢にもう1回~」
萃香「わたしも食べさせる~!」
   アリスと萃香、霊夢の口にブラウニーを持ってくる。
霊夢「おまえら……」

○立教大学・門の前・昼くらいだと思うよ
   チルノとルーミア、話している。
チルノ「あたいー」
ルーミア「そーなのかー」
   大妖精と美鈴、話している。
大妖精「隣の垣根に囲いが出来たんですって!」
美鈴「へー」
   咲夜、そこへ瞬間移動で現れる。
咲夜「お仕事の最中におしゃべりとは、随分と大層な御身分ね~?」
大妖精「あっ!……どっ、どうも(ぺこり)」
   大妖精、咲夜に頭を下げる。
美鈴「……さっ咲夜さん!! ……やっ、その、え~とですね……そう! 門も中には進入させていません!」
咲夜「そう、仕事は全うしていると言う訳ね」
   咲夜、上空を指差す。
   魔理沙、上空から立教大学に突っ込んでくる。
   美鈴、泣きながら、
美鈴「……進入されてしまいました~」
   咲夜、美鈴の頭にナイフを突き刺す。

○同・立教大学・図書室
   魔理沙、壁を突き破って入ってくる。
魔理沙「よー、パチュリー! 遊びに来たぜ!」
   パチュリー、舞う埃で咳き込みながら、
パチュリー「ゲホッ、ゲホッ……あなたはいい加減、ドアから入るって事を覚えなさい」
魔理沙「それで……今日は本を借りに来たんだ」
パチュリー「ギャー!! もってかないでー!」
魔理沙「大丈夫! ちょっと借りるだけだ」
パチュリー「借りる? 盗むの間違いじゃない?」
魔理沙「いや返す気はある」
パチュリー「気だけでは返ってこないわ」
魔理沙「気持ちだけでも受け取ってくれ」
パチュリー「モノをよこせ」
魔理沙「現金だなーパチュリーは」
   魔理沙、無断で本を取ろうとする。
   パチュリー、指パッチン
   ナイフ、魔理沙の手を制止する位置に飛んでくる。
魔理沙「うぉっ!」
咲夜「魔理沙、また泥棒に来たの?」
魔理沙「よう咲夜! 今日も素敵な手品をありがとう!」
   咲夜、呆れた顔で、
咲夜「あなたは相変わらず騒々しいわね~」
   小悪魔、全力疾走で図書室に入り、息を切らしながら、
小悪魔「はぁはぁ……、パ、パチュリー様。また魔理沙さんが、やらかしたんですか!?」
パチュリー「その言い方だと、漏らしたみたいね」
魔理沙「わたしは子猫じゃないぜ!」
小悪魔「それは大変失礼しました(ペコリ)」
   小悪魔、魔理沙に頭を下げる。
小悪魔「……じゃなくて! 魔理沙さんいい加減壁を突き破ってくるのやめてくださいよぅ!」
魔理沙「そうだ咲夜、あとで厨房貸してくれないか?」
   咲夜、考える様子。
   小悪魔、涙を浮かべながら、
小悪魔「って魔理沙さん全然わたしの話聞いてないし。わたしイジケちゃうし」
咲夜「なにか作るのかしら? 貸すのはいいけど、さすがに厨房はあとで返してね」
魔理沙「ああ、アレはわたしのポケットには、ちょっと大き過ぎるからな」
パチュリー「あっ!(ポン)、」
   パチュリー、なるほどと手を打つ仕草。
パチュリー「本をデカくすれば盗まれない?」
小悪魔「そーいう問題ではありません!」
咲夜「……で、アリスかしら?」
   魔理沙、答えづらそうに、
魔理沙「いや……まぁ……そう、アリスに、美味しいお菓子をプレゼントしようと……」
パチュリー「あら、あなたにも可愛いとこ、あるのね」
魔理沙「可愛いの?」
パチュリー「うん」
魔理沙「照れるぜ」
咲夜「わたしも作ろうかな」
3人「え!?」
小悪魔「えーと、お嬢様にでしょうか?」
咲夜「さて、誰のでしょうね~。というわけで、一緒に作りましょうね、魔理沙☆」
魔理沙「ええっ! い、いいよ! ひとりで出来るって!」
   咲夜、魔理沙の頬を人差し指で軽く突く。
咲夜「あなただけだと、料理が出来ても厨房が大惨事になりそうだから」
パチュリー「うんうん、まさに推して知るべしね」
小悪魔「あの~、私もご一緒してよろしいですか?」
咲夜「パチュリー様に?」
小悪魔「えっ!……は、はい!」
パチュリー「小悪魔のお菓子は好きよ。やさしい味がするから」
小悪魔「はい!! 精一杯がんばらせて頂きます!」
魔理沙「厨房には女3人……女3人で姦しい(かしましい)ってヤツだな」
パチュリー「魔理沙……あなた意味を分かって言っているの?」
魔理沙「知らん!」
咲夜「いばるな!」

