野々市市の中学校いじめで報告書 第三者委が提出

おととし、野々市市の中学校に通う生徒がいじめを受け、法律で定める「重大事態」にあたるとして調査してきた第三者委員会の報告書がまとまり、31日、市の教育委員会に提出されました。

31日は、野々市市役所で第三者による調査委員会の委員長を務める金沢弁護士会の小島次郎弁護士が、教育委員会の大久保邦彦教育長に報告書を手渡しました。
市の教育委員会ではおととし4月に市内の中学校でいじめがあったという報告を受け対応を検討した結果、いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」にあたるとして、法律の専門家などによる調査委員会を設置していました。
教育委員会はこれまで事態の詳細を明らかにしていませんが、報告書を受け取ったあと大久保教育長は、「しっかり拝読して内容を精査した上で委員会から指摘や提言があったことについて真摯に受けとめて学校関係者にも共有し、再発防止に取り組んでいきたい」と話していました。
また、調査委員会の小島委員長は「調査委員会として事実経過や関係者の関与など再発防止のためにどんなところを気をつけるべきだったのかを調査・検討して提言している」と話していました。
報告書の公表について教育委員会は、保護者と相談した上で決めるとしています。

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