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【第16回】閑話休題:元法務大臣・牧原秀樹氏の「議員としての資質」について考える ― 経産省とのなれ合い、そして国民代表としての責任感とは?


補助金取消しをめぐる行政訴訟の真っ只中、今回は少し視点を変えたテーマとして「政治家の資質」について、私の個人的な見解とともに問題提起をさせていただきます。

その対象は、かつて経済産業副大臣や法務大臣を務め、2024年の衆議院選挙では落選となった 元衆議院議員・牧原秀樹氏 です。


■ なぜ、行政の問題を「見て見ぬふりをする」ような動きに見えたのか?

当社が支援していた複数の中小企業の補助金審査が、事務局の不透明な対応によって大幅に遅延し、事業運営にも深刻な影響が出ていた2022年冬~2023年春。

当時、地元のつながりを通じて牧原秀樹議員の事務所に相談を持ちかけました。彼はかつて経産省出身でもあり、事情を知る立場にあると考えたからです。

ところが、そこで返ってきた反応はこうでした。

「事務所に話をするよりも、中小企業庁 長官官房 総務課長と直接やりとりした方が早い」

※この総務課長とは既出の当社の実地検査のきっかけを作った可能性のある人物です。

行政における監督責任を持つ国会議員としては、本来、現場で起きている制度運用の不備を把握し、国会の場で是正を求めることが役割のはずです。

それにもかかわらず、あくまで“一庶民と官僚で話してまとめろ”という対応は、私個人の印象では、国会議員である彼が担うべき仕事を放棄して、一庶民である私が国と立ち向かえという**「不正を見て見ぬふりする」**表れのようにも感じられました。

他の支援者の方も、不当な扱いについて地元選出の議員に相談した方が多数いますが、他の方はしっかりと「なぜダメだからこうしましょう」とか「あまりにも中小企業庁の説明がおかしいので是正しました」というものでしたので、ギャップがあります。
※あくまでこれらの件は公募申請時に採択させろと圧力をかけたものではなく、おかしな最低を交付審査や実績報告で行ったことによる抗議です。


■ 経産省出身という“なれ合い”体質?

牧原氏は経産省出身であり、副大臣や政務官としても省内に強いネットワークを持っていたことは、政治的にも実務的にも価値のあることだったと思います。

しかし、当方の相談の中でも、牧原氏は中小企業庁の職員を**「私の仲間」**などと表現し、完全に“内輪”の感覚を抱いている印象を受けました。

もちろん、そうした親しみは信頼関係の証かもしれませんが、それが行き過ぎると「行政のチェック機能」が失われる危険性もあります。

とくに今回のように、補助金行政の透明性が問われている中で、国会議員が“第三者”の視点を欠いてしまうと、救済されるべき事業者の声は届きません。

もちろん先の投稿でも説明した通り、牧原事務所の秘書からは「おたくがあんまりうるさいから目を付けられている」という発言からも、仲間に迷惑をかける敵とか国側の職員の当社に対する言われもない印象を真に受けてのことかもしれません。


■ 法務大臣時代の言動にも疑問符

さらに、牧原氏の政治家としての振る舞いには、これまでもいくつか疑問視される言動がありました。

  • 法務大臣時代の失言問題(記者会見での発言など)

  • 埼京線の人身事故で地元に帰るのが遅れるとXで発言したこと

  • 旧統一教会との接点を公表していなかったこと

  • 補助金の制度改革に対して積極的な発信が少なかった点

これらを合わせて考えると、「なぜ2024年の選挙で落選したのか?」という問いに対して、ある意味では“国民の判断は冷静だった”のかもしれないと感じています。


■ 政治家の「本来の役割」とは?

改めて確認しておきたいのは、国会議員の最大の役割は、立法府として行政をチェックする“国民の代表”であることです。

国民の血税を預かる補助金制度において、その運用が恣意的であったり、不当な処分が下されたりしているならば、それを正すのが議員の責務ではないでしょうか。

そして、それは「仲間を守る」のではなく、「制度の正義」を守る姿勢こそが信頼を呼ぶのではないかと、私は信じています。


■ 最後に(あくまで個人的見解です)

この記事は、あくまで私個人の経験と印象に基づいた感想であり、事実関係については今後も冷静に検証されるべきです。

ですが、少なくとも「公正であるべき政治家」が「特定の省庁と親しすぎるがゆえに、監督機能を果たさない構造」については、今後も社会的な議論が必要だと考えます。

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