○立教大学・厨房・昼だよ(便乗)
   魔理沙、レシピ本を読んでいる。
   小悪魔と咲夜、その様子を見ている。
咲夜「で、魔理沙は何を作りたいの?」
魔理沙「そーだなぁ~。このクレープ・マリエットってヤツにしようかな」
咲夜「アンタねぇ……お菓子作り初心者がそんな難しいもの作ろうとしたら、どうなるか分かる?」 //音声では「そんな『に』難しい」になってる
魔理沙「゚▽゚? そんなもんか? うーん……じゃあこのクッキーは? チョコクッキー」
小悪魔「へ~、プレーンクッキーにチョコソースを付けるのですか」
魔理沙「ああ、チョコで顔とか描いたりな」
小悪魔「あ、それ面白そうですねぇ」
咲夜「そうね、それくらいが妥当かしら」
   咲夜、冷蔵庫の中を確認する。
咲夜「……あら?」
魔理沙「ん? どうした?」
咲夜「おかしいわね……」
小悪魔「どれどれ?(ひょい)」
   小悪魔、冷蔵庫を覗き込む。
小悪魔「あーこれはこれは」
魔理沙「だから、どうしたんだよ?(ひょいっと)」
   魔理沙、冷蔵庫を覗き込む。
魔理沙「あっ……」
咲夜「チョコが無い」
小悪魔「タマゴも無くて」
魔理沙「作れない……」
3人「あぁ~あ」
   3人、残念そうな顔。
   レミリア、姿を現す。
レミリア「あら? 3人そろって珍しい」
咲夜「あ、お嬢様。いえ実は、クッキーを作ろうとしたら材料が無くて困ってたんですよ」
魔理沙「まったく品揃えの少なさにビックリだぜ」
小悪魔「魔理沙さん、うちはお菓子材料の店ではありませんよ」
レミリア「ああ、材料が無いっていうのは、私とフランで使ったから無いのよ」
咲夜「え!? お嬢様は料理をされるのですか?」
レミリア「私じゃなくて、フランがどうしても作りたいって言うから。わたしは現場責任者として居ただけよ」
咲夜「それで出来たものは?」
レミリア「無いわ」
魔理沙「つまり無を生み出したワケだな」
小悪魔「魔理沙さん、深いですね~」
レミリア「深くはなくて、浅いわよ。結局散らかして、片付けて終わりよ」
魔理沙「遊んでポイか」
咲夜「もー、食べ物を粗末にしないで下さい」
レミリア「フランに言って!」
咲夜「あ~しょうが無いわね~」
魔理沙「どうする、材料がないとクッキーが作れないぜ?」
小悪魔「そうですねぇ……」
咲夜「よし、魔理沙。材料の調達をしてきて」
魔理沙「まて咲夜、お前も一緒に来い」
咲夜「わたしは適任ではないわ」
魔理沙「なぜ私だけなんだ?」
咲夜「魔道シーフだから」
魔理沙「お前も盗んでただろ。ロケット作るのに、うちに忍び込んで八卦炉を取ろうと。得意の手品を使うんなら、私より適任だ」 //音声では「ロケット『を』作るのに」「手品を使うなら」になっている
咲夜「逃げ足で言えば、魔理沙が最速で適任よ」
小悪魔「あの~、盗むの前提なんですね~」
魔理沙「払ったら負けだ」
小悪魔「たまには負けましょうよぅ~」
咲夜「ふむ、私も同行しましょう」
魔理沙「どうした?」
咲夜「あなたの負ける姿が見たい」
魔理沙「私は負けない!!」
小悪魔「それは結局、盗むということじゃあないですか~」
   魔理沙と咲夜、箒で飛んで外出。

