【ブラックマンデー到来……あらためて投資の残酷さについて語る】
イケハヤです、おはぎゃーございます!!!!
今日の金融市場は大変なことになっています。
リーマンショック、コロナショックと並ぶレベルの暴落になりそうな雰囲気、、、というか、そのレベルまで片足突っ込んでますね……。
さて、こういう大きな暴落が起きるたびに、ぼくは投資スタンスを確認する機会にしています。
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今回の暴落、専門家によっては「コロナショック並みか、それ以上」とも言われています。
コロナショックは2020年、もうずいぶん昔のことのように感じますが、あの時も株価や仮想通貨はガツンと下がりました。
(コロナショックから約1ヶ月半後の日経記事より)
でも、その後どうなったか覚えていますか?
世界中が金融緩和に踏み切って、結果的に株価はむしろ上がったんですよね。
まさかの「コロナバブル」到来です。
ということは、あの暴落時に勇気を出して買えた人は、その後、ものすごく資産を増やしたわけです。
もう少し遡ると、ぼくが新卒でサラリーマンになった 2008 年から 2009 年にかけては「リーマンショック」がありました。
いうまでもなく、そのときも同じで、あそこで買い向かった人は大きな利益を得ています。
今回の暴落も、長期的に見れば「買い場」なのでしょう。
ぼくは現金ポジションを残していたので、ぼちぼち仮想通貨を買い増ししようと思います。
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こういう厳しい状況は、投資家としての「答え合わせ」の時間でもあります。
もし、今日の暴落でパニックになっているとしたら、それは残念ながら、投資家としてはまだ未熟です。
シンプルに「リスク管理が甘い」のです。
悲しいことですが、こういう暴落局面では、必ず「市場から退場」してしまう人が出てきます。
実際、しばしばこういう暴落時に
「投資で失敗してしまって、首が回らなくなってしまいました。私が持っているNFTを買い取ってもらえませんか?」
という連絡がくるんですよね……。
こういう相談を受けるたびに、ぼくは(口には出しませんが)正直、「この人、まったくリスク管理できてないな……」と思ってしまいます。
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ぼく自身はどうかというと、たしかに今日の暴落で資産は目減りしています。
でも、それでパニックになったり、生活に困窮して大事な資産を投げ売りしたりするような状況には、まったくなっていません。
なぜなら、まだ十分に「含み益」が残っているからです。
たとえば、ぼくは 2017 年くらいから、いわゆる「S&P500」みたいな先進国株式のインデックスファンドをコツコツ積み立てています。
当時の基準価額は今よりずっと低いですから、いくら今日下がったとはいえ、トータルで見ればかなりのプラスです。証券口座にログインすれば、それは明らかです。
だから、ぼくは焦る必要がない。
「ああ、下がってるな。まあ、こういうこともあるよね」くらいに構えていられます。
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これはなかなか残酷な話でもあります。
ぼくと同じインデックスファンドを買っていても、たとえば去年の「新NISA」開始に合わせて投資を始めた人や、今年の頭に始めたばかりの人は、今の暴落で「マイナス」になっている可能性が高いですよね。
同じ投資対象なのに、始めた時期が違うだけで、暴落時の精神的な余裕度がまったく違う。
かたや含み益で余裕綽々、かたや含み損で不安いっぱい。
これが投資のリアルであり、残酷さ、あるいは「通過儀礼」です。
そして、さらに残酷な話をしましょう。
こういう暴落局面で、「現金ポジション」、つまりすぐに使えるお金を持っている人は、安くなった資産を「買い増し」することができるんです。
ぼくは今回、ちゃんと現金を残していました。コロナショックの時に、もっと買い増ししておけばよかった……という反省があったからです。
つまり、ぼくのような投資家にとっては、大規模な暴落は「絶好の買い場到来」でもあるわけです。
ワクワクとまでは言いませんが、「さて、何を仕込もうかな?」と、むしろ少し前向きな気持ちにすらなっています。
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今日の状況は、まさに投資家としての「答え合わせ」のタイミングだと言えます。
パターン A: 含み益が十分にあり、現金ポジションもあるので、冷静に買い増しを検討できる人。
パターン B: 含み損を抱えて不安だけど、生活に影響はなく、長期投資の信念で耐えられる人。
パターン C: 最近投資を始めていきなり含み損になり、「もう投資なんてやめようかな……」と思っている人。
パターン D: レバレッジをかけた取引(FX など)で大きな損失を出し、パニックになっている、あるいは退場寸前の人。
もしあなたがパターン C や D に近い状態なら、まずは今回の経験を真摯に受け止め、自分の「リスク許容度」を完全に見誤っていたことを反省する必要があります。
そして、投資との付き合い方を見直すべきです。
一方で、パターン B のあなたは、長期投資の正念場です。
特にオルカンなどに長期投資している場合、ここで積立をやめてしまうのは、個人的にはおすすめしません。
ぼくは、世界の経済は長期的にはまだまだ成長していくと信じています。
今回のショックが、たとえばトランプさん(あるいは市場そのもの)による「過熱感の調整」「ふるい落とし」だとしたら、むしろ健全なプロセスとも言えます。
ビジネスマンであり投資家でもあるトランプさんのことですから、きっと経済を成長させるためのシナリオを描いているはずです。
自戒を込めて、あえて辛辣にいうと、このくらいの暴落で振り落とされるようでは、まだまだ投資家としてはレベルが低すぎます。
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今日のような相場は、自己点検の機会です。
・自分はどれくらいのリスクを取るべきなのか?
・どんな投資対象(インデックス、個別株、仮想通貨、不動産etc……)が自分に合っているのか?
・自分の投資スタンスは、短期寄り、あるいは長期寄り、そのバランスは健全か?
・このレベルの暴落時に、冷静でいられるか?
こういう問いを自分に投げかけ、ある種の「他山の石」として、今後の投資戦略をより良いものにしていく。
それが、暴落から学べる最大の教訓なのです。
最後に補足すると、投資で失敗するのは、特別なことではありません。
ぼくも何度も何度も失敗して、何千万円も損切りして、ようやく今のスタンスに行き着きました。
自分にあった投資スタイルを見つけていく、長い旅だと思って、楽しめる範囲で楽しんでいきましょう。
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なんにせよ、自分にできることをコツコツと頑張るしかないですね。
水滴が石を穿つがごとく、今日もコツコツがんばりましょう〜。