○菓子工房・まだ昼だと思うよ
   アリス、ドアを開け外に出て、飛んで来た魔理沙と咲夜に遭遇。
アリス「あら? 魔理沙と咲夜?」
咲夜「こんにちわ、アリス」
魔理沙「あれ? 霊夢のとこにいたんじゃないのか?」
アリス「2人とも酔って寝ちゃったから」
魔理沙「なんで緑茶飲んでて、酔っ払うんだ?」
アリス「萃香がいたから」
魔理沙「なるほど、飲んだのか」
アリス「ふたりは、お菓子の材料買いに来たの?」
魔理沙「そーだが、ココはアリスのよく来る店か?」
アリス「そうよ、大抵のモノが揃うからね」
魔理沙「そーなのかー……う~ん」

   魔理沙、考え込む様子。
咲夜「何かまずいの?」
魔理沙「美味しいものを作ろうとしてるが……ちょっとまずいな」
咲夜「まずいのはダメね」
魔理沙「アリスには今まで食べたことの無い味を堪能してもらいたいんだ」
   アリス、この言葉に驚く様子。
咲夜「なるほど! ここのお店の味は、アリスは知ってるわけね!」
アリス「店の味って……材料屋だけど……」
咲夜「全部じゃなくても、どれか1つでも奇抜な材料があればいいんじゃない?」
アリス「……その、奇抜な食材を食べるのは私なんだけどー」
魔理沙「あ、そうだ!」
咲夜「どうしたの?」
魔理沙「タマゴも無かったよな?」
咲夜「そうね」
魔理沙「買ったのではなく、産みたてなんかどうだ?」
アリス「誰が産むの?」
咲夜「魔理沙が産むの?」
魔理沙「私は鳥ではない。だが、鳥の知り合いはいる」
咲夜「夜雀(よすずめ)ね!」
アリス「ちょっ! 食材の出所は知っときたいから、私も付いてく!」
   3人、箒で飛んで移動。

○花畑・まだ昼でしょ多分
   3人、ミスティアを襲っている。
ミスティア「ぎゃーーっ!!」
魔理沙「待てーーーーっ!!」
咲夜「おとなしく卵を産んでくれれば危害は加えないわ!」
   咲夜、ナイフをいくつもミスティアへ飛ばす。
   ミスティア、涙目になりながら、
ミスティア「無理無理無理っ! 産めない! というか危害すでに加えてるじゃないかー!」
アリス「……」
魔理沙「ちょこまかと! ええい!! マスタースパーク!」
   魔理沙、マスタースパークを発射。
   花畑のひまわり、一部が消し炭にされる。
   幽香、涼しい顔ながら怒った様子で現れる。
幽香「あらー? 面白い花火を上げる輩(やから)がいると思ったら……懐かしい顔ね」
魔理沙「なっ!? 幽香」
アリス「魔理沙!」
咲夜「どうやら厄介なところに紛れ込んだようね」
   ミスティア、走って魔理沙たちから逃げる。
ミスティア「ひーーーーーーーーーっ!!」
幽香「お久しぶり、魔理沙。ところで、あれが何か説明してくれない?」
   幽香、(多分)消し炭にされたひまわりを指指す。
魔理沙(咲夜、アリス) //小さい声という意味と思われ
咲夜(うん、わかった)
アリス(みんな無茶しないで)
幽香「どうしたの? 答えられないの? なら……答えられるようにしてあげるわ!!!」
   幽香、傘を持った手を振り上げる。
魔理沙「咲夜!」
   咲夜、幽香の背後に瞬間移動。
咲夜「はい、タネ無し手品でございま~す。幻在「クロックコープス」!」
   咲夜、多数のナイフを発射。
   幽香、傘を開きそれを弾く。
幽香「フン」
   魔理沙、幽香の背後に移動し、
魔理沙「恋符「マスタースパーク」!」
   幽香、魔理沙の背後に移動。傘の先端を魔理沙の背中に当てる。
幽香「あらハズレよ。お返し、マスタースパーク」
   幽香、マスタースパークを発射。
魔理沙「うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
   アリス、涙を浮かべながら、
アリス「魔理沙ぁぁぁあぁぁーっ!」

○多分・立教大学・厨房もしくはその付近・気絶したし夕方近いかな

 

[追記]

 俺に東方の知識が追加されて、ここでのBGMがヴワル魔法図書館であることに気がついたため、ここの場面はパチュリーの図書館である可能性が高い。ただし、だとすると魔理沙がアリスに「出てって下さい」と言うのはおかしく、魔理沙こそが図書館から出て行って厨房に向かう必要がある。

 BGMは別に関係なかったのかな……?


   アリス、ソファに座って気絶した魔理沙を膝枕している。
   魔理沙、目を覚ます。
魔理沙「う、うーん……アレ? ここは?」
アリス「魔理沙!?」
小悪魔「気付かれたんですか?」
咲夜「おはよう魔理沙」
魔理沙「幽香は?」
咲夜「花畑を荒らしたのは私たちです。ごめんなさい。と言ったら許してくれたわ」
魔理沙「そーか……うん、よし! 次は勝とうぜ!」
咲夜「何気にタッグを組もうとしないで」
アリス「そうよ! もう危ないからやらないでね!」
小悪魔「そーですよー、もしリベンジするにしても、私は巻き込まないで下さいね~」
魔理沙「お前には100年早い」
小悪魔「ひどっ!」
   魔理沙、アリスの膝枕から起き上がり、アリスを見つめる。
魔理沙「アリス……、そーだな、自重するよ」
アリス「うん!」
咲夜「それでは、お菓子作りを始めましょうか」
小悪魔「そーですね」
魔理沙「というわけで、プレゼントされる人は出てって下さい」
   魔理沙、アリスを部屋の外へと押す。
アリス「はい! ……あ、出て行く前にコレを!」
   アリス、籠に入れた卵を魔理沙に渡す。
魔理沙「これはどうしたんだ?」
咲夜「気絶したあなたを連れ帰る途中で、蓬莱人に会ったの」
魔理沙「永琳?」
咲夜「そう、たまごを探してるって事情を話したら、恵んでくれたのよ」
小悪魔「永琳さんのたまご? 大丈夫ですか?」
   アリス、何かを読みながら、
アリス「地獄カラスのたまごinビックリセット! だって」
小悪魔「びっくり?」
魔理沙「危険そうな……」
アリス「なんでも……5個中、1個がハズレだって」
小悪魔「こわっ!?」
魔理沙「ハズレはどうなるんだ!?」
咲夜「割ってみてからのおたのしみね」

○絵で描写されてるので確実に厨房
   魔理沙と咲夜と小悪魔、クッキーを作っている。
小悪魔「魔理沙さん、お湯ください」
魔理沙「おう、粉と混ぜるのか?」
小悪魔「混ぜないで下さい!! バターを湯せんするんです!」
咲夜「天ぷらじゃないんだから」
   咲夜、魔理沙の頭を小突く。
魔理沙「クッキーの天ぷら?」
小悪魔「気持ち悪いです」
咲夜「じゃあ、わたしはチョコを溶かしておくわ。魔理沙、こっちにもお湯」
魔理沙「よっしゃ!」
   魔理沙、お湯を直接チョコにかけようとする。
咲夜「だからお湯を入れるな!」

○同・厨房
   小悪魔、卵を割ろうとしている。
   3人、不安そうな表情。
小悪魔「で……でわ、たまごを入れます」
魔理沙「ドッキドッキ」
咲夜「ごくり」
小悪魔「ここは思い切って……」
   小悪魔、1つ目の卵を持ち上げる。
小悪魔「えい!」
   小悪魔、卵を割る。
   卵、ピンクの煙を出す。
   3人、痛さで涙目になる。
小悪魔「ゲホゲホガハゲホッ!」
魔理沙「ぐぇーーーー、か、辛い~~~っ!?」
咲夜「けほけほ……からしの~霧~」
魔理沙「ひっどいぜ(げほげほ)」
小悪魔「ギャー、目が~目が~」

○同・厨房
   小悪魔、2つ目の卵を割ろうとしている。
小悪魔「では、気を取り直して、他のたまごを入れます」
   小悪魔、ボウルに卵の中身を入れる。
魔理沙「それは大丈夫なのか?」
咲夜「味見したら?」
小悪魔「怖くて出来ません!」

○同・図書室
   アリスとパチュリー、本を読んでいる。
   パチュリー、アリスを見つめる。
アリス「なによ? 顔に何か付いてる?」 //「何」を「なん」と発音
パチュリー「な、なんでもない(アセアセ)」
   パチュリー、本で自分の顔を隠す。
パチュリー(死相が見えた気が……) //これは心の声という意味と思われ

○同・厨房
   3人、クッキーを作っている途中。
   魔理沙、湯を持ち歩いて、
魔理沙「お湯はいらんか~?」
小悪魔「もー要りません!」
魔理沙「ケチー」
咲夜「魔理沙、オーブンの用意!」
魔理沙「おう!」
   「チン!」SE、クッキーが焼ける過程を省略する。
魔理沙「さて、嬉し恥ずかし、チョコ落書きタイム!」
   小悪魔と咲夜、そのための右手を挙げて、
小悪魔&咲夜「おーっ!」
魔理沙「さて、何を描こうか?」
咲夜「オーソドックスに、愛の言葉とかどう?」
小悪魔「『君の瞳に映る、わたしが美しい!』というやつですね」
咲夜「ただのナルシストね」
魔理沙「え~と……『好きだよ』」
咲夜「わたしは顔を描くわ」
小悪魔「あっ! わたしもパチュリー様を描く!」
魔理沙「あっ! ちょっ!? それならわたしもアリスだ!」
小悪魔「そーいえば、チョコで描いても、固められなかったらベタベタなままですよね~」
咲夜「時を止めて凍結する?」
魔理沙「そしたら破壊不可能なクッキーになるぞ」
小悪魔「硬度10以上の難攻不落のクッキーですか!?」
魔理沙「それではヤバイのでこれを使う」
   魔理沙、チルノを連れてくる。
チルノ「魔理沙、あたいは何をするんだ?」
   咲夜と小悪魔、察する。
咲夜「なるほど」
小悪魔「冷えたら美味しそうですね」
   魔理沙、クッキーにチョコでアリスの顔を描く。
魔理沙「よっしゃああ! 完成だぜ!」
咲夜「うん、上出来!」
小悪魔「魔理沙さんおめでとうございます!」
   パチュリー、厨房に入ってくる。
パチェリー「騒がしいと思ったら、やっと完成したようね」
小悪魔「あ! パチュリー様! そうです! 出来たんです! だからコレを!」
   小悪魔、パチュリーに皿に盛ったクッキーを差し出す。
パチュリー「わっ!」
   パチュリー、驚く。
パチュリー「私の顔!?」
小悪魔「そーです!」
パチュリー「うまく描けてるわね」
小悪魔「ありがとうございます!」
   パチュリー、そのクッキーを食べようとする。
   小悪魔、驚く。
小悪魔「わっ!?」
   パチュリー、クッキーを食べる。
パチュリー「うん、美味しいわよ、小悪魔」
小悪魔「あ……美味しかったですか」
   咲夜と魔理沙、親指を立て合う。
咲夜「食べても大丈夫みたいね」
魔理沙「これで安心だぜ」
パチュリー「……何やら不安な会話が……」
魔理沙「パチュリー、アリスはまだ図書館か?」
パチュリー「あー、少し焦らすのもいいかもねって、博麗神社に行ったわ」
咲夜「逃げたのかしら?」
小悪魔「食べても大丈夫だって伝えないと」
魔理沙「そうだな! 行ってくる! いろいろアリガトなー!」
   魔理沙、本を投げ捨て(返し)駆け出す。
   小悪魔、本をダイビングキャッチ
パチュリー「本は大事に扱って!」
小悪魔「返すなんて珍しいです。感謝の気持ちですかね?」
咲夜「もー料理する気が無いだけかも。爆発したり、死に掛けたり」
パチュリー「危険ね」
小悪魔「普通、料理で命に危機は訪れません!」

○空中・背景青い空だしまだ昼?
   魔理沙、神社に向かっている途中。
   魔理沙、お空とぶつかりそうになる。
魔理沙「そーこーをーどーけーーっ!」
お空「うにゅ?」
   魔理沙とお空、激突。
魔理沙「いててて、どけって言ったろ空……」
お空「いたたたた、どけと言われてどくヤツがあるか!?」
魔理沙「普通はどくぞ」
お空「知らなーい」
   お空、魔理沙にあっかんべー。その場から去る。
魔理沙「なんなんだ? うん?」
   魔理沙、クッキーを入れた袋の中を確認する。
魔理沙「……あっ」

○神社・背景がピンクで時間がわからねぇ……
   霊夢とアリス、魔理沙を待っている。
霊夢「お、来たみたいね」
アリス「うふふふふふっ」
魔理沙「……アリス~」
   魔理沙、元気なさげに歩いて2人に近づいてくる。
霊夢「おや?」
アリス「どうかしたの?」
魔理沙「これ……」
   魔理沙、クッキーを入れた袋の中を2人に見せる。
   霊夢、砕けたクッキーを一片手に取る。
霊夢「ハートが見事に割れてるわね」
魔理沙「ごめんな、こんなプレゼントで。ハート形がんばったんだけどね、ハートのクッキーを、アリスに食べさせたかった……」
霊夢「魔理沙……」
アリス「……魔理沙」
魔理沙「うん?」
アリス「これ持って?」
魔理沙「お、おう」
   魔理沙、クッキー片の1つを持たされる。
アリス「それとこれ」
   アリス、別のクッキー片1つを持つ。
アリス「ね、こーして合わせると」
   2つのクッキー片、2人でくっつけてハート形に戻す。
魔理沙「あは、はーと☆」
   クッキーの絵、2人は幸せなキスをして終了の絵。
アリス「ほら、全然壊れてないよ。魔理沙の気持ち」
魔理沙「ありがとう、アリス!」
アリス「じゃあ、がんばったご褒美!」
   アリス、魔理沙の口にクッキーを持って行き食べさせる。
魔理沙「あんぐっ、おいひい」
アリス「おいしかったんだ!」
魔理沙「うん! おいしいよ!」
アリス「じゃあ、わたしも食べて平気だね!」
魔理沙「……」 //「あ」と発音
アリス「……」
魔理沙「わたしで毒見させるな! させるなら霊夢にしろ!」
   霊夢、怒った表情をする。
霊夢「待てコラガキ!」
アリス「アハハハハハハッ☆」

○立教大学・門の前・まだ明るいし昼だったわ
   美鈴、寝ている。
美鈴「グーグー」
   ナイフ、美鈴の頭に突き刺さる。
美鈴「ギャーー!」
咲夜「寝てるな!」
   ナイフ、頭から外れる。
美鈴「ごめんなさいー」
咲夜「どーして寝てるのかしら?」
美鈴「ごーめーんーなーさーいー」
咲夜「門番の仕事をちゃんとやりなさい」
   美鈴、敬礼をする。
美鈴「はい! がんばります!!」
咲夜「これからがんばってくれるのね?」
美鈴「はい!」
咲夜「じゃあ、がんばってくれるんなら、」
   咲夜、クッキーを美鈴の口に入れる。
美鈴「はぐっ……」
咲夜「プレゼント」
   美鈴、クッキーを食べる。
美鈴「……おいしい」
咲夜「そう、よかった☆」
美鈴「咲夜さん、すみません」
咲夜「なに?」
   美鈴、咲夜の頬にキスをする。
咲夜「あっ……」
   咲夜、赤くなる。
美鈴「お返しです」
咲夜「うん、ありがとう」